いよいよ今年も残すところあとわずか。 本日はいつもお世話になっている業界新聞の編集長と2人で、お気に入りのネパール料理店でダルバートを食べて1年を締めくくることにしました。そのお店とは2年ほど前に訪れた平井の『GURUNG』。グルンといえば勇猛果敢なグルカ兵であり、そのシンボルであるグルカナイフ。ということで、その店名が示すように、かなり本気のネパール料理屋さんです。 もちろん頼んだのはダルバート。それと、せっかくのネパール料理店なのですから、モモも追加。ちなみにダルバートですが、ここでは「ネパールセット」という名前で供されています。主食はナンかライスの選択式。もちろんダルバートということでライスにしてもらいました。と、こう書くと様式に合わせた“こだわりチョイス”のように受け取られるかもしれませんが、実際のところは単にライス党なだけだったりします(笑)。 ダルバートを待っていると店内がもうもうたる煙で包まれてしまいました。どうやらチキンティッカを焼いた煙が換気扇がないために排気されず、店内に滞留してしまっているもよう。「うぷぷ」ともがいていたら、店員さんが入口のドアを開けて強制排気を始めました。おかげでかなり空気はクリヤーになりましたが、今度は寒い寒い(笑)。3年ほど前に訪れた西大島の『スワガツ』で同様の状況になったことを思い出しました(あそこもいいお店でした)。 さて、ダルバートですが、ダル(豆のカレー)、チキンカレー、タルカリ(カレー味のおかず)、アチャールがその内訳です。これに別皿でサラダが付きます。ライスは長粒米ではなく我がジャポニカ米。前回ランチで訪れたときはインディカ米だったのですが……。 ダルはキリリとした塩味が効いた理想的な味。チキンカレーも肉がたっぷりしているのと、思ったよりも塩分控えめな味で、ダルとのバランスがとれてます。とりあえず、ダルバートらしい食べ方を実践すべく、アチャールもタルカリも含めてまとめてライスの上に乗っけて、軽く混ぜ混ぜして口に運びます。うん、おいしい。インドやパキスタンのカレーとは異なり、全体的にあっさりとしているので、単体で食べるよりも全部を混ぜ混ぜした方が味が引き立ちます。各々の料理の味付けもそうした状態で食べて調和が得られるよう、味の強弱が付けられていますしね。計算された味、といったところでしょうか。 そうやってダルバートをハフハフと食べているとモモ登場。 皮が破けてしまっているのはご愛嬌(笑)。見た目通りのいわゆる「餃子」ですが、スパイシーなピリ辛のタレに浸けた途端に餃子からモモになります。見た目もプレーンな状態の味も紛れも無い餃子なのですが、ピリ辛のタレが一気にネパール色に染め上げてくれます。すんごくおいしい。ああ、もっと食べたいなー 全部食べ終わって、「なんとなく口寂しいなー」ということでサモサも追加。編集長とあんな話題やこんな話題で会話に花を咲かせ、気がつけば閉店時間ギリギリ。ちなみに後から家族連れやインド系のカップルなども入ってきて、店内は程よい活気に包まれていました。地元の人に愛されているお店なんですね。そういえば、前回訪店したときも、先客は2世代の家族連れでした。料理の味だけでなく、終始ニコニコと愛想のいい店員さんの人柄なども人気の秘密なのでしょう。外は身を切る寒さですが、少しだけ温かい気分で家路に着くことができそうです。 |
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