![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そばが主役の立ち食いそば屋さんでは日陰者扱いのカレーライスですが、ここでは堂々と主役を張っています。サラリーマンはもちろん、マダム、学生、おばあちゃんまで、老若男女問わず様々な人がカレーライスを食べているんですよ。もちろん立ち食いそば屋さんだけにそばを食べている人も多いのだけれども、カレーライスを食べている人だって負けちゃあいません。これまで数多の立ち食いそば屋さんでカレーライスを食べてきましたが、ここまでそばを啜る人とカレーライスを頬張る人の数が拮抗しているお店ははじめて。なんて素敵な光景なんでしょう。 さて、感動ばかりしてもいられないので自分もこの中の一員となって名物カレーをパクつくことにしましょう。やや気張り気味にカウンターのおばちゃんに「カっ、カレーライスください」とオーダーするも、「後ろの食券機で券買ってくださいね~」とたしなめられて小さく赤面。焦がれ続けた万代バスシティカレーを目前にして、少々焦りすぎてしまったようです。落ち着かねば。 カレーライスですが、「ミニカレー(¥370)」「カレーライス(¥460)」「大盛りカレーライス(¥530)」と3つの種類があります。美味しいことはまず間違いないので大盛りにしようかとも思ったのですが、初訪店ということもあってここは無難に並盛り¥460にしておきました。その券をカウンターに置くと待たずして皿に盛られたカレーが手渡されます。その瞬間に鼻腔をくすぐるなんともいい香りが。ここれはたまりません。 立ち食い用のカウンターは満員だったので、他のお客さんに倣ってお店の前のベンチに座って食べることにします。隣のお兄さんももりもりと美味しそうにカレーを頬張っていますね。さらにその隣の年配サラリーマンも同様。重ね重ね実に素晴らしい光景です。ささ、いただきましょう。まずは一口―― おお、これは美味しい! 和風だしの風味がしっかりと効いたそば屋カレーの王道的な味。しかしながら、それだけにとどまらない濃厚なコクを持っています。聞けば和風だしに白濁するまで煮込んだトンコツスープをブレンドしているとのこと。これで炒ったカレー粉を延ばして作るとこの極上カレーの出来上がりというわけ。なんとも手の込んだカレーです。しかもすべて手作りだというのだから恐れ入ってしまいます。 真っ黄色な見た目から、辛さの方は至ってマイルドなものを想像されるかもしれませんが、これが意外にもピリリと抜ける辛さがあるんですよ。チリパウダーの辛さではなくペッパー系の心地よい刺激で、一般的なお店ならば《辛口》と称して出てくる辛さです。スパイスもきちんと立っていて、「刺激のないカレーなんて」という辛口派も満足すること請け合い。人気が出るのも十分に頷けます。 有楽町の『新角』や『ゆで太郎』と同じく鰹だしが効いた和風カレーの王道を行く味。こうしたカレーに出会いたいからこそ、訪れる土地土地で立ち食いそば屋の暖簾を手繰っているわけです。そういった意味では、今回の訪店は、さらなる立ち食いそば屋カレーへの強い探求心・求道心を喚起させる大きな刺激となりました。いやぁ、本当に美味しかった。 PS: あまりに美味しかったので、カウンターで売っていたレトルトも購入。1箱¥525と高めですが、家でもこの味を楽しめるのならば惜しくはない、ということで2箱購入。早く食べたいなあ。 |
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