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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「サミットの帰り道」に各国首脳の動き/ロシア・ウクライナの戦いに終止符を打つかもしれない??

2023年05月28日 | 政治

【タカオカ解説】G7サミット閉幕、注目は帰り道 各国が立ち寄り先で政治的な駆け引き!?その思惑は

G7サミットが閉幕し各国が日本を飛び立ちましたが、首脳たちは様々な場所に立ち寄っていました。フランスのマクロン大統領はモンゴルへ、ドイツのショルツ首相は韓国へ。そして、今回のサミットで注目を集めたインドのモディ首相はパプアニューギニアとオーストラリアを訪問していました。それぞれ、どんな話をしていたのでしょうか?そして日本はインドネシアと○○会談!?G7サミットの「終わってから」を徹底解説です。


 あの日、プーチンは影武者だった!?プーチン大統領に流れる重病説…その原因は?ロシア・ウクライナの戦いに終止符を打つかもしれないキーパーソンが明らかに!!


ベラルーシのルカシェンコ大統領は手首に点滴をしながらロシアの戦勝記念日に出席していた。
現在はベラルーシの病院に入院中、
これは「戦術核」を押し付けられたストレスもあるだろう。プーチンはベラルーシを矢面に立たせようとしている。
ベラルーシはルカシェンコを打倒する運動が拡大、ルカシェンコ政権が打倒されれば欧州寄りの新政権ができるかもしれない。
ロシアが押し付けた「戦術核」、これをめぐってベラルーシは窮地にたっている。

クレムリンに二発のドローンが爆発したことについて、プーチンは事実を知らされていないようだ。
プーチンはロシア国内において本当のことを知らされていないのではないか?
「ワグネル」民間組織の責任者プリゴジンはロシアから戦車や兵器が送られてこない、これはロシア国防相が用心して送っていない。そこでワシントンポストはゼレンスキーに質問「どうやらロシアとウクライナのスパイが結託しているのではないか」と、ゼレンスキーは否定したが後日、このインタビューの項は発表しないでほしいと連絡。
ワグネルとウクライナのスパイ、そしてウクライナ軍がいっしょになってロシアに攻め込んでくるのではないか?とロシアは疑心暗鬼で内部分裂が起こっている。この戦争を止めるにはプーチン政権打倒、プリゴジンはプーチンに冷淡に扱われてきたこともあり、今更・・・という思いもあるようだ。明智光秀の心境か?
ロシア国民はプリゴジンに不信感が強い、とりあえずこの戦争をプーチンの責任にしてそのあと、どのチャンスで自分が出ていくのか動向をさぐっている。また今は投獄されているブロガーのナワリヌイ氏を応援する動きが6月に起こる可能性がある。(走り書き)


この動画で言っていること、まるで環状線のように同じことを軸にして繰り返している。
私は「馬淵氏とチャンネル桜」がどうも大きな脱線をしつづけているように思える。
【桜無門関】馬渕睦夫×水島総 第50回「グローバルサウスの取り込みに失敗、少数派のショーに転落したサミットが世界に示した『価値』とは?」[桜R5/5/25]




ブログのティールーム
夏のお菓子の画像 | ガールズちゃんねる - Girls Channel

6月に向けて天候も春の終わりを告げているようだ。
世界情勢だけでなく天候も脅威だ。さて今回はこの音楽をお聴きください。
テノールはテテルマンです。

ヴェルディ作曲「運命の力」~天使のようなレオノーラよ

Verdi: La forza del destino - O tu che in seno agli angeli







La gran 'Tosca' de Liudmyla Monastyrska

オペラってこういう声量を誇る巨体のソプラノが美女を歌ってテノールはメロメロになったような演技をする、そして美声で聴衆に不思議な魔法をかける・・・これって「音楽」のなせるワザか?(爆笑)

おそるおそる乗る体重計のイラスト | かわいいフリー素材が無料のイラストレイン

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広島サミット閉幕から各国が見せたメッセージとは?/北イタリアの大洪水、日本も災害が心配/ひまわり

2023年05月27日 | 政治

【タカオカ解説】「G7広島サミット閉幕」映像から“ひも解く”注目された「日本の警備」と、各国が「見せた」メッセージとは



サウジも中国も広島行の飛行機が領空を通るのを許可した。
ゼレンスキーが乗っている車を日本の警察が威信をかけて警備した。
フランスの警備が撮影されていた。核を用意?
「お茶の時間」を楽しむようなリラックスした首脳。
核保有国インドのモディ首相はゼレンスキーの横にいつも座っている。
インドはロシアに「核を許さない」という姿勢を示した。
その他にウクライナに対して「ひとりも死なせないように何でもする」と。
「戦争をしない」という明確にウクライナに示した日本。(走り書き)

これはぜひ!!
G7広島サミット閉幕 ゼレンスキー氏が中国上空を通ったワケ【日経プラス9】(2023年5月22日)



だんだん世界大戦にならない道筋ができていくのでしょうか、韓国も北朝鮮に対して毅然たる姿勢を示す。

北の暴発は本当に恐ろしい。中露よりもアブナイ気がします。ロシアは戦術核を海か無人島にでも落とすのでしょうか、またベラルーシは「ノー」しかない、それをベラルーシ自体がよくわかっているはず。
領空を通したサウジともゼレンスキーは話ができていると察せられるようです。




イタリアのメローニ首相は仏独より明確な反ロシア・反中国の姿勢を出しているが、北イタリアの大洪水で約4万人に被害が出ているので途中で帰国せざるを得なかった。
【イタリア】北部で大規模“洪水" メローニ首相がサミット切り上げ帰国 被災地を視察



日本にも大雨や台風など災害が心配されている。大型の地震も多い。
イタリアのあまりにも大規模な水害に心よりお見舞いを申し上げます。


ブログのティールーム
Pizza De Margarita Con Los Tomates, El Queso Y La Albahaca Foto de ...

I Girasoli (ひまわり/Sunflower) - Love theme from 'Sunflower'





ウクライナ・・・

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G7「世紀の合従連衡攻防戦」(石平氏)/クラインさんと最後の語らい

2023年05月26日 | 政治

そりゃ激怒するわけ、G7が団結して中国に突きつけたNOの中身 習vs岸田、世紀の合従連衡攻防戦

石 平 

5月19日から21日までの3日間、G7サミットが広島で開かれた。サミット開催までの数週間、中国が外交力を総動員してあらゆる「妨害工作」の中身と結果は本稿の前編「最後はなりふり構わず八つ当たり、中国のG7妨害外交の挫折」で解説した通りだ。こうした中で広島サミットは「対中国」問題でどのような成果を挙げ、そしてどのような共同方針を打ち出したのか。

G7首脳宣言、出だしは対中融和だが

3日間における会議日程中には実際、3つの重要会議が開催された。19日と20日連続のG7首脳会議、20日開催のQUAD(日米豪印)首脳会議、21日のG7首脳と招待国首脳との合同会議、である。

5月21日、ゼレンズキー大統領を交えたG7首脳会合  by Gettyimages
5月21日、ゼレンズキー大統領を交えたG7首脳会合  by Gettyimages© 現代ビジネス

そして、この一連の会議の成果として、中国問題と直接に関連性のある3つの共同文書が発表された。G7首脳宣言、経済的強靭性及び経済安全保障に関するG7首脳声明、QUAD(日米豪印)首脳会議の共同声明、である。

まずはG7首脳宣言の中国に関する部分について、そのいくつかの重要段落の原文を抜粋しながら一つずつ吟味していく。

筆者の私にとって結構意外だったのは、首脳宣言は中国に関する部分では冒頭から、「中国と建設的かつ安定的な関係を構築する用意がある」と述べ、「中国と協力する必要がある」と表明した点である。

それは、今までのG7首脳宣言よりも対中国的にはむしろ温和的であって、かつ「友好的」な姿勢ではないのかと思わざるを得ないが、よく考えてみれば、こうなったことの原因はおそらく以下の3つであると思う。

1)中国が事前に行った欧州取り込み工作の効果もあって、EU全体の対中国姿勢は日米英のそれとは温度差が生じてきて、それが首脳宣言に反映されているのであろう。実際、欧州連合のミシェル大統領は19日に広島市で記者団に対し、中国との「安定的かつ建設的」な協力を維持することがEUにとって利益になるとの見解を示したが、彼の言葉はそのまま首脳宣言に盛り込まれている格好である。

2)ウクライナ戦争が最重要な局面を迎える中で、欧州を含む欧米全体としてはやはり、中国を完全に敵視することでロシアへの全面支援に習近平を走らせたくはない。当分の間、中国が最後の一線を踏み外さないように習近平を繋ぎ止める必要がある。

1)と2)は密接に関係しており、欧州の「対中国柔軟姿勢」にも当然、中国を追い詰めすぎると、習近平が完全にロシア側に立つのではないかとの心配があったのであろう。

そして3)の要因としては、実際問題として気候変動への対応や貿易などの面で、欧米は確かに中国からの「協力」を必要としており、中国との完全な切り離しは当分の間は無理であることはあげられる。

 

台湾問題では明確な態度

以上のような3つの要因があって、G7サミットの首脳宣言は対中国の部分ではかなりの融和姿勢となっている。しかし、広範囲な安全保障の問題になると、首脳宣言はむしろ、中国に対してまさに敵対的な厳しい姿勢を示している。

まずは南シナ海で推進されている中国の拡張戦略に対し、首脳宣言は、「南シナ海における中国の拡張的な海洋権益に関する主張には法的根拠かない」とし、この海域に対する中国の領海・領土主張を完全に否定した上、「我々は、力又は威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」と非常に強い口調で中国に警告を発している。

そして台湾問題に関し、「我々は、国際社会の安全と繁栄に不可欠な台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認する。台湾に関するG7メンバーの基本的な立場に変更はない。」と述べた。

それは「台湾問題は中国の内政問題である」という中国の主張を一蹴した上、「台湾有事はすなわち世界有事」の認識において、「台湾海峡の平和と安定」を犯すような行動を許さないG7従来の立場を再宣言したものだが、G7サミットはこれを持って、習近平政権の企む台湾併合戦争を強く牽制しながら、台湾問題に関する4月の「マクロン問題発言」で隙間が生じた西側の結束を再び固めてそれを誇示した。

 

一致団結して中国に対抗

それ以外にも首脳宣言は、新疆・チベットで行われている強制労働やその他の人権侵害問題に言及し懸念を表明し、香港の自治権を保障している英中共同声明の遵守を中国に求めた。

そして恒例の首脳宣言以外に、広島サミットはまた「経済的強靭性及び経済安全保障に関するG7首脳声明」を出した。中国を念頭に「経済的威圧対抗する」方針を打ち出して、そのための枠組み創設に合意した。

こうして広島サミットは、総論的に中国との「建設的かつ安定した関係の構築」を唱えながらも、経済安全保障を含めた安全保障の各分野に関する各論ではむしろ中国の拡張・威圧・侵略的行動に対する厳しい姿勢を示し、G7としては一致団結して中国に対抗していく強い決意を表明した。

それに加えて、20日に開かれたQUAD首脳会議の共同声明でも中国を念頭に「海洋秩序に対する挑戦に対抗する」と表明し、「力や威圧により現状変更を試みる一方的な行動に強く反対する」と明記した。

以上のように、3期目の習近平政権下で台湾有事の危機が迫ってきているなかで、「広島」を舞台にして展開されていたのは、西側主要国による中国包囲網の再確認と再結集であり、中国に対する大いなる抑止力の再構築でもある。

従って筆者としては広島サミットを「対中国」の面で高く評価したいところであるが、その一方、サミットの結果に対する中国側の反応もまた、広島サミットがかなり成功していることの証左である。

 

中国の反応がG7の成功を物語っている

首脳宣言が発表された20日の晩、中国外務省は記者からの質問に答えた形で報道官談話を発表した。それは冒頭から「G7は中国側の重大な懸念をかえりみず、中国を中傷、攻撃し、中国の内政に乱暴に干渉した。これに強烈な不満と断固反対を表明する」と、かなり激しい言葉を使っての猛反発である。中国側はさらに、議長国の日本などに厳重な申し入れを行ったという。

報道官談話は台湾問題にも触れて「台湾中国の台湾だ。中国人民が国家の主権と領土の一体性を守る強い決意と固い意志、強大な能力を過小評価すべきでない」と強い口調で中国の立場を表明し、チベット問題や新疆問題などに関しても「それは中国の内政」とした上で首脳宣言からの批判にいちいち反論した。

東シナ海と南シナ海紛争については「関係諸国の関係を離間させ、対立を作り出そうとしている」とG7を批判した。そして「経済的威圧」については「米国こそ経済的威圧の真犯人、G7諸国が(米国による)経済的威圧の加担者にならないように」との警告話発したのである。

このようにして中国外務省はG7首脳宣言の行った中国批判や中国牽制の全てに対していちいち激しく反発・批判する一方、首脳宣言が送った「中国と建設的かつ安定した関係を構築したい」との積極的なメーセッジを完全無視して、G7との全面的な対決姿勢を示した。

こうした激しい反応の背後には、習近平政権がいかなる「外圧」にも屈しないという姿勢を国内向けにアピールする思惑がある一方、G7首脳宣言の内容は中国にとってかなりの外交的ダメージとなっていることも彼らの猛反発を惹き出した要因の一つであろう。つまり、G7首脳宣言は、対中国的にはパンチがかなり効いている、というわけである。

 

岸田、媚中マクロンを抑え込む

21日、中国の孫衛東外務次官は、日本の垂秀夫駐中国大使を呼び出し、G7広島サミットで中国や台湾の問題が取り上げられたことについて「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。孫氏はさらに、日本がG7議長国として一連の会談や声明で「関係国とともに中国を攻撃し、中国の内政に粗暴に干渉した」と批判したのである。

両国間の問題についてではなく、日本で開かれる国際会議について中国外務省が日本大使を呼び出して抗議するのは異例中の異例だが、要するに中国政府は議長国の日本と日本の岸田首相こそがG7における「中国叩き」と中国包囲網構築の首謀者と中心的「実行犯」であると認定し、「一番悪いのは日本だ」との認識であることは分かった。

そしてそのことは逆に、議長国の日本と岸田文雄首相がG7諸国の対中姿勢を統一させたことに主導的な役割を果たしていることの証左でもある。フランス紙フィガロによると、首脳声明の中国をめぐる文言で「マクロン大統領は抑えた表現にしようとした」が、中国の脅威に直面する日本は「フランスの立場を理解しなかった」という。それが事実ならば、要するに岸田首相は議長国の首相としてマクロン大統領の過度な「対中宥和論」を押さえ込んでG7の対中姿勢をまとめた訳であって、まさに「岸田、Good jop!」である。

世界の中心から中国を締め出す

首脳宣言などのG7成果文書をまとめた以外に、議長国の日本と岸田首相はもう1つ、中国にとって大変なダメージとなるような状況を作り出した。それはすなわち、通常のG7メンバー国首脳以外に、インド・豪州・韓国・ベトナムなどの8ヵ国の首脳をG7サミットに招待したことである。

メンバー外の国々の招待は当然、議長国日本の特権で実現できた訳であるが、このことの意義は決して小さくはない。世界のGDPトップ10ヵ国のうち、中国以外の各国の首脳が広島に一堂に集まってくることは日本の国際的影響力の増大に寄与すると同時に、G7自体の重みも増すこととなろう。

各招待国の中国との関連性がさまざまであるが、インド・ベトナム・インドネシア・韓国など、中国と深い関係性を持ちながら中国と対立したり中国を警戒したりもしている。こういった国々を西側の「対中国共同戦線」に徐々に引き寄せてくることは一種の「大戦略」とも言うべきものであって、中国包囲網のより一層の拡大につながる可能性を潜めている。

そして何よりも特筆すべきなのは、議長国の日本が中国のライバルでもあるインドやベトナムなどの首脳をサミットに招待しておきながら、世界第2の経済大国で主要国のはずの中国を招待しなかったことである。

この行動は明らかに、世界の方向性を決めるG7中心の国際的枠組みから中国を排除するためであって、中国の孤立化を図るものであろう。少なくとも今回の広島サミットにおいて、中国が世界の主要国の枠くみから排除されて不本意の仲間外れとなったことは、まさに日本国と岸田首相の深謀遠慮による画期的な出来事であって、それは今後のG7サミットの慣例となる可能性もある。そういう意味においても、日本と岸田首相は歴史に残る仕事をしたとは評価できよう。  

それに対抗して、習近平中国はお金を餌に中央アジアの零細国家たちの首脳を西安にかき集めてきて「サミットごっこ」を演じ見せたことは本稿上篇の記述のとおりであるが、そんな習近平自作自演の茶番は当然、G7広島サミットの足元にも及ばない。習近平vs岸田文雄の「世紀の合従連衡攻防戦」はすでに決着をつけられていて、日本と岸田首相、そして西側主要国の大勝利となっているのである。

この記事に寄せられたコメントより・・・

G7各国が中国の動きを封じられる様な対策を持ち 今後の暴挙に出られない体制を構築する以外に方法は無いと考えます。狂った露中北は世界平和を脅かして居る事は事実なのですから。怖いのは自分達は間違いは無いと思って居る事ですね。
 
岸田総理の心の内を聞いてみたい 岸田総理が戦略として、このような行動をとったのであれば、G7において存在感が非常に大きく増したと思われます なにより中国が過敏に反応を示して、日本の垂秀夫駐中国大使を呼び出し 強烈な不満と断固たる反対との意思表示した ことにも岸田総理の戦略を認めたということでしょう 立憲には絶対にできない戦略です。
 
人間・人類の敵、中国共産党は、世界の民主主義国が一致して打倒し、中国人民を解放しなければならない。
(読者のコメントより)

中華・戦国七雄の時代・その② 縦横家の暗躍(1)
 
 
 
 

「合従連衡(がっしょうれんこう)」は、中国の戦国時代の同盟政策に由来しています。当時の中国には、強大な勢力の「秦」と「韓・魏・趙・斉・燕・楚」の6か国がありました。6か国は、秦の侵入に対して戦々恐々の日々を過ごしていました。

そんな中、戦国時代の政治家である蘇秦は、南北で連なる6か国で同盟する「合従」という外交政策を考え、6か国の王たちに説きました。その結果、この「合従」により6か国は同盟を結びました。

しかし、同盟政策を恐れた秦は、魏の張儀を各国に送りました。張儀は、各国がそれぞれ東西に単独で秦と同盟する「連衡」を提唱したのです。同盟国内で利害が異なっていたこともあり、「合従」は切り崩され、蘇秦は亡命の後に暗殺されました。

この「連衡」により、秦は中国の統一を果たすことができたのです。以来、「合従連衡」は、歴史のさまざまなシーンで外交政策として繰り返されてきました。

要するに「合従の策と連衡の策。転じて,時々の利害に応じて,団結したり離れたりする策」です。



ブログ主・・・はたしてこの策はどこまで有効なのか? 古代中国もそうであったようにそれぞれの国は一枚岩ではありません。しかし強大な「秦」は蘇秦がすすめた「合従の策」は失敗し、「連衡」によって秦の統一がなされたのです。これから先が重要なことは言うまでもありません。

この4月12日にドイツから一時帰国されていたクライン孝子氏が宿泊されている某ホテルに呼ばれて、1時間半ほど話し合ったことを思い出します。クラインさんの病状は厳しいもので、私は日本の医師に診てもらうことを強くお勧めしたのですが、来週は帰国するというので・・・帰国後まもなく亡くなられたことが悲しく、なかなかブログにも書けませんでした。


この時は「日本はシェルターすらない、今までの政府は有事の時のことを本気で考えてきていない。そして惨めな敗北の痛手を今も引きずる日本は戦争できる状態ではない。せめて周囲の危険な国が内部で崩壊するまで、日本の国を持たせなければならない」と申し上げて「同感だ」というお返事で、この策をお互いに話あったのですが、クラインさんはビシッと一言おっしゃいました。「日本は諜報活動をほとんどしていない、今こそそれを置かなければならない」と。そしてドイツにはじめて置かれた「慰安婦プレート」を取り除けたのはドイツの大使館や領事館を動かせたクラインさんだった。クラインさんは「私はドイツ各地の方言やロシア・東欧の人たちのドイツ語を聴いて出身地がわかる」と仰っていた。ドイツ語のほかに英語・フランス語をそれぞれ解された。
また従軍記者として危険な地域でも取材をされた。


では今、中国で拉致監禁されている「親中」といわれる方々の悲運は・・・。

あと中山恭子氏とお話したのですが「もう私はマスコミにも発表したように政治活動を完全に引退しているので」と・・・しかし本心はクラインさんと同じことをお考えだろう、とお察しした。
タリバンに日本人会社員数名が拘束され、「毎日一人ずつ殺す」と通達があった時に外務省や大使館は全く動かなかった、そこで中山恭子氏はたったひとりで女性の身でありながら、タリバンに乗り込み、日本人を無事に連れ帰られた。失敗すれば「バカな女がこんな大それたことをして・・・」とそれみたことか、となったことでしょう、と言われていた。

インテリの中のインテリである中山恭子氏は、三宅博先生とは最も話が通じ「同志」だった。
三宅博先生は私に「僕は無頼だ。たとえ八つ裂きにされてもひとりででも行く」と拉致問題や政治の汚職を追及の件で生命の危険の恐怖を何とも思わず、たったひとりで乗り込まれた。
「無頼」・・・私もそうよ、と中国の「東周列国」や「武狭もの」を夢中になって読んでいた私は、ここぞとばかりに「同感!」と思った。
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だから天気の時も長い雨傘を武器に、先生のボディーガードを名乗って護っているつもりだった。(笑われて相手にされませんでしたが)


中山恭子先生や三宅博先生はそれぞれ、ひどい誹謗中傷を受けられた。左派からではない。
アタマのカチコチの「口先だけのホシュ」であり「天皇や過去の有名な軍人の言葉を自分のエッセイに入れ、尊皇派を装った卑怯な政治家たちやその下での烏合の衆たち」であった。

私は今は月刊誌の「WILL」「Hanada」「正論」も買わないし読まない。
それらの執筆者らがしゃべるyoutubeも問題にしない。そしてそれらをひとことで「アホッシュ」という見事な言葉に共鳴してそのように呼んでいる。また有名な中国研究のジャーナリストである宮崎氏のエッセイもほとんど信用しなくなった。私はそれらから大きく線を引いている。

そして今は「芸術・文化シェルター」と称して、読書やオペラ、歴史の本やドラマに埋もれている。

自分がわからないことは「わからない」とすべきだ、と思っている。


ブログのティールーム

ちょっと珍しいビール(日本産)を飲みながら・・・
モーツアルト「ドン・ジョヴァンニ」(シエピ主演)とヴァーグナー「ローエングリン」(ジェームス・キング主演)の歴史的名盤。

 ところで本日は・・・イタリアの作曲家、「ローマの松」で有名なレスピーギの歌曲「霧」をお聴きください。テノールはトッマーソです。これはドラマティックな声にしてはじめて味わえる名曲です。

Respighi: Nebbie (Orch. Respighi and Di Vittorio)



レスピーギはマスカーニや詩人ダンヌンツイオと同じく愛国者ですが、ファシストではありませんが、長らく誤解されていました。敗戦国はこのように芸術家も悲劇の運命を受けたのでした。
この曲は劇的な効果を持ち、トッマーソのような劇的で強い声にして歌えるのです。

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広島サミットを終えて

2023年05月22日 | 政治

ウクライナ大統領が来日、G7広島サミット 首脳声明で中国に懸念

【G7広島サミットまとめ】ゼレンスキー大統領が原爆慰霊碑に献花(2023年5月21日)



 いろんな意見があろうかと思いますが・・・
高橋洋一氏のエッセイから抜粋

広島でしかできないこととして、G7首脳を原爆資料館本館に連れて行けるかどうかをテーマにした。さらにそのうえで、核廃絶はあくまで長期的な目標として、まずは核保有国の責任、核共有・核抑止に議論を持っていくべきとした。

筆者が出演した他のネット番組では、「原爆資料館本館に連れて行き、それを全世界に公開できるかどうか」「バイデン大統領から、原爆という戦争犯罪に対し謝罪があるかどうか」などもポイントだと述べた。

G7首脳が原爆資料館に行ったのは事実だが、その中身はほとんど非公開だ。漏れ聞くところによると、本館ではなく東館だったようだ。謝罪どころか、各国首脳の反応も出てきていない。この点はやや不満が残るが、原爆資料館にG7首脳すべてを連れて行った点は評価できる。

これだけでは岸田首相もイマイチと思っていただろうが、そこに急遽、ウクライナのゼレンスキー大統領の訪日が決まった。これは大きなサプライズであり、原爆資料館視察の足りないところを補ったと言ってもいいだろう。21日のセッション8「ウクライナ」には、ゼレンスキー大統領が参加した。

それ以上に衝撃だったのは、岸田首相がインドのモディ首相と会談したことだ。ゼレンスキー大統領とモディ首相の握手の写真は凄い

もちろんインドはどの国とも等距離に外交するので、西側に与したとは簡単にいえないが、それでもロシアにとってはイタい写真だ。これだけでも、今回の広島サミットは開催意義があったと言えるだろう。

さて、今回作成された文書のなかで広島サミットを概観するには、「G7広島首脳コミュニケ」がいい。まずこれをみて、さらに個別文書を見ればいい。

ゼレンスキー大統領が参加したこともあって、冒頭に〈ウクライナ〉の項目が置かれている。その中にはこう書かれている。

《我々は、国連憲章を含む国際法の深刻な違反を構成する、ロシアによるウクライナに対する侵略戦争を、改めて可能な限り最も強い言葉で非難する。》

《我々は、包括的で、公正かつ永続的な平和をもたらすために必要とされる限りの我々の揺るぎないウクライナへの支持を再確認する。》

要するに「ロシアは進行中の侵略を止めること。また国際的に認められたウクライナの領域全体から即時、完全かつ無条件に撤退せよ。それまでG7は支援する」ということだ。

次が、岸田首相がこだわった〈軍縮・不拡散〉が述べられる。

《我々は、核軍縮に関するG7首脳広島ビジョンと共に、全ての者にとっての安全が損なわれない形で、現実的で、実践的な、責任あるアプローチを採ることによる、核兵器のない世界の実現に向けた我々のコミットメントを表明する。》

まあ、将来目標は核のない世界だが、それまでは核保有を認めて核軍縮現実路線だ。

もう一つのポイントが中国だ。これは、〈地域情勢〉のところで書かれている。

《我々は引き続き、東シナ海及び南シナ海における状況について深刻に懸念している。》
《我々は、力又は威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する。》
《我々は、国際社会の安全と繁栄に不可欠な台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認する。》

いずれも中国が嫌がることが書かれている。さらに、

《我々は、中国に対し、ロシアが軍事的侵略を停止し、即時に、完全に、かつ無条件に軍隊をウクライナから撤退させるよう圧力をかけることを求める。》

と中国への圧力もある。

名指しされたロシアと中国は広島首脳コミュニケに反発している。

《プーチン大統領「極めて強力な反ロシアプロパガンダ」欧米非難》《中国 G7首脳宣言は「中国を中傷し攻撃するもの」と強く反発》といった記事を見れば明白だ。今回の広島サミットが、先進国G7だけではなく、豪州、ブラジル、コモロ、クック諸島、インド、インドネシア、大韓民国、ベトナムの首脳の参加を受入れたことも、中ロの孤立を際立たせた。

また、G7の成果については、反発だけでなく的外れなコメントまで出ている。

《G7サミット「期待裏切られた」 被爆者団体、失望と怒り》
《ゼレンスキーだけ呼んでどうする》
《ドイツに行ったらアウシュビッツに行くでしょ》
《日本が保有するF-16》

上記のコメントのうち、まず一つ目の「期待を裏切られた」というのは、核全廃は将来の理想目標であって、それまでは核抑止・核共有が現実解ということをまったくわからない「お花畑」の議論だ。

そして二番目の「ゼレンスキーだけ呼んでどうする」は、前維新代表の松井一郎氏のいうように、ロシアがウクライナから完全撤退した後に主張すべき話だ。

今回のG7サミットに対する論評で、リアルな話と夢想の話のどちらを話しているのかをリトマス紙のように判定できるのはよかった。

それにしても、ゼレンスキー大統領が来日したのは、岸田首相が「持っている」証だ。岸田首相はこのところ、支持率上昇、株価上昇、コロナ減退と「持っている」。

広島サミット後の今国会で解散すると、安倍元首相の1周忌あたりに投開票日が設定できるうえに、懸案のLGBT法案もスキップできる。こうした「惑星直列」といういえる好機は滅多にないだろう。岸田首相はどう判断するのだろうか。(以下のリンクは全文)

信じられないほど「持っている」岸田首相のG7広島サミットをガチンコで総括する(髙橋 洋一) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) (gendai.media)


G7首脳による平和記念資料館訪問、原爆死没者慰霊碑献花、植樹 | トピックス | G7広島サミット2023 (g7hiroshima.go.jp)


【G7広島サミット】“夫人外交”もスタート 裕子夫人は着物を着て“おもてなし”



ブログ主・・・実はこの一週間、テレビもパソコンも見ることはなく、ブログも疲労感で休んでいました。
サミットが終わってから、パソコンでニュースや動画を見ました。日本としては「左右」でおかしな足の引っ張りあいをするのではなく、この世界的危機の中で、日本の国家国民をどう護るか、第三次世界大戦にならないように、どのように各国と連携し、また侵略などを何とも思っていない、「必要悪」とする国などとどのように向かうのか・・・これは「力の関係」となるのでしょうが、独裁政治に苦しむ国民もいるのです。またイスラエルや中東など歴史的な対立もあり、非常に心配な状況です。私は保守的な立場ですが、中には「レッテル貼りに明け暮れる」幼稚で同調圧力も何とも思わないアタマの固いyoutubeや書き込みもあります。私はこれに大いなる疑問を持っています。高橋洋一氏のエッセイを今回はUPしましたが、高橋氏については特定の勢力をおもいっきり肩入れしている内容のyoutubeは納得していません。ただ、今回の「サミット」についてはよく解説されているのでUPしました。また、一方で「ロシアが正しい」と言っている方々もいくらかはおられます。私には納得できない、ロシア国民が自由な意見を言えないという現実、そして・・・当然支持されないでしょう。自国民を拘束し納得しないまま前線に送る、恐怖です。これがいつまでも通るはずはありません。

日本の危機は独裁国に囲まれていることです。そして日本は事実上戦争をする条件はありません。
もしそうなれば日本は滅びます。保守だからいうのです。日々こうして無事なのが「奇跡」なのかもしれないと思ったりします。

政治家の中にあきらかに「売国奴」がいる。そしてホシュと名乗る一部のアタマの硬い人たちはそれをことごとく鵜呑みにする。・・・記事やyoutubeもそれを流すので、私は用心せざるを得ません。
それらは「保守」でもなんでもありません。特定の勢力のプロパガンダです。


ブログのティールーム

やはりイタリアテノールの超花形、なつかしいフランコ・コレッリ

Franco Corelli; "Ti voglio tanto bene"; Ernesto de Curtis





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ロシア国内の混沌、群雄割拠は第3次世界大戦の危険、どう押しとどめるか?/トルコ選挙/やはり「琅琊榜 」〜麒麟の才子、風雲起こす〜

2023年05月16日 | 政治

反プーチン、反ワグネルの組織も出てきて混沌とするロシア国内

ウクライナと国境を接するロシア西部でロシアの軍用機4機が墜落か

ロシアメディアは5月13日、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州でロシア軍のヘリコプターや戦闘機など合わせて4機が墜落し、乗員ら9人が死亡したと伝えた。撃墜された可能性も伝えられているが、詳細はわかっていない。

飯田)戦場をめぐるニュースは、両側からさまざまな情報が流されていますので、何が本当なのかわからないところがあります。既に大攻勢は始まっているのでしょうか?
須田)表面上の正規軍同士の大攻勢というよりも、水面下の非正規戦のようなところで、いろいろな動きが起こっているのではないでしょうか。

ロシア領土内を攻められないウクライナ軍

ワグネル・プリゴジン氏のロシア軍批判に加え、反プーチン、反ワグネルの組織も出てきて混沌とするロシア国内

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