ビール飲みオヤジの日々雑感

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ロシア大統領選挙に想う

2024年03月18日 | 時事
ロシアの大統領選挙は過去最高の投票率と得票率でプーチンが5選を果たしました。
(NHK NEWS WEB配信2024年3月18日付「【詳報】ロシア大統領選 プーチン氏圧勝 “過去最高の得票率”」)
このNHKの報道では投票率が74.22%でプーチンの得票率が87.29%だそうです。

得票率はそもそも邪魔者を強制排除した出来レースですから、9割近い得票率があって当たり前。
一方で組織を通じてプーチンへの投票を強制し投票したことを証明する写真まで撮らせたり、ウクライナからの強奪地では武装兵が睨みを効かせて住民にプーチンへの投票を強要する・・・そんなことまでしても結局投票率は70%台なんだ・・・。


かつて昭和の時代の日本の国政選挙では、自由選挙において誰に強制されるわけでもなく投票率が70%台は当たり前でした。
プーチンが結果数字のためにいかに無理をしているのかがよく判ります。

無理はかならず跳ね返ってきます。
因果応報です。
ある意味、楽しみです。

方や我が日本のハナシ。
かつて70%台が当たり前だった国政選挙の投票率が平成の30年を経て50%台が当たり前になりました。
地方の首長選挙や地方議会選挙に至っては30%台が当たり前で時には割り込むこともあります。
誰が「投票するな!」と強制したのでもありません。
「自分の1票では何も変わらない。」
と、自ら考えて決められる投票行為自体を自ら放棄してしまった結果です。

自ら安易に権利放棄をしながらそれをさも熟慮の結果とばかり、批判精神だけ旺盛ながら世間については妙に達観する連中が増えました。
これを「平和ボケ」と言います。

これに乗じていい気になって好き勝手やっている政治屋連中が蔓延ってます。
それが政治資金の裏金問題で醜くも露呈しました。
因果応報です。
その責任は政治屋もさることながら有権者も負わないわけにはいきません。

ロシア大統領選でもまた「自分の1票では何も変わらない。」と考える人たちが相当数いらっしゃったと推察します。
それはロシアでは自らの1票を自らの意志に従っては投じられない状態にあるということでもあります。
ややこしいことになるぐらいなら、今の自らの平穏な生活が維持できることを優先する・・・
権力者はこういう状態を巧みに把握して利用しているに違いありません。

日本も根っこは同じ状態のように感じます。

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