ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

石原慎太郎・西部邁両氏が出演『プライムニュース』

2015年04月17日 | 政治

★ 石原慎太郎氏・西部邁氏『プライムニュース』に出演(2015.4.8)

youtubeがないので『プライムニュース』のサイトのリンクを貼ります。
内容の「走り書き」も追加しまいた。(下記にあります)



前編 http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150408_0


後編 http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d150408_0





★ 内容の「走り書き

≪前編≫

イスラム過激派のテロ

石原 ISテロは許せない。
   9.11のビンラディン、「我々は60年来の屈辱を必ず晴らす」と言っている。
   あきらかに白人の一方的支配が終わろうとしている。
   ヨーロッパはそのうち解体するだろうが仕方がない。
   白人が有色人種をどう扱ってきたか、第一次大戦のあと、イスラム圏を分割支配してきた。
   2世紀からキリスト教圏との激しい戦争が続いていた。それが中世~現代に至るまで。
   ナセル、スカルノも同じことを言う。日本人が有色人種の国家をつくった。

西部 復讐でしょう。これだけ何百年も傷つけられたら復讐でしょう。
   ステイトは国家というが、もともとは「歴史的にもたらされた状態」の意。
   テロ並にイスラム社会を破壊した。
   そんな状態を回復したいという行為が起こるのは当然歴史の流れによってもう一度と思っている。
   国際連盟に日本が「差別撤廃」を訴えたが、ウイルソンがそれをはずした。
   日本の真珠湾攻撃も、日本に先制攻撃をさせたいと。

   歴史の長いスパンを見なくてはならない。幕末から100年戦争というスパンでなければ。
   歴史的なアジア侵略に対する「自衛」、日本は自衛の戦争をした。
   ABCD包囲網をされ、日本はほとんど負けを覚悟で立ち上がった。
   気分的に言えば、日本人は当然すすむべき道をした。


日米関係について

石原 おかげさまで日本は「奴隷的忍従」を知らないで来た。
   ドイツは条件降伏をした。
    1、新しい憲法は自分たちが持つ
    2、新しい教育も自分たちで
    3、国軍を持つ

   吉田は大きな間違いをした。あの調印でアメリカの作った憲法を破棄すべきだった。
   高度成長があり、人間は経済を切り離せない。

西部 日本独自の道は妥協か? すべてを日米同盟からはじめるのは「錯覚」に値する。


≪後編≫

西部 アメリカの化けの皮がはがれた。
   簡単に「資本主義」というが、アメリカがやろうとしているのは資本の規制撤廃、暴走していく。
   アメリカのデモクラシーは精神の砂漠状態。一握りのキャピタリスト。

石原 アメリカはどんどん経済階差で崩壊していくのではないか。
   金持ちだけ集まって軍をつくる、消防・警察まである。非常に廃退性が強い。

西部 資本主義が健全であるためには、組織の在り方を国民の「長い歴史の常識」でチェックが施されなくてはならない。
   国民の議論の仕方、代表者の選び方、歴史の常識、
   アメリカがダメなのは歴史感覚が乏しい。
   歴史感覚が国民の常識になっていないから暴走する。
   アメリカから来るものにすぐに飛びつくのがいて、だから「ジャップ」と(西部先生がよく言う)は呼んでいるのだ。

石原 外交や見識の問題、正確な把握・・・。
   小泉の時代に竹中平蔵が経済に詳しくない小泉に吹き込んだ。


戦後70年 安倍70年談話について

石原 出すな、相手から「美しい」と見えるのがいけない。北岡某・・・。

西部 アジアの19、20世紀、歴史の流れの中の戦争である。
   誰がどういったって白人諸列強、うかうかしていると日本も巻き込まれる、と立ち上がったのは明治。
   北岡某は歴史認識がおかしい。
   ジグザグの中で歴史的状態の中に自分たちがいたとすれば・・・生きていれば行き過ぎもある。
   どういう流れの中でどうなったのかを文章化。
   クリミアだってもともとロシアのもの、ロシアはクリミアにこだわる。
   日本はアメリカに組しないといけないのだろうが。
   ロシアが反発するのも利器できるという文をいれた上でアメリカとも組む。
   「どちらにつくか」というのはやめてほしい。

   ちゃんとした文章表現力を持った人がいるなら、堂々と説を出してもよいが、そんな人がいないと黙っている方がよい。

石原 「人間生き延びるには一度死なねばならぬ」、死んだ気になるということ。
    この70年は要するに死んだと思ってはじめて日本人として生き延びるということ。
    自主自活、胸をはって堂々と歩く。憲法を含めて。
    
   日本の国会議員は教養がない。歴史を知らない。
   学生たちが70年前の戦争のことも知らないでは自分たちの立ち位置がわかるわけもない。
 
   


蛙さまのコメントから、西部先生の言葉を追加させていただきました。

>西部先生、お元気で居て頂きたい大切な御方です。
「日本に手をかけたらそれが米であれ中国であれ、
深手を負いますよ、という体制を日本は作っていくこと。
世界はパワーポリティクス(力のせめぎ合い?)なのだから」
現実を見て柔軟にということなんでしょうね・・
西部先生の言葉の裏には愛が有るように思います、
(多分優しい方なんだろう)


★ 石原・西部両氏の対談、おふたりの意見を走り書きしてみました。

 大きなyoutubeではないので、そして画像の下にある直角三角形(横長の)がボリュームですので、音声を調節できます。

 西部先生、右腕にタオルをかけられて、神経痛なのでしょうか。手袋もされています。どうぞお大事に。




コメント (6)
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