前回のZemplén-hegység (ゼンプレーン山脈)を廻り込んで反対側(東側)の麓にある国境の町に
向かいます。 国道37号線を目指します。 国境に沿って行けば、景観が楽しめること間違いなし。
<百四十八番札所; Sátoraljaújhely (シャートラリョ・ウイヘイリィ)修道院>
ここ Pálos 修道院は、13世紀に建てられた。 1786年に神聖ローマ帝国皇帝 Józef 2世
(オーストリアの 皇帝でもあった)の命令により、Pálos の信仰活動が禁止されたので、
以後 Piarist (ピアリスト)会の修道院となった。
Pálos : 聖職者Pál の教え
Piarist : 1957年に聖ヨゼフ・カラティウスによって創立された聖職者修道会
オリジナルの門及び石の彫刻を建物内部に保存展示
翼祭壇 祭壇内部の壁画(バロック)は目が眩むばかりの美しさ
内陣祭壇側 内陣入口側
<百四十九番札所; Sárospatak vártemplom (シャーロシュパタク城教会)
教会は城の敷地内に建つ、北ハンガリーで最大級のゴシック様式のホールタイプの教会である。
教会の建築は 1537年であり、城が1534~1537年の建立であったので、城と同時に工事は進められ
ていたと思われる。
町の人口は、13,000人(2009年)で、非常に美しい、静かな落ち着いた町である。
城と教会は、当時の石垣で囲まれており、脇には Bodrog (ボドログ)川が流れている。
向こうに城を眺む。
内陣(祭壇側) 内陣(入口側) 南門
<百五十番札所; Karcsa református (カルチャ) カルビン派教会>
教会は、ロマネスク様式のレンガ造り、12世紀に建立した祭壇を6分割したユニークな
円形教会である。
内陣は、13世紀に美しく整え、イタリア・フランスの影響を受けた石彫刻を見ることが出来る。
1964~1968年にオリジナルスタイルに復元させただけあって、建築美は素晴らしい。
教会正面 南側から
正面門周りの石彫刻
南門
祭壇側からの教会外観 西側にかわいい鐘塔あり。
祭壇のアーチ形状ブースは6つある。 現在の祭壇は1764年に作り、他の部分より新しい。
柱に施した彫刻は、イタリア・フランスの影響を反映している。
この地域は刺繍が盛んで、教会の中で展示即売していた。
これで、「Sárospatak (シャーロシュパタク)の教会」はお終いです。