カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【インド・ネパールカレー】THE HERB(本郷)

2009年12月18日 20時00分49秒 | ネパールカレー








 「学生街にはカレー屋が多い」と言われていますが、その中でもとりわけ多くのカレー屋が集うのが本郷三丁目を中心とする本郷地区です。

 『プティフ』や『アルルカン』といった欧風カレーの名店から、『ルオー』や『万定フルーツパーラー』、『カフェテラス本郷』といったカレーの美味しい喫茶店、『ムンバイ』や『ダージリン』といったインドカレーの名店などを筆頭に、各ジャンルのカレー屋が街中に適度な間隔を以て散在する、東京を代表するカレータウンです。特に最近はインド系料理店の台頭がめざましく、丸ノ内線本郷三丁目駅前の『ナマステ』や『サモサ』、大江戸線本郷三丁目駅横の『パーラス』など、街中いたるところで「インド・パキスタン料理」の看板をみかけるようになりました。

 この『THE HERB』も、そんな新興インド料理店の一つ。ある日、この界隈にあるクライアント先に向かう途中、ひっそりと営業しているのを発見して以来、訪店のチャンスをうかがっていたお店です。店内にエベレストの写真があることからネパール系の方が営むお店なのかもしれません。

 訪れたのは15:00すぎという、思いっきり中途半端な時間帯。一般的な飲食店ならばランチタイムも終わって中休みとなる時間帯ですが、嬉しいことにこのお店は17:00までがランチタイム。カレー激戦区ならではの嬉しい時間設定だと言えるでしょう。

 もちろんこの時間帯だけに、店内に先客の姿はなし。採光の良い窓際に席を確保し、メニューを開きます。ランチメニューは以下の通り。

《Aセット》:カレー1種とナン&ライス、サラダ、ドリンク――¥780
《Bセット》:カレー2種とナン&ライス、サラダ、タンドリーチキン、ドリンク――¥980
《Cセット》:カレー2種とナン&ライス、サラダ、タンドリーチキン、フィッシュティッカ、ドリンク――¥1,200
《Dセット》:カレー3種とナン&ライス、サラダ、タンドリーチキン、フィッシュティッカ、ドリンク――¥1,500


 カレーはチキン/マトン/野菜/日替わり/シーフードのいずれかをチョイスするようになっています。もちろん選ぶは好物のマトン。ちなみにこの日の日替わりはサグチキンカレーでした。これも好物なのですが、マトンの魅力の前には抗えず(笑)。それにしてもシーフードカレーがランチカレーとして選択できるようになっているのは珍しいですね。次回ぜひとも試してみたいと思います。

 オーダーを告げて待つことしばしでカレー到着。おお、ライスの盛りがいいですね。本当はナンもセットされるのですが、この日は断然ライス気分なので、ナンを外してその分ライスを多めにしてもらいました。ちなみにナンもライスもおかわり自由。腹ぺこヤングにとっては嬉しすぎます(笑)。

 それにしても美しい色合いのカレーですね。辛みの強いマトンカレーらしく実に鮮やかな赤色。その上でさら辛くしてもらっているので表面にチリペーストの模様も見えます。自分にとってもっとも“そそられる”色合いのカレー。我慢できません。さっそくいただくことにしましょう。

 やや強い甘みを感じ、すぐにマトンカレーらしい酸味と強い辛さが追いかけてきます。そして豊かなスパイスの風味が口いっぱいに広がり、スッとノドを通っていく。マトンも柔らかく煮込まれていて臭みも適度に抑えられています。これは文句なしに美味しいカレーです。
 なによりも素晴らしいのは、ご飯が丁重に炊かれており、しっかりと米が“立っている”こと。お米の一粒一粒に空気が行き渡り、軽やかな食感でこのカレーに実に合っています。さぞや丁重な仕事が成されているのでしょう。非常にレベルの高いカレー屋だと感じました。

 そんな美味しいカレーとご飯の相乗効果で、あっという間にライスを食べ終えてしまいました。あまりにも美味しいライスだったので、ついつい「お代わり! 大盛りで」と頼んだのですが、来てみてビックリ。ココイチの1000gはあろうかという激盛りでやってきてしまいました(笑)。

 頼んだ以上は残すわけにはいきません。かなり苦戦するも、ライスの美味しさに助けられてなんとか完食。先に食べたライスでも400g近い盛りだったのでさすがにダウン寸前。次回からは気をつけることにします(笑)。

 カレーも美味しいですし、盛りも抜群。いいカレー屋と巡り会うことができました。ぜひこれからも贔屓にしていきたいお店です。ご馳走様でした。


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