ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ロシアの名歌手、バリトンのホロストフスキー氏が亡くなった・・・

2017年11月24日 | オペラ

★ ロシアの名バリトン、ホロストフスキー氏が55歳でロンドンにて亡くなった。

D・ホロストフスキー氏死去=ロシアのバリトン歌手

ロシアのバリトン歌手、ディミトリー・ホロストフスキー氏=2014年10月、モスクワ(EPA=時事)

 ディミトリー・ホロストフスキー氏(ロシアのバリトン歌手)22日、ロンドンで死去、55歳。脳腫瘍を患い、闘病生活を送っていた。同氏の事務所が発表した。
 ロシアのクラスノヤルスク生まれ。20代で国際声楽コンクールで優勝。世界各地の主要歌劇場でオペラ公演を続けてきた。同世代最高のバリトン歌手の一人としての名声を確立し、端正な容姿でも人気を集めていた。

★ 彼はまぎれもなく「ロシアオペラ界」だけでなく「世界の星」だった。情熱的な歌は聴衆を沸かせた。そして気品もあり、ロシア・オペラ以外にイタリアオペラをはじめレパートリーは広く、どれもが名演だった。

このブログにも何度かホロストフスキーが歌うロシア歌曲や民謡、オペラをご紹介してきたが、脳腫瘍で闘病生活、そして最近は少しステージでその美声を聴かせていたが、どうも様子が心配だった。

在りし日のホロストフスキーの歌・・・彼のボロディン作曲「イーゴリ公」はついにDVDにならなかった。彼ほどこの役を魅力的に歌えるバリトンはいないのに。

1、ボロディン作曲「イーゴリ公」から

Dmitri Hvorostovsky - Prince Igor' Aria-

草原の覇王コンチャーク・ハーンとの戦いで捕らわれの身となったイーゴリは敵のコンチャークをも魅了する英雄だった。祖国に残してきた妻のヤロスラヴナが悲しんでいるだろう、そなたこそ私を理解してくれるだろう、必ず雪辱を、と歌う。(イーゴリは歴史上の実在人物でルーシーの英雄)

 

2、ヴェルディ作曲「イル・トロヴァトーレ」~決闘

ルーナ伯爵は政敵で異民族の英雄マンリーコと敵対し、二人ともひとりの美女レオノーラに憧れていた。レオノ―ラはマンリーコと恋仲になる。憎しみ合う二人だが実はマンリーコは昔赤ん坊の時に誘拐された実の兄弟だったことも知らず・・・。

 Battle scene: Jose Cura vs Dmitri Hvorostovsky (Il trovatore)

 The Royal Opera Chorus
Orchestra of the Royal Opera House
Conductor: Carlo Rizzi

Manrico: Jose Cura
Count di Luna: Dmitri Hvorostovsky
Leonora: Veronica Villarroel



3、ロシア民謡~黒い瞳

 Dmitri Hvorostovsky - Dark Eyes

★ 偉大な名歌手ホロストフスキー氏のご冥福をお祈りします。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 維新の馬場幹事長の国会質疑... | トップ | 吉村大阪市長の苦悩に自民党... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オペラ」カテゴリの最新記事