プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

未来を眺める(3)

2011-10-29 21:40:15 | Weblog
GUI(グラフィカルユーザインターフェース)とは、コンピュータのユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、大半の基礎的な操作をマウスなどのポインティングデバイスによって行うことができるユーザインタフェースのことを指す。
GUIを採用しているオペレーティングシステム(OS)としては、Microsoft社のWindowsやApple社のMacOSなどがある。
UNIX系のOSは、OS自体はGUI機能を持っていないことが多いが、Xウインドウシステムというソフトウェアを組み込んでGUI機能を追加する場合がある。

下の図は、Xウインドウの画面とMotifの部品の名前の図である。



ワープロでレポートを書きながら時々メールのやりとりをする、あるいはブラウザでインターネットをするといったように、ひとつのディスプレイ画面に複数の作業スペース(ウィンドウ)を開き、複数の仕事を同時進行で行うために考えられたのがウィンドウシステムである。
Xウィンドウシステムは、MIT(マサチューセッツ工科大学)におけるキャンパスネットワークプロジェクトの中から生み出されたネットワーク対応のウィンドウシステムで、ワークステーションで広く使われた。

コンピュータとはそもそも電子計算機であり、使われ出した当初は『特別な知識が必要』『専門家が使うもの』といった印象が強かった。それを独自のOS(基本ソフト)とGUIによって、誰にでも使えるものへと進化させるパイオニアとなったのが、「アップルコンピュータ」から1984年に発表された“マッキントッシュ”なわけだ。

Macintoshは個人ユーザの使い勝手を重視した設計思想をもち、デザイン(グラフィックデザイン、イラストなど)の分野や、音楽(DTM)、映像、出版などクリエイティブな場所でよく使われる。DTPを一般化させたパソコンであり、書籍・雑誌などの組版では主流のプラットフォームになっている。

アップル・マッキントッシュは、これまでハードとOSが一体になって進化を続けてきた。その基本的な考え方は、“シンプルで強力、そして使いやすく”というもの。ユーザーのニーズに応えつつ、独自の路線を歩み続けるアップルのソフト&ハードは、常にオリジナリティを求めながら、現在のiPhone、iPadにまで至り、これからも進化していくのである。

Macintoshの開発にあたっては、前項でも少し触れたようにスティーブ・ジョブズが深く関わっているわけだが、1984年に初代Macintoshが発売されるも、ジョブズは1985年にアップル社から身を引いている。

(つづく)


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