<イオン、3400品目2~4割値下げ 役員報酬カットも>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年3月18日
小売り大手のイオンは18日、食品などメーカー製品3400品目を2~4割程度値下げすると発表した。昨年から値下げを繰り返してきたイオンだが、今後も一層の値下げを進める。岡田元也社長は記者会見で「お客様のニーズがくみ上げられず、値下げで他社より出遅れていた」と反省の弁を述べた。
20日から始める3400品目の値下げは、ジャスコなど全国の約1250店が対象。食品2500品目は平均20%、住居関連用品は35%下げる。これとは別に、自主企画(PB)商品の「トップバリュ」1700品目も8月までに順次、値下げするという。
例えば、4個入りのヨーグルト(計340グラム、税込み218円)を148円に、詰め替え用コンディショナー(420ミリリットル、同398円)は248円に下げる。
岡田社長が自社批判を強めてまで低価格路線を強調するのは、不振の総合スーパー事業をてこ入れしたいからだ。昨年前半以降、メーカー製品に加え、PBでは6回も値下げしたが、全体の売り上げ増加には結びついていない。値下げすべき商品を値下げしきれていなかったという「反省」も社内にはある。利益率の高い衣料品では特に、1~2月も前年より売り上げを1割以上も落とした。
値下げの原資を生みだそうと、30万品目程度の商品数を18万程度に絞り込み、調達方法も見直して、コスト削減を進める。また、役員や幹部社員の報酬や賞与のカットで、12億円分の人件費を削減するという。(五十嵐大介)
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連日の値下げ記事です。
218円のモノが148円で、398円のモノが248円で買えるのだから、消費者はうれしいはずです。
じゃ、皆がそれを買うか?ココなんだと思います。
PBを6回値下げしても売上が上がらなかったのは、そもそも総需要が伸びていないのだからある意味当たり前の話です。売上を伸ばすためには競合から獲ってくるしかないのです。
でも、前日の記事のとおり競合だって値下げします。
値段を下げるのは乱暴な言い方をすればエイヤと値札を付け替えれば済むことです。但し、シクミの裏づけが無いと長続きはしませんし、自らが疲弊してしまいます。
それでも短期的に戦うには価格が一番効くからこうなってしまいます。100年に一度の経済危機だと事実に加えて悲観的な情報が価格志向を強めていることは事実です。
それに抗ってもなおかつ価格にはしらず業績が伸ばせるのは今までそういった下地を固めてきている企業でしかできないでしょうし、ここで安くすることだけでなく体質を強められるかが今後の生き残りに大事なキーになってくるでしょう。
閑話休題。
WBCは韓国に完敗でした。
気力に加えて、戦力としても差を見せ付けられた印象です。
次のキューバも前回の完敗を踏まえて、日本に対する本気度は格段に異なってきます。
日本の力がどんなもんか、次が本当に問われることになるでしょう。
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2009年3月18日
小売り大手のイオンは18日、食品などメーカー製品3400品目を2~4割程度値下げすると発表した。昨年から値下げを繰り返してきたイオンだが、今後も一層の値下げを進める。岡田元也社長は記者会見で「お客様のニーズがくみ上げられず、値下げで他社より出遅れていた」と反省の弁を述べた。
20日から始める3400品目の値下げは、ジャスコなど全国の約1250店が対象。食品2500品目は平均20%、住居関連用品は35%下げる。これとは別に、自主企画(PB)商品の「トップバリュ」1700品目も8月までに順次、値下げするという。
例えば、4個入りのヨーグルト(計340グラム、税込み218円)を148円に、詰め替え用コンディショナー(420ミリリットル、同398円)は248円に下げる。
岡田社長が自社批判を強めてまで低価格路線を強調するのは、不振の総合スーパー事業をてこ入れしたいからだ。昨年前半以降、メーカー製品に加え、PBでは6回も値下げしたが、全体の売り上げ増加には結びついていない。値下げすべき商品を値下げしきれていなかったという「反省」も社内にはある。利益率の高い衣料品では特に、1~2月も前年より売り上げを1割以上も落とした。
値下げの原資を生みだそうと、30万品目程度の商品数を18万程度に絞り込み、調達方法も見直して、コスト削減を進める。また、役員や幹部社員の報酬や賞与のカットで、12億円分の人件費を削減するという。(五十嵐大介)
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連日の値下げ記事です。
218円のモノが148円で、398円のモノが248円で買えるのだから、消費者はうれしいはずです。
じゃ、皆がそれを買うか?ココなんだと思います。
PBを6回値下げしても売上が上がらなかったのは、そもそも総需要が伸びていないのだからある意味当たり前の話です。売上を伸ばすためには競合から獲ってくるしかないのです。
でも、前日の記事のとおり競合だって値下げします。
値段を下げるのは乱暴な言い方をすればエイヤと値札を付け替えれば済むことです。但し、シクミの裏づけが無いと長続きはしませんし、自らが疲弊してしまいます。
それでも短期的に戦うには価格が一番効くからこうなってしまいます。100年に一度の経済危機だと事実に加えて悲観的な情報が価格志向を強めていることは事実です。
それに抗ってもなおかつ価格にはしらず業績が伸ばせるのは今までそういった下地を固めてきている企業でしかできないでしょうし、ここで安くすることだけでなく体質を強められるかが今後の生き残りに大事なキーになってくるでしょう。
閑話休題。
WBCは韓国に完敗でした。
気力に加えて、戦力としても差を見せ付けられた印象です。
次のキューバも前回の完敗を踏まえて、日本に対する本気度は格段に異なってきます。
日本の力がどんなもんか、次が本当に問われることになるでしょう。