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時事問題を中心にブログを書く日々です。
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佐藤健志氏、安倍内閣と「政府不信利得」 / 消費税増税、救済措置はこれで十分か

2019年07月29日 | 政治

【Front Japan 桜】安倍内閣と「政府不信利得」 / 消費税増税、救済措置はこれで十分か[桜R1/7/26]



動画は12分20秒から・・・

「北朝鮮の短距離ミサイル二発」・・・北朝鮮が日本海に向けてミサイル二発を発射、今年に入って初めてではない。北朝鮮はちっぽけなミサイルを発射したが大したことはない、とトランプ大統領は言っている。短距離ミサイルだったらアメリカは動かないと知って北朝鮮は動いている。アメリカが黙認した場合、日本は?
安倍総理は「アメリカと緊密に連絡していく」と言っているがアメリカは「気にしない」と言っている。
有志連合について防衛大臣が「しない」と言っているのは何か?安全保障についてこれでは心配。

「イギリスのジョンソン政権」について・・・閣僚に強硬派が集まった。辞任を表明したのが3人いる。外務大臣と司法大臣、国際開発大臣等であり致命傷を抱えてジョンソン政権は出発。(基本政策について3人は重要な主要閣僚である)
保守党に造反派がありジョンソン氏は相当数の労働党にも声掛けしなめればならなくなる。でないとあっという間に辞任に追い込まれるだろう。

「戦没者の遺骨収集」について・・・身元確認のため原則すべての遺骨を日本に持ち帰ることになった。約112万人分。DNA鑑定の為である。しかしこのままでは600年かかる。あと6年が期限だがとても追いつかない。

「安倍内閣と政府不信利得」について・・・(要点のみ)今は新自由主義とグローバリズムで経世在民の政治はなされていない。選挙の結果をどう見るか?
3分の2とってできなかったことが3分の2失って取れる?「私の任期中で~」というが「改憲」は相当遠のいた。
憲法改正というようなニンジンを顔の前にさげられてTPPも仕方ないんだ、〇〇も仕方ないんだ、△△も仕方ないんだ・・・と言う間にどうなるのか?
自民党は3年前より勝っている。負けてはいない。3分の2を超えなかたっというだけ。単独でほぼ過半数とれたのは昭和の自民党だけ。
そもそもなんで勝てるのか・・・普通に考えて勝てるないようではない。「年金」「消費税」「外国人労働者」「統計不正」「北方領土・・・固有の領土を実質放棄した」「アメリカにもさらなる譲歩」全部不利な条件なのに・・・安倍総理は「結果がすべて」というが「結果」て何?
6月までは参院選に勝てない、消費増税も凍結してW選挙になるのでは?と言われていた。
これでいいのか?国民は考え込まなければならない状況になった。「この党ならいい」と言うのはあり得ない。一番簡単なのは「野党がダメ」というのは当然だが
参議院選挙で「政権交代」はあり得ない。
国民がどこまでも「戦後」のありかたを貫きたいということではないか。
戦後の日本の基本的な在り方は「日本政府を信用しない」「戦争は日本政府しかしない」・・・憲法前文の通り。今後日本人は「日本政府はろくでもない戦争を引き起こす」のだから「自国政府を信用しない」ということ。平和主義とは「平和を守るためにいつも戦う準備をすること」
「戦後日本の平和主義は他力本願」政府不信を考えると、「経済政策」はどうなるのか。ナショナリズムを否定しグローバル化を推進する。
左右揃ってナショナリズムを否定しグローバリズムを推進、安倍総理が「国境にこだわる時代はすんだ」といったことがそれをあらわす。
国境や国籍にこだわらなくなったら国益も考えない、という話になる。

左派はもともと「国民は政府を監視しなければならない」という考え・・・信用できない政府のサービスをあてにしない、「市場原理に任せて民営化をすすめる」
高度成長期はどんどん住民サービスができたが今はそうはできない。これを「道徳的に」説得するには「甘えからの脱却」をいう。
「増税」もそうである。だから「広く薄く税金を取ったほうがいい」という。政府が信用を損なう真似をしても何が悪い?しょせん政府はそういうものだ、ということ。「消費税増税」企業は外国に行くのも「国境や国籍にこだわる時期は終わった(これは安倍総理の言葉)」「でないないと甘える人が出る」
「北方領土」国境や国籍にこだわらない、(竹島には防空識別線が設定されていない)、
牛肉や畜産も「世界に羽ばたく」成長化が必要など。

なぜ野党は議席が取れないのか・・・政府不信の原則では左翼系の野党「政府は信用するな」できたが政権をとったら「自分たちを信用するな」になる。
現在の野党には政権を担当する力がない。

では「与党は結果をだしているか?」・・・結果をだせないことも「正当化」されてきた。
没落しているからこそ「支持」される。

爽快な「末路」である。自民党は万々歳か?「政府不信」により表向き「保守化」している国民が「憲法改正」に賛成するか?それは無理。

「憲法9条3項加筆」がある限り戦後脱却があるはずはない。保守派の前にぶらさげたニンジンは何でもおかしな政策を容認する。(走り書きはここまで)

ここまで走り書きをしていて、佐藤健志氏の著作を読まれた方はよくお分かりになると思いますが、佐藤氏のブログをご紹介しておきます。(佐藤氏のブログ https://kenjisato1966.com/category/blog/ )
佐藤氏は著作に歴史の中で多くの国家が消えていったことも書かれている。

今まで安倍政権には「軌道修正」を言ってきた人が多いが、それを発言するには最初から「同調圧力」がはなはだしくあった。そのことは今までブログに書いてきたが、「軌道修正」を求める内容を書いたり話したりすると必ず「安倍以外に誰がいる?」などと言ってくる。フェイスブックも何かというと「反安倍」という階級闘争のようなレッテルが左派にではなく「軌道修正」を求める保守にもいうし異論を許さない雰囲気があった。そういうところにはコメントなど書きたくても何を返信されるのかわかっているので書かない。

来年から100万人の中国人が来るということ、これらの人が増え続けると「ヘイトスピーチ」と一方的にとられ、モノがますます言えなくなってしまう。そしてやがて実質上「日本人」は少数派になっていくのだ。
欧州と違って外国人の対応に慣れていないお人よしの日本人がどういうことになるか「カエルの王国」という小説を思う。

それと日本語の乱れも「考えを深める」「考えを話し合う」こともできなくなる。
ネットのコメントのひどい「タメクチ」などそうだ。
「~じやん」「~だろ?」「老害」「私たちより早く死ぬ人がジャマする(選挙の票の結果)」「~するのかよ」など低レヴェルの言葉が当たり前になってしまった。そういうことが書かれていると不快になるしスルーする。読むに値しないからである。
「美しい日本語」はすたれていく・・・下品で強いインパクトがあると思っている汚い言葉でやりとりする。
年長者は昔のようにたしなめることをしない。私はネットの「無神経な決まり文句」が気になる。

 国際政治学者の倉西雅子氏の文をご紹介する予定は次回以降にします。



ブログのティールーム


本日は驚くべき記録が残っているヴァーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲です。
1942年の実況録音録画で巨匠フルトヴェングラー指揮で、お聴きください。
画面を見てビックリされたことでしょう・・・「あの時代」なのです。
苦悩の音楽家はドイツの音楽を護り、聴衆はヴァーグナーに酔い、しかも名指揮者フルトヴェングラーはやせ細り、楽員とは良き信頼関係でただただ音楽に没頭します。


Furtwangler conducts Die Meistersinger in 1942

 

コメント
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