プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

土俵際の大相撲

2011-02-04 21:27:57 | Weblog
金銭の出入りも…“キーマン”が残した「八百長ノート」(夕刊フジ) - goo ニュース

崖っぷちに立たされた大相撲。野球賭博があって、捜査過程で「八百長メール」の存在が明らかになった。

今回は主に十両の取り組みが関係していたようだ。多く指摘されているように、十両以上とそれ未満の力士とでは、待遇が雲泥の差で、それが八百長を生み出す環境をつくっていたようだ。

そもそも、大相撲のシステムとして、番付至上主義みたいなものがあって、横綱を頂点として、わかりやすいピラミッド的な構図が出来上がっている。
江戸時代から続いている興行的なものであって、現在の相撲を形づくっているシステムをすぐに否定はできない。

しかし、勝ち越しなら番付が上がり、負け越しなら番付が下がる。この単純明快なシステムが、そもそも八百長が入り込むすき間を与えていることも事実だ。同部屋対決が行われていないということが、そのゆるぎない証拠だ。

八百長の入り込む隙の無い、常にガチンコの取り組みが行われる強固なシステムがあれば、同部屋対決だって普通に行われるはずである。八百長が行われないように、同部屋対決が本割で組まれていないようなものだろうから、今回のように携帯のメールが力士と力士の間を取り持っていたとすれば、時代の動きに大相撲のしきたりが追い着いていってないのだ。

この八百長の問題がすぐに収束するとは思えず、そうすると春場所の開催も危うい。
国技館、および国技の代名詞を返上せよ、という事態にもなりかねない大ごとだ。

この問題を機に大相撲が一から出直そうとしても、同じシステムのもとに興行を行おうとすれば、同じ過ちを繰り返すだけだろう。


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3 コメント

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納得・・! (ミイバーです)
2011-02-05 23:10:40
今晩は~
あまりお相撲に関心のない人間としても一連の騒動やら疑惑やら、なんともお粗末な角界を感じますがそのお粗末根源の一つに携帯、PCゲームをはじめとする何かバーチャルな困った世界を感じてしまいますが・・・そう思いませんか?
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追伸 (ミイバーです)
2011-02-05 23:13:35
納得・・!とは流星くんのブログ内容に相撲界のマイナス根源を納得という事です
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Unknown (遊星)
2011-02-06 09:00:56
春場所は中止のようですね。

あのメールの文面の軽さが、すべてを物語っていると思います。
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