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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

マルコ・ルビオ上院議員、北朝鮮を電撃訪問したトランプ大統領を批判、北朝鮮警備官を押しのけ米報道陣を入れた女傑グリシャム報道官

2019年07月04日 | 政治

米上院議員のマルコ・ルビオ氏が、トランプ大統領が北朝鮮に行って金正恩と会談したことについて、批判をしています。
私はマルコ・ルビオ氏の批判は正しいと思うのです。

 

 

マルコ・ルビオ共和党上院議員の北朝鮮に対する的確な見識  

(アナウンサー)あなたは大統領の首脳会談中止の決定を100%支持するとおっしゃっていました。ところが週末、南北首脳会談が電撃的な形で開催され、大統領は米朝首脳会談開催について楽観的な姿勢を示すようになりました。これについてどう思われますか?

(マルコ・ルビオ)最終的な成果として何を求めるかによると思います。まず最初に今回、旧ソビエト連邦や、あるいはイタリアやフランスを相手に交渉しているのではないという点を明確にすべきです。今回の交渉相手は非常に常軌を逸した政権であり、世界に対して妄想と不信感を抱いている相手です。これまで国外と交渉をしたことがなく、常設の外交団もいません。彼らにはそのようなことをした実績がないのです。

第二に金正恩委員長は感情面でも個人的な心理面でも核兵器に対する強いこだわりを持っています。核兵器を所有することで名声と権力を得たと感じることができるのです。7年前に金委員長が実権を掌握してからずっと核開発を進めてきました。

第三に、そしてこの点が一番重要なのですが、金委員長は本当に核兵器をすべて廃棄するつもりがあるのかということです。北朝鮮は50年以上もの間、独裁体制を維持しようとしてきましたから、金委員長は核兵器を手放したらいつか誰かに地位を奪われるのではという恐怖心があります。だからこそ外交上の駆け引きが続いているわけです。アメリカからすれば北朝鮮の方が、二週間も連絡を断ちました。連絡はしてこないし、先遣隊が約束の会合にに現れないのに本番の首脳会談はできません。それなのに彼らはそのような態度を取り続けたのです。

 

(アナウンサー)Twitterのメッセージの中でこう指摘されましたよね。金委員長は武力と欺瞞で権力の座を維持しようとしている。核を保有することで、アメリカから攻撃を受ける可能性を軽減できると信じており、核放棄なしに、出来うる限りの制裁を解除させたいだけだ。残念ながら金委員長への対応は選択肢が限られてきている。これはどういう意味ですか?

(マルコ・ルビオ)北朝鮮がミサイルや核開発の放棄に合意しないと判断するのなら、アメリカも決断を下さなくてはなりません。すなわち金委員長のような人物が核兵器だけでなく、アメリカ本土を攻撃する能力を持った世界に住む覚悟はあるのか? もしその覚悟がないなら、ある時点で彼を追い詰めなくてはなりません。そのようなやり方はできれば避けたいですが、それしか選択肢がない状況になる可能性もあります。

というのも私は今でも金委員長は非核化を望んでいないと確信しているからです。彼は非核化をしないでしょう。しかし、自分がオープンな指導者で平和で愛する理性的な人物であると見せたがっています。だからこそ二週間近くも連絡を断ったあと、トランプ大統領が会談中止の意向を発表すると、今度は急遽韓国の大統領との会談に姿を現しました。彼らは再び和平について話し始め、状況が動きはじめました。

(アナウンサー)しかし、北朝鮮は核実験場を爆破し、三人のアメリカ人を解放しましたよね?

(マルコ・ルビオ)それは見せにすぎません。解放されたアメリカ人三人はもともと無実ですし、爆破した核実験場もすでに使えなくなっていた可能性もあります。それに閉鎖としたのは実験場であって、核実験なら他にどこでもできます。

北朝鮮では核実験の場所を決めるのに市民集会を開く必要はありません。どこでも金委員長の思うままに実験ができます。彼は核兵器でなく、長距離ミサイルも手に入れて、それによって国際的な地位を高めたと考えています。アメリカの大統領と面会することで北朝鮮の独裁者は自国民に対して自分を国際的なリーダーに見せています。 おそらく、北朝鮮国内では強い不満があるはずです。

 

(アナウンサー)あなたは金委員長を独裁者と呼んでいますが、トランプ大統領は違います。大統領の金委員長に対する懐柔策は行き過ぎでしょうか?

(マルコ・ルビオ)大統領はどのようにすれば金委員長を交渉の場に引き出せるのか探っているのだと思います。そして大統領の戦略はアンバランスで、北朝鮮のバランスを崩しました。いつもは北朝鮮の方がドラマチックな言動をして、予測不可能な動きによって各国を惑わすのですが、今回はトランプ大統領が一枚上手です。アメリカの大統領としてはこれまでにない流儀で、少なくとも北朝鮮の足元をすくいました。これまで長い間北朝鮮は従来型の政治家を相手にすることに慣れてきたんですが、その意味ではトランプ大統領を評価します。しかし、最後は取引ですから。取引でなくても、検証な可能な形にしなくてはなりません。これは北朝鮮のような国にとっては難しいことです。外交の経験がなく、交渉の経験もなく、このような交渉の経験者が一人もいないんですから。 (以上)http://asian-reporters.com/abnewsmarcorubio/?fbclid=IwAR0M3KUCZa86Y44uXV6IcDxKunJf7LUsp1OBazF6C-vjmuxTRTOQ3-JXkIA

追加です。ヤッパリね・・・マルコ・ルビオ上院議員の心配が当たったようです。
「北朝鮮【米国は敵対行為に躍起】 声明で批判 」

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%80%8c%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e3%81%af%e6%95%b5%e5%af%be%e8%a1%8c%e7%82%ba%e3%81%ab%e8%ba%8d%e8%b5%b7%e3%80%8d-%e5%a3%b0%e6%98%8e%e3%81%a7%e6%89%b9%e5%88%a4/ar-AADOPCV?ocid=ientp

 

下記の絵は「愛国画報」のyohkanさまの作成です。いつもありがとうございます

 

なお、アメリカの報道陣がなぜ北朝鮮での報道ができたのか、それは女性のグリシャム報道官が北朝鮮の警備をくぐり抜け、「GO!!」と号令をかけたこと、これが次のyoutubeで見ることができます。
(グリシャム報道官はトランプ大統領夫人メラニア氏の側近で、メラニア夫人はツイッターで「夫と私は政権や国のために働く人物として彼女が最良だと考えている」と強調した。CNNテレビによると、グリシャム氏はメラニア夫人の報道官を兼務し、ホワイトハウス全体の広報戦略を指揮する広報部長にも就く・・・https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46581020W9A620C1000000/

North Korean security scuffles with Stephanie Grisham

 


 異常な大雨災害、最近とても恐ろしい、前回のブログ記事に載せましたが、国土強靭化政策を勧めないとどんどん被害が大きくなる、気候も大きく変化してきたこの頃。自然災害に向けてできるだけのことをしないといけないと思います。
昨年の大雨よりもっとひどい状態です。毎年このような状況になるのかと大変心配です。

それからお詫びですが、昨日大雨情報のブログ記事作成の後、政治的な記事は今夕以降に書きます、と記していましたが、いろいろな疲れで本日になりました。申し訳ありません。

 

ブログのティールーム

本日は戦前・戦中にかけて全盛期を迎え、個性的な声と劇的な表現でヴァーグナーを歌い、魅了した名歌手、
マルタ・メードルの歌うヴァーグナー「ヴェーゼンドンクの5つの詩」をお聴きください。
なお、同曲は以前にこのコーナーでジェシー・ノーマンやフラグスタートが歌ったものをUPしていました。

フラグスタートやヴァルナィ、ニルソンなどドイツ人ではない外国勢の中で、ドイツのドラマティック・ソプラノとして全く異なった内面的な表現と歌詞の陰影の魅力を感じます。残念ながらメードルの名は日本版のWIKIにはありません。私は戦後まもなく彼女がイタリアで歌ったヴァーグナーの実況録音をyoutubeで聴いてからその魅力に圧倒されました。(今では彼女の名前を知る人はかなりオペラに詳しい人か専門家です)
彼女は知的な解釈で全世界を魅了したのです。これは歴史的名唱です。

Martha Mödl "Wesendonck Lieder" Wagner



1.天使
2.止まれ
3.温室にて
4.苦悩
5.夢

 

コメント
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