モスクワ市、住民の外出を禁止-新型コロナ感染者急増
3/30(月) 6:17配信
(ブルームバーグ): モスクワのソビャニン市長は29日、市内での新型コロナウイルスの感染拡大が「新たな段階に入った」と警告し、住民の外出を原則禁止した。
同市の市民1270万人は30日から、若干の例外を除き外出を禁止される。市内で確認された新型コロナ感染者は29日時点で1014人に急増。ロシア国内の感染者の3分の2を占める。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6355619
首相「戒厳令みたいな話は無理」 4月1日の緊急事態宣言否定 政府「悪意ある偽情報」
新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、安倍晋三首相は30日夕に国会内で開かれた自民党役員会で「4月1日に緊急事態宣言を出すという話が出回っているが、あれはフェイクニュースだ」と述べた。「戒厳令(を敷く)みたいな話もあるけど、日本の法律には規定されてないから無理だ」とも話した。出席者が明かした。菅義偉官房長官も30日の記者会見で1日の宣言発令について「そうした事実はない。明確に否定する。手続きに入った事実もない」と強調した。
https://mainichi.jp/articles/20200330/k00/00m/040/241000c
下記はフェイスブックの友人で医師の方からです。
東京大学名誉教授の友人から戴いたメールの内容です。アメリカ合衆国での現状を以下に紹介致します。
想像を超える悲惨な状態です。これが医療が崩壊した状態です。
東京、いや日本全体が2週間後にはこうなっているかも知れません。
それを防ぐのは、今の皆様お一人お一人の行動しかないのです。手洗いやうがい、マスクをすることは勿論です。
今は感染をこれ以上拡大するのを防ぐために、どうか家にいて下さい。
自分勝手な行動は止めて下さい。
このCOVID-19による肺炎は高齢者だけの病気ではなく、海外では10歳代の若者も亡くなっています。
医療崩壊が起これば助けられる命も助けることが出来なくなります。
東京が封鎖されるかも知れないといって、地方に出掛ける、帰省するのは、感染を全国に広げる危険性を高めるので止めて下さい。
医療従事者の端くれの切なるお願いです。
以下、メールの内容です。
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中国やイタリアの病院からのリポートや映像を見るたびに、近い将来私が集中治療医として勤務するこの病院も悲惨な状況になるのではないかと頭の片隅では予測していた。
そうならないでほしいと願ってはいたけどいつかはここにも来ることはわかっていた。
心の準備はしていたつもりだけど、甘かった。
ニューヨークの医療現場は崩壊寸前の状態にある。うちの病院でもここ2週間でコロナの患者数があれよあれよと言う間に1人だったのから50人、200人、500人と増え、病棟のベッドもICUのベッドも全然足りなくなった。
病院のいたるところにベッドを増やしても増やしてもコロナの患者数は増え続ける一方で追いつかない。
うちの病院にはもともとICUが4つあるがどれもコロナの患者で一杯だ。新しいICUも3つ作られた。それでも足りない。ERは酸素を必要とする人や人工呼吸器を必要とする人でごった返しているが、人工呼吸器が底をつくのももう時間の問題になってきた。実際に知り合いの働くブロンクスのある病院は数日前に人工呼吸器がすでに底をついた。
腎臓不全になる患者も多く、透析装置も足りなくなってきたので腹膜透析に切り替えをはじめた。
病院で人工呼吸器や透析装置が底をつくというのは普段ではあり得ない状況である。
今自分の目の前に2人今すぐ人工呼吸器を必要としている患者がいるとする。
でも病院にもう一つだけしか人工呼吸器が残っていなかったら?
集中治療医としてその決断を迫られた時どうやってその最後の一人を選べというのか。
ERや病棟で10人も20人もの患者がICUのベッドが空くのを待っている状態において一つだけICUのベッドが空いた時どうやってその1人の患者を選べばいいのか。
大袈裟な話でもなんでもなく数日後には直面するであろうシナリオだ。
実際に昨日ミーティングが開かれてこの問題を同僚と話し合った。自分達の経験や患者の状態を元に、また海外からのリポートを元に一番生き残る可能性が高い人を選ぶことになるのだが、年齢と基礎疾患だけで片付けられる簡単な決断ではない。
コロナ、コロナでないに関係なく集中治療医として死を目の当たりにすることは日常茶飯事である。
ICUに入っても当然助かる患者ばかりではないので、患者さんの家族と患者さんの意思を尊重した終末期ケアや緩和ケアの話をすることも慣れている。でも普段なら人工呼吸器さえあれば助けられるであろう患者を助けられないこの状況において医師として家族になんて言葉をかければいいのか。
もう今となっては街中の誰が感染していてもおかしくない状態なのでこの近辺ではどこの病院も家族との面会も見舞客も許可していない。唯一1人との面会が許されるのは患者が”activelydying”の時のみ。患者が数時間で確実に亡くなるであろうと医師が判断した時のみ家族1人との面会が許可される。それも5分のみ。病院で患者は孤独にこのウイルスとたたかっている。
私の同僚や看護師も何人もコロナにかかった。私の担当するICUにもうちの病院の医師と看護師が人工呼吸器を装着されて生き延びようとたたかっている。ニュースではお年寄りや基礎疾患のある人のリスクが報道されているが、若くして基礎疾患がなくて亡くなる人をここ2週間で何人もみた。病棟に入院して突然死する患者もいる。中国やイタリアの医師とカンファレンスコールをして意見交換したりしているが、まだこのウイルスについてわかってないことも山ほどあるのが現状だ。
毎日休み返上で働いてもコロナの患者は増える一方でもう終わりなき戦いに思えきて白旗をあげたくなる。まだニューヨークでピークに達するまで2-3週間かかるといわれているが、その頃にはこの病院がどうなっているか想像するだけで恐ろしい。
自分がかからない保証などどこにもなく自分がウイルスを病院から家に持ち込んで家族にうつしてしまうことが正直一番怖い。
ニューヨークで今月の頭にはほんの数人だった感染者数がいまでは52000人以上になった。
ニューヨークの今後も心配だが日本の様子をニュースで見るたびに日本のことも心配になる。
ニューヨーカーの多くもここまでひどくなることを予測してなかったと思う。コロナにかかって亡くなった人の中で”自分は大丈夫だろう”と思っていた人も多いと思う。中国やイタリアの様子をテレビで見ても遠く離れた場所のことに感じていたいた人もいると思う。自分または自分の家族や友達が重症化してから、今更人混みにでたことを、自分の行動を変えなかったことを後悔してももう手遅れだ。自分は無症状かもしれない。でも自分の知らないうちに、自分よりハイリスクの大勢の人にうつしている可能性は十分ある。日本には先月、今月で海外から帰ってきた人も大勢いる。日本にすごい2回目の波がきても、全然不思議じゃないしむしろ来ない方が不思議だ。ニューヨークもつい2週間前まではみんなリラックスモードだった。1週間前に外出禁止令がでてもまだ沢山の人が外出していた。今となってはさすがにみんな家にこもっているが、手のつけなれない状況になってしまってからそうしてももう遅い。
病院は地獄絵のようで、他の街がこんな悲惨な経験をしなくていいように心から願うが、気を抜いたら東京もこうなりかねない。外出自粛で家にばかりいて暇なことも、特に子供達にストレスがたまることもよくわかる。でももうしばらく辛抱してほしい。
今この状況になったからこそ気づかされることが沢山ある。家族や友達と会ってお喋りしたりハグしたり街に買い物に行ったり公園に行ったり、気軽にそうできることって幸せなこと。生きているってそれだけで本当に幸せなこと。
早く子供達にいつもみたいにハグやキスできる日が来ることを祈って.....
★ 自らの危険をかえりみず、日々治療に尽くされている「最前線の医師」、一般の私たちもこの並々ならぬご努力を知り、それに応えなければなりません。コロナが収束するまで、私たち国民は新たな患者を出さない為にも「自重する」ことが一番大切です。ブログの字数が心配なのでここまでにします。