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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

コレッリの最後の『ボエーム』を聴いたころ・・・

2013年12月23日 | オペラ
Franco Corelli - Che gelida manina (Live)


 あれはコレッリが全盛期に引退してしまった最後のオペラ公演と思う。
ステージでのコレッリはまるで青年だった。
3000人のホールに響き渡り、その偉大な声はヴェルディのオペラとはまた違った叙情性を聴かせた。
 しばらくしてコレッリが突如引退してしまったことを知ってショックを受けた。
完全主義者のコレッリはステージをキャンセルすることが多くなったのも、ノイローゼのせいという噂で、代役はドミンゴが引き受けた。

 デル・モナコの葬儀でコレッリが参列、N女史はその様子から「やはりコレッリはおかしい」と言い切った。

引退してから後輩にアドヴァイスしたり、だんだんそんな噂は消えて行ったが・・・。

はじめてコレッリを聴いたのは、小さなトランジスタラジオだった。
「うるさい!」と家族に言われて廊下でラジオをを聴き、オペラに浸った。
コレッリ・・・とその名前が焼き付いた。

コレッリは大きなマジックをポケットに入れていてサインをお願いすると、大きな字で
サインをして下さった。
今でもそれを見て、思い出し笑いをしてしまう。

ぐらっぱ亭さまはステッラやシミオナートの通訳をなさって懇意にされていたが、デル・モナコやコレッリと知り合っていらっしゃったら、きっとそのステージの裏話をお伺いできたのにと思う。

デル・モナコやコレッリというと舞台裏では出演間際まで「病人」のように神経質だったというが、それだけ歌に全人生をかけていたのだろう。 



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