ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

浅田次郎の新作「終わらざる夏」より

2010年07月31日 | 芸術

書店で浅田次郎の「終わらざる夏」上下2巻を立ち読みしていた。
今、購入するのはためらった。
悲しすぎて・・・深呼吸を何度もして、時間もたってから読もうと思う。

「二度と戦争はするな、戦争に勝ちも負けもあるものか、戦争をするやつはみんな敗けだ。・・・略・・・一生戦争をしねえで畳の上で死ねるんなら、その時が勝ちだ。
じじいになってくたばる時、本物の万歳をしろ。わかったか」

これは萬助という登場人物が、子供たちに作品の中で語った言葉だ。

浅田次郎さんは雑誌「will」で述べている。
「萬助は全く無知で、どうしょうもない社会の底辺にいる男です。
でも、あの時に萬助のような人間がいて、アウトサイダーであるがゆえに、客観的に世の中をみていたように思う。

また、「僕らがこうして生きている限り、もし幸福であるならこの幸福は誰によってどのようにもたらされたものか、もし不幸ならば誰が元凶でどういう経緯でこんな惨めな思いをしなければならないのか、という確認をするのが歴史です。
そのためには身近な歴史ほど重要になる。

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偽「保守」よ!恥じよ!!

2010年07月31日 | 政治

また、メディアが勝手なことを面白おかしく報道している。
悪趣味にもほどがある。小沢を再登場させるなんて、あってはならないことだ。
小沢に関しては90%の国民が「ノー」と言っている。
もう小沢の出番は事実上ないであろう。
それをまた、「次は小沢の逆襲か」と安っぽい報道で人々の気をひこうとするのは極めて危険そのものだ。

そして「保守」を名乗るレッテル貼りの偽「保守」よ!
国民を愚弄するのもいいかげんにせよ!
「国民は愚民、能天気だ」と誰がそんな不遜なことを言えるか!
反対意見を出した私はついに「左翼」だともいわれた。
かってに寝言を言っていなさい!
ついでに、偽「保守」よ。
「英霊が英霊が」とバカの一つ覚えみたいに叫ぶのもやめてくれるか!

正直に語ろうじゃないか、あのころは「お国の為」に母親も息子を、妻も夫を戦場に見送った。
こうも多くの犠牲を強いる前に、何かよい方法がなかったものか・・・と思う。
あんなことになったのも「精神論」を錦の御旗にした偽「保守」であった。
関東軍の暴走を止めることができなくなった時、日本の敗戦は予想された。
あの石原莞爾もそれを止めようとして閑職へと追いやられた。

そのことをきちっと反省しなければ前には進めない。
いいか、偽「保守」よ、他人の命を軽々しく「英雄扱い」して美化するな、ということだ。
私は父が激戦の地レイテから帰還できたことを「奇跡」だとも思っている。
父は亡くなった戦友たちの家族を訪問し、悲しい現実を報告しなければならなかった。
遺族の方々は「よく来て下さった」とおっしゃったが、双方の無念は、心の慟哭は、軽々しく語りがたいものなのだ。

私は愛国者だが、無益な犠牲者を出してはいけない、と思う。
そのため、今の民主党では危険なのだ。
外国人参政権を推進する共産党・社民党・公明党も危険なのだ。
これらは日本をとんでもない危険な状態へと誘い込む恐れがあるからである。

能天気とは偽「保守」よ、あんたたちのことだ。
自分のブログの種にホイホイと!
国民を上から目線で「愚民」と、「ハイ、そうですか」と答えられるか!大バカ者!!

「愚民」とは、偽「保守」よ、あんたたちのことなんだ!!
あんたたちは「何様」なんだ!
国民を愚弄するものは「祖国防衛」なんて論じることができるか!!!
そんなずうずうしいだけの頭で、何を語るのか!



コメント (2)
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橋下知事、中国での伝染病が多いことを知ってのことか?

2010年07月30日 | 政治
北京で橋下知事「中国からの観光客10倍に」(読売新聞) - goo ニュース

上をクリックして下さい。
橋下知事の考えは「カネ最優先」ですね。
府民・国民を守るために、先に厚生労働省とタイアップして、中国における結核(5億5000万人)やエイズの伝染病蔓延のことをしっかり調査してから、そして対応策を考えてから、と思いますが・・・中国政府はサーズの時のように発表していません。

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「言志四録」(佐藤一斉に学ぶ)

2010年07月30日 | オペラ

☆聡明にして重厚、威厳にして謙沖。・・・人の上に立つ者はこのようでありたい。

☆一気息、一笑話も、みな楽なり。一挙手、一投足も、皆 礼なり。・・・立派でした。

☆ことわざに言う、禍は下より起こると。余謂う、是れ国を亡ぼすの言なり。
 人主をして謝りてこれを信ぜしむべからずと。
 凡そ禍は皆上よりして起こる。その下より出ずる者といえども、しかもまた必ず致すところあり。・・・禍はすべて「上」から
 来るというもので、「下」より出たとしても、必ず上が操作したものである、という意味。

☆春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら慎む。・・・「春風」の爽やかさで他人に接し、自分には「秋霜」の如く厳しさを。

☆少年の時は当に老成の工夫を著すべし 老成の当に少年の志気を存すべし。
   ・・・若い時は「若さにまかせて」という人が多いが、中にはあえて老練な人に近付き、その人の技を自分のものとできるよう、また年をとってからは、青年のように生き生きと。

☆暗夜を憂うことなかれ、只だ一灯を頼め・・・自分にとっての「一灯」は何か、芸術家は芸術、職人は技術、学者は学問・・


実はこれは斎藤孝氏が、幕末の儒学者である佐藤一斉の「言志四録」をまとめ、わかりやすく編集したものです。
佐藤一斉の門下には、佐久間象山がいて、その門下には坂本龍馬、勝海舟、吉田松陰がいて、吉田松陰の門下には高杉晋作、伊藤博文、山形有朋らが学ぶ。また西郷隆盛は「言志四録」を生涯座右の書とした、と斎藤孝氏は書いています。

このように難しい内容なのに、斎藤孝氏は気楽に読めるように書いています。・・・祥伝社新書「最強の人生指南書」780円


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空前絶後の「トゥーランドット」ビルギット・ニルソンとコレッリのコンビ

2010年07月29日 | オペラ
Birgit Nilsson & Franco Corelli "In questa reggia" Turandot


何が素晴らしいって、空前絶後の「トゥーランドット」のライヴ。
ニルソンの桁はずれの声、偉大なプリマドンナだった。
王子カラフは、ニルソンと声比べをしてもひけをとらないイタリアの至宝、フランコ・コレッリ。
このふたりの「偉大な声」が火花を散らす。
姫は言う「謎解きの場」で3つの謎を解けば結婚してもよい、もし解けなければ死罪。「謎は3つ、死はひとつ!」と姫、「謎は3つ、命はひとつ」と王子は返答。
手に汗を握る名場面である。
☆ニルソンの髪形は「敦煌」の菩薩のイメージがする。
動画の最初と最後はマチェラータのライヴ、真中は別の舞台である。ここはニルソンのソロ。
コレッリは赤い衣装である。
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