ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

町田の「第9」

2014年12月27日 | 時事
地名じゃありません。(笑)
フィギュアスケート男子の町田選手がベートヴェンの「第9」を音楽に使いフリー演技をしたということ。

生中継を視ていましたが、もう一つ音楽にもスケートにも乗り切れていませんでした。

町田選手なりに思いがあるのでしょうが、視ている側としては演技と曲との調和以前に、「第9」がフィギュアには合わない音楽に響いてました。

これはきっとオヤジがクラシック音楽と世の平均以上に付き合っている思い込みなのかもしれません。

ベートーヴェンは当時せいぜい30分から40分のシンフォニーの規模を「第9」で一気に70分以上の大規模なものにし、しかも人の声を入れたのは何故か。
かなり力づくで4分半に縮められた「第9」は、本来の曲が持つチカラを感じられるものではありませんでした。
スケーティングで感じさせればOKだったんでしょうが、ジャンプを中心にちょっとミスが目立ってしまいました。

ここは素直に多くの人が知っている4楽章だけを取り上げて構成した方が、たとえフィギュアに合わないとしても、解り易かったのではと感じます。

ただそこは町田選手なりの拘りが1楽章の冒頭を入れさせたと解釈すべきなのでしょう。
町田選手自身も決して納得できていないと思います。
「第9」については来シーズンのさらなる完成度に期待しましょう。

それにしてもジュニアグランプリファイナルを制した、今回も並居る競合のお兄さんたちを抑えて堂々の2位の宇野の演技は素晴らしかった。
ひと頃、フィギュアと言えば男子は女子の付属物みたいだったものが、真央ちゃん休業、ミキティ引退などで今や全くの逆転の感があります。

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<<フィギュア>町田、ベートーベン「第9」に調和できず>
ヤフーニュース 毎日新聞配信  http://headlines.yahoo.co.jp/ 2014年12月27日

 ◇全日本選手権 男子フリー(27日)

 長野五輪の開会式で合唱されたベートーベンの「交響曲第9番」をフリーの曲として選んだ町田樹(関大)。あらん限りの力を注いで奏でるはずだったが、冒頭の4回転トーループは着氷させたものの、二つ目は転倒。その後もミスが相次ぎ、曲に調和できなかった。

 実はGPファイナルから帰国後に風邪を引いて高熱も出た。それでも気丈に振る舞い、「全身全霊をかけて演じたい」。強い意志を持って臨んだが、今季は失敗続きだった第9を自分のものにすることはできなかった。
コメント
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