頼りになるのは現金だ

円の価値が相対的に低くなるのは、円で持っているよりドルやユーロで持っていた方がメリットが大きいと市場が感じているからです。
（ヤフーニュース配信TBS NEWS DIG2022年6月8日付「【速報】1ドル＝134円台まで円安進む 2002年2月以来、20年4ヶ月ぶり」）

とにもかくにも金利の差は如何ともしがたいところです。
それでも日本のゼロ金利政策は変わらないのですから、オヤジにはもう関係なくなりましたが（笑）得するのは住宅ローンを借りている人ぐらいでしょうか。
それも返す当ての有無を考えれば、どんどん借りようとはなかなか思えないでしょう。

円安は輸入に多くを頼る我が国の衣食住の全てに渡って物価上昇の要因になります。
経済成長を伴わない即ち賃金上昇を伴わない物価上昇がますます経済を委縮させます。
節約でしか太刀打ちできませんから。
それでも自国通貨の価値を下げようとする中央銀行の行動合理性がオヤジにはよく解かりません。
（ヤフーニュース配信デイリー新潮2020年6月8日付「『値上げ許容』発言の黒田・日銀総裁　大炎上に荻原博子さんが“妙に納得した”ワケ」）

こんな時に「貯蓄から投資へ」、「新しい資本主義」なんて寝ぼけたことを言っている人がいます。
騙されちゃいけません。
こんな時こそ頼りになるのは現金、預貯金です。

甘い言葉に載せられて増やそうなんて思っちゃいけません。
誘う連中は自らは決して損をしないシクミを作って他人の金を好き勝手投資運用したがっているのです。
理不尽に目減りさせられないように自らを守らなければなりません。
上記記事にある経済評論家の萩原博子さんの言葉に大いに納得でした。