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スティング『My Songs』ジャパン来日公演に参戦!

4年ぶりの来日公演となったスティング。「My Songs」ジャパンツアー2023として、広島、大阪、東京、名古屋の4都市を巡るが、3/11に東京有明アリーナで行われた東京初日公演に参戦した。会場となった有明アリーナは、昨年夏から本格的にイベント会場として使用されるようになったが、まさに昨年の夏に参戦したビリー・アイリッシュのライブで初めて訪れて以来の有明アリーナである。

スティング自身は4年ぶりの来日だが、僕は前回観にいけなかったので、スティングを生観賞するのは2011年に大阪フェスティバルホールで開催されたクラシックとコラボした『Symphonicity Japan Tour』以来、実に12年ぶりである。

オープニング・アクトはとして、まずはスティングの息子ジョー・サムナーが公演開始時間ジャストの19時に登場。ジョーはどこかお父さんのスティングにも似たところがあるが、全体的には背も高く、スティングよりもかなり大柄という印象。今回の来日時にBillboardでライブを行うが、「Jellybean」「Hope」といったオリジナル曲をギター1本で歌い、得意な日本語でのMCでも楽しませてくれたので、約20分くらいでとても感じの良いオープニングであった。

そして短いインターバルの後、いよいよスティング・バンドが登場。スティングは今年71歳。もうそんな歳になってしまったかと、時の流れと自分の年齢なども改めて噛みしめてしまったが、でも71歳にしてはとても引き締まった印象だし、あまり昔と変わらない。そして、今回何よりもその歌声の声量が衰えていなかったのが嬉しかった。スティング、健在であった。

今回のセットリストは下記全22曲。『My Songs』だけあって、ポリス時代、そしてソロの名曲の数々を披露してくれた。

1. Message in a Bottle
2. Englishman in New York
3. Every Little Thing She Does Is Magic
4. If It’s Love
5. Loving You
6. Rushing Water
7. If I Ever Lose My Faith in You
8. Fields of Gold
9. Brand New Day
10. Shape of My Heart
11. Heavy Cloud No Rain
12. Seven Days
13. Mad About You
14. What Could Have Been
15. Wrapped Around Your Finger
16. Walking on the Moon
17. So Lonely
18. Desert Rose
19. King of Pain
20. Every Breath You Take

21. Roxanne
22. Fragile

オープニングはポリス時代の名曲、「Message in a Bottle(孤独のメッセージ)」。続く「Englishman in New York」「Every Little Thing She Does Is Magic」ではメンバーによるハーモニカが大きくフィーチャーされ、「クチブエという日本語を覚えた」というMCで笑わせて、「If It’s Love」を歌い、さらに「Loving You」「Rushing Water」と、最近作『The Bridge』にスポットを当てたセクションをじっくりと聞かせてくれた。

個人的にとても懐かしいスティングソロの名曲「If I Ever Lose My Faith in You」、そしてガット弦のギターで美しいソロを聞かせる「Fields of Gold」と続き、ハーモニカが印象的な「Brand New Day」、そして再びガット弦のギターに戻り、叙情的な「Shape of My Heart」を演奏。そして、コーラスのパワフルな女性が印象的であった「Heavy Cloud No Rain」から「Seven Days」、Mad About You」と進行。

この後スクリーンにNETFLIXで配信されたアニメシリーズ『アーケイン』からの映像が写し出され、アニメに曲を提供した「What Could Have Been」をじっくりと歌い上げた。そして、更にはあのポリス時代の名曲、「Wrapped Around Your Finger」。

コンサートも終盤は畳みかけるようにポリス時代の名曲を見事にラインアップ。「Walking on the Moon」、「So Lonely」、そしてDesert Rose」を挟んでポリス最大のヒットアルバム『Syncronicity』から、大ヒット曲「King of Pain」と80年代を代表する名曲、「Every Breath You Take(見つめていたい)」を、まるでメドレーのような形で聴かせていく(この2曲にはジョー・サムナーもボーカルで参加)。ここはライブで最も盛り上がった瞬間となった。

アンコールは、ポリス初期の傑作で、ライブには欠かせない名曲「Roxanne」で開場は大盛り上がり。そして最後はまたまたガット弦のアコースティック・ギターを手にしたスティングが感動的な名曲「Fragile」を演奏。あの美しいアコースティックギターの音色を余韻に、約1時間半のライブは終了した。

今回、12年ぶりにまた元気なスティングの姿を生で観ることが出来たのは本当に感動的であった。しかしスティングも71歳。まだまだ元気そうだし、病気などの話も全く聞かないので、これからも頻繁に来日して欲しいものだが、それでも実際には後何回来日出来るかわからないし、チケットが取れるかどうかもわからないので、今回は個人的にはじっくりとスティングの雄姿を目に焼き付けるつもりで挑んだライブという意味で、特別なライブとなった。

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