カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【駅そばカレー】常盤軒 京浜東北線中央店 (品川駅)

2012年01月25日 19時19分43秒 | そば屋・立ち食いそば屋カレー






駅そばカレー好きの間では、ちょっとばかり知られたお店です。
JR品川駅を利用する人なら、ホーム上に漂うスパイスの芳しき香りに「ピクン」と反応したことがあるかもしれません。そして突然に「ああ、そういえばカレーが食べたいなぁ」という気分にさせられたことが一度はあることでしょう。かくいう自分もそのクチですが、なぜかこのお店の前を通るときに限って一刻を争うような状況が降り掛かっていたりして、なかなか暖簾を手繰ることができずにいました(イヤ、ホントに)。実はこの日もそれに近い状況だったのですが、異常にカレー気分が高まっており(朝に自作カレーを食べたばかりでしたが)、気がついたらドアをくぐって厨房のおじさんに「カレーライスください」と告げていました。

立ち食いそば屋の例に漏れず、ここも頼んでから供されるまでの時間が短いです。しかし目の前に置かれたカレーは立ち食いそば屋のカレーとは完全に一線を画すかなりリッチなルックスでした。まず、皿が大きく、ボリュームがある。ルウの色も一段深く美しい照りもある。そして大ぶりなブロック肉がこれでもか、というほどに入っています。漂ってくる香りも実に芳しい。



味の方ですが、見た目通りの深い味わいです。立ち食いそば屋カレーの常識を打ち破ってやろう、という意欲をひしひしと感じますが、一方でどこかそば屋らしい風味も確かに感じられ、オーダーを告げて待つことなく食べられる迅速性などと相まり、結果としてちゃんと立ち食いそば屋のカレーライスとして成立しています(あくまでも自分の主観ですが)。そして大量に入れられた「肉」。さすが¥530という、立ち食いそば屋のカレーにしては高めなだけあって、存在感抜群のいいお肉です。それがカレー専門店でもお目にかかれないほど大量に入っています(あくまでも自分の主観ですが)。「食べても食べても肉が減って行かない」という状況を、まさか立ち食いそば屋さんのカレーで迎えるとは思っても見ませんでした(笑)。

ということで夢中で食べ食べ、しっかりと満腹感を感じつつ完食です。噂に違わぬ立ち食いそば屋カレーの意欲作にして野心作。とっても美味しかったです。


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