ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

久々のフェスティバルホールで驚いたこと

2013年09月21日 | 音楽
新装なって初めて訪れたフェスティバルホール。

10数年前は大フィルの定期会員でほぼ毎月通っていました。
良い意味で昔のホールの雰囲気を残して最新のホールに生まれ変わっていました。
座席は前に比べると少しゆったりとした印象ですが、シート自体は少し固めというか、長時間座るにはちょっと硬いのではと感じました。
実際、今日は休憩を含めて約3時間の鑑賞でお尻が痛くなりました。。。そりゃ、オヤジが体重が重すぎるからか・・・

演目はレ・ミゼラブルでした。
かつて鹿賀丈史と滝田栄の相互ダブルキャストを帝国劇場に観に行った記憶があります。
今回は映像を活かし、場面転換がスピーディでテンポ感のある演出になっていたと思います。
全体としてはほぼ満足水準でした。

ただ、歌唱力が全体的に?がつきました。
そもそも声域とキャスティングが適切だったのか、明らかに能力的制約からのゴマカシが見えて少し残念でした。
終演後は聴衆の8割がたがスタンディングオベーションでしたが、オヤジはそこまでかなと座って拍手してました。
相変わらず天邪鬼です。(笑)

そして今日一番驚いたのは開演前の注意喚起のアナウンスでした。
場内スピーカーでアナウンスの後、さらに座席の各所でボードを掲げた係員の方々が、開演中は前のめりになると後ろのお客様が見づらくなるので座席に背をつけて鑑賞してください、おしゃべりをすると周りのお客様に迷惑なのでしないでくださいなどと懇切丁寧に場所を変えながら重ね技の注意喚起でした。
ここまでしないとコンサートやミュージカルの鑑賞の最低限のマナーやルールも知らずに自分本位に立ち振る舞う人が大勢いるということです
勿論、携帯を切らない人を見越した電波のシャットダウンも行われていました。
そもそも聴衆のマナーを信用しちゃいけない時代になってしまったんですね。

公演中、曲毎にそのシーンの味わいそっちのけで1番乗りを目指した拍手が起こったり、ちょっとマーチ調の曲になると手拍子を始める人など、おいおい公民館の歌謡ショーと違うぞと突っ込みたいことが随所で起きました。
それだけ普段は縁のない人までもが観たいと思って感動する人気のミュージカルならではなのでしょうけど。

ともあれミュージカル全体の雰囲気を台無しにするようなアホがいなかっただけまだマシだったと思うことにしました。

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