世論というのは不思議なもんです。
そんなに潔癖を政治屋に要求したってムリでしょと思っていても、世論という形になるとやっぱり要求するんだなと感じます。
マスコミもそれを解っていて、絶妙のタイミングで世論調査を仕掛けます。誰が考えたって民主党、小沢さんには逆風の時期です。
今のところは政治資金の処理の仕方の問題です。それはそれで問題なのですが、手続き論であって、即それが贈収賄だということではありません。
便宜は図ったかもしれませんが、そもそも見返りを期待しない政治献金なんてあり得ないワケです。
クドイ程の繰り返しますが小沢さんのカタを持つ気はありません。でも、ますますタイミングが絶妙過ぎるなと妙に感心してしまいます。
献金は見返りを求めない浄財ではありません。
神仏に供えるお賽銭や献金だって、神のご加護、恵み、仏のご慈悲を期待して、あるいは感謝して納めるわけで、見返りを大いに期待している行為です。
民主党のミスなのか、自民党のシカケなのか、いずれにしても同じ穴のムジナに見えるのは、明るみに出た某政府高官の記者会見のしどろもどろでも窺い知れます。
シカケとすれば、これだけ民主党の勢いを急激に止めたのですから、してやったりでなんでしょうけど、そんなことやっとる場合なんでしょうかね。
-------------------------------------
<【産経・FNN合同世論調査】世論の逆風「小沢凋落」 「説明責任果たさず」約8割 >
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年3月9日
産経新聞社が7、8の両日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した世論調査は、公設第1秘書逮捕で揺れる民主党の小沢一郎代表に対して、約8割が「説明責任を果たしていない」という厳しい数字を突きつけた。小沢氏の記者会見内容に納得したのは18・2%で、「党代表を辞めるべきだ」との答えも全体のほぼ半数47・4%にのぼった。世論を味方に政権交代を目指し、政権を目前にしているとみられてきた同党にとって、世論の離反は致命的。平成19年の参院選大勝で膨らんだ「小沢神話」は突然、凋(ちよう)落(らく)した。
報道機関の世論調査結果が伝わった8日夜。小沢氏は都内の2カ所の個人事務所を忙しく行き来した。民主党の西岡武夫参院議院運営委員長や、側近の平野貞夫元参院議員と相次いで個別に面会したとみられ、「世論調査結果の分析をしているのではないか」との観測が流れた。
小沢氏と約30分話し込んだ平野氏は、事務所を出ると記者団に平静を装った。
「代表は超然としている。(世論調査の)話題はまったくなかった。党内も全体的に冷静ではないか」
だが、この緊迫した空気は、むしろ地元選挙区に戻った民主党国会議員の方が強かった。全国各地で民主党の「これから」に触れる発言が相次ぎ、執行部の鳩山由紀夫幹事長ですら8日、小沢氏の「進退」に触れざるを得なかった。
民主党の苦悩は、小沢氏への批判が「党への批判」につながりつつある点だ。
「麻生太郎首相と小沢氏のどちらを信頼できるか」との質問では、小沢氏と答えた人は2月21、22日の前回調査より12・4ポイント下がり、小沢氏の評価低下は明らかだが、それが政党評価にまで拡大した。
民主党の政党支持率が前回比2ポイントダウンしただけでなく、比例代表での投票先を聞く質問では6・6ポイントも下げた。
それでも民主党執行部は小沢氏の辞任論が広がるのを放置はできない。
「国民には『説明責任がまだ尽くされていない』という気持ちが強い。(逮捕された小沢氏の秘書の)容疑が晴れる状況を早く作り、小沢代表を中心に挙党態勢で、この難局を切り抜けたい」。鳩山氏は9日、山形市内で、あえて「小沢代表を中心に」という言葉に力を込めた。
だが、小沢氏を守ろうとする執行部の思いとは裏腹に、世論調査は、さらに厳しい現実を突きつける。
支持政党のない、いわゆる「無党派層」は、前回39・2%が比例代表で民主党に投票すると回答したが、今回は9・2ポイント減の30・0%まで急落した。小沢ショックに最も敏感に反応したのは、やはり無党派層だ。
「強制捜査を受けている政治家では衆院選は戦えない。代表が岡田(克也副代表)になれば民主党は無党派層を取り戻せるのではないか」。調査結果を意識した中堅議員は早くもポスト小沢の具体像を描き始めた。(村上新太郎)
そんなに潔癖を政治屋に要求したってムリでしょと思っていても、世論という形になるとやっぱり要求するんだなと感じます。
マスコミもそれを解っていて、絶妙のタイミングで世論調査を仕掛けます。誰が考えたって民主党、小沢さんには逆風の時期です。
今のところは政治資金の処理の仕方の問題です。それはそれで問題なのですが、手続き論であって、即それが贈収賄だということではありません。
便宜は図ったかもしれませんが、そもそも見返りを期待しない政治献金なんてあり得ないワケです。
クドイ程の繰り返しますが小沢さんのカタを持つ気はありません。でも、ますますタイミングが絶妙過ぎるなと妙に感心してしまいます。
献金は見返りを求めない浄財ではありません。
神仏に供えるお賽銭や献金だって、神のご加護、恵み、仏のご慈悲を期待して、あるいは感謝して納めるわけで、見返りを大いに期待している行為です。
民主党のミスなのか、自民党のシカケなのか、いずれにしても同じ穴のムジナに見えるのは、明るみに出た某政府高官の記者会見のしどろもどろでも窺い知れます。
シカケとすれば、これだけ民主党の勢いを急激に止めたのですから、してやったりでなんでしょうけど、そんなことやっとる場合なんでしょうかね。
-------------------------------------
<【産経・FNN合同世論調査】世論の逆風「小沢凋落」 「説明責任果たさず」約8割 >
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年3月9日
産経新聞社が7、8の両日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した世論調査は、公設第1秘書逮捕で揺れる民主党の小沢一郎代表に対して、約8割が「説明責任を果たしていない」という厳しい数字を突きつけた。小沢氏の記者会見内容に納得したのは18・2%で、「党代表を辞めるべきだ」との答えも全体のほぼ半数47・4%にのぼった。世論を味方に政権交代を目指し、政権を目前にしているとみられてきた同党にとって、世論の離反は致命的。平成19年の参院選大勝で膨らんだ「小沢神話」は突然、凋(ちよう)落(らく)した。
報道機関の世論調査結果が伝わった8日夜。小沢氏は都内の2カ所の個人事務所を忙しく行き来した。民主党の西岡武夫参院議院運営委員長や、側近の平野貞夫元参院議員と相次いで個別に面会したとみられ、「世論調査結果の分析をしているのではないか」との観測が流れた。
小沢氏と約30分話し込んだ平野氏は、事務所を出ると記者団に平静を装った。
「代表は超然としている。(世論調査の)話題はまったくなかった。党内も全体的に冷静ではないか」
だが、この緊迫した空気は、むしろ地元選挙区に戻った民主党国会議員の方が強かった。全国各地で民主党の「これから」に触れる発言が相次ぎ、執行部の鳩山由紀夫幹事長ですら8日、小沢氏の「進退」に触れざるを得なかった。
民主党の苦悩は、小沢氏への批判が「党への批判」につながりつつある点だ。
「麻生太郎首相と小沢氏のどちらを信頼できるか」との質問では、小沢氏と答えた人は2月21、22日の前回調査より12・4ポイント下がり、小沢氏の評価低下は明らかだが、それが政党評価にまで拡大した。
民主党の政党支持率が前回比2ポイントダウンしただけでなく、比例代表での投票先を聞く質問では6・6ポイントも下げた。
それでも民主党執行部は小沢氏の辞任論が広がるのを放置はできない。
「国民には『説明責任がまだ尽くされていない』という気持ちが強い。(逮捕された小沢氏の秘書の)容疑が晴れる状況を早く作り、小沢代表を中心に挙党態勢で、この難局を切り抜けたい」。鳩山氏は9日、山形市内で、あえて「小沢代表を中心に」という言葉に力を込めた。
だが、小沢氏を守ろうとする執行部の思いとは裏腹に、世論調査は、さらに厳しい現実を突きつける。
支持政党のない、いわゆる「無党派層」は、前回39・2%が比例代表で民主党に投票すると回答したが、今回は9・2ポイント減の30・0%まで急落した。小沢ショックに最も敏感に反応したのは、やはり無党派層だ。
「強制捜査を受けている政治家では衆院選は戦えない。代表が岡田(克也副代表)になれば民主党は無党派層を取り戻せるのではないか」。調査結果を意識した中堅議員は早くもポスト小沢の具体像を描き始めた。(村上新太郎)