今日もArt & Science

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ちょっといっぷく 5.ユリカモメ

2008-02-14 17:27:34 | まち歩き

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図1 賀茂街道とユリカモメ(クリックで拡大)。

 

 ユリカモメが鴨川や上流の賀茂川に飛来するようになったのはごく最近のことらしい。ユリカモメでインターネット検索すると1974年からとのこと。遥かカムチャッカ半島から越冬場所の琵琶湖に遣って来て、昼間の集餌場所に鴨川を選んでいるらしい。でも、今ではすっかり冬の京都の風物詩になっている。

 

 上賀茂橋の下手にも集合場所がある(写真)。紙袋を持った子供連れが散歩道に現れパン屑などの餌を撒き始めると、偵察カモメの合図とともに上流下流どこからともなく百羽近くのカモメがすぐに集まって来て、旋廻を始め、ミニ鳥柱ができる。ハト、カモ、それに最近このミニ鳥柱に加わることが多くなったトンビも遅れじとばかり集まってくるが、ユリカモメのほうが一枚上手で空中で上手に餌を捕獲する。物心の付いたばかりの子供でも大喜びで、逃げないユリカモメと戯れる。

 

 特に、夕方の4時前後、三条大橋から四条大橋にかけて、鴨川の空高く、鳥柱が立つのは壮観である。最近はその数が減ったとはいえ、数百羽のユリカモメの旋廻は見事というほかない。暫くして、どのような合図があるのか分からないが、いっせいに琵琶湖を目指して飛び去っていく。