プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

季節について

2011-10-01 21:28:35 | Weblog
季節のとらえ方について

季節をどうとらえるか。日本の四季を、図に表してみるとどういうモデルになるか。

熱力学で、エントロピーのところででてくるカルノーサイクルの図は、下のようなものである。



これにならってみると、季節はこのように表すことができるのではないか。



立春は2月のはじめ。つまりはまだ寒い時期に、季節は春へと移り変わる。
立夏は5月のはじめ。
立秋は8月のはじめ。夏の真っ最中に、季節は秋へとかわる。
そして立冬は11月のはじめ。

つまりは気温が上がりきった時に、季節は既に秋にかわり、気温が下がりきったときに、季節はすでに春となるのである。

これはあくまで暦上のことであるが、この暦上の季節というものは、いうまでもなく俳句の季語と密接な関係がある。

そしてさらに考えることは、季節(四季)というものはあくまで位相(フェイズ:phase)のことであり、実際は季節は4つ以上あるのではないか、ということである。

それは、季節を表す日本語をみてもわかる。

新年→早春(春先)→春→初夏→梅雨→盛夏→晩夏→残暑→初秋→秋→晩秋→初冬→冬→厳冬
などである。

最近は異常気象が当たり前になってきて、暖冬や寒冬、空梅雨、猛暑などがある。

気象・気候は人々の生活の様態、着衣などに如実に影響を与える。

最近では、小売り業界から季節感を与えられるケースも多い。

10月を過ぎれば、来年のカレンダーや手帳が店頭に並べられ、クリスマスの文字も並ぶ。

「季節」はいまや消費を刺激するための重要なキーワードのようだ。


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1 コメント

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発想に合点 (ミイバーです)
2011-10-02 20:34:24
とってもおもしろい観点から季節の変わり目をみていますねえ~

季節の表現を文字にして並べてみると日本語の細やかさをあらためて感じましたって事で次回は遊星さんの「5.7.5」に期待しております
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