撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

バラトン湖をスケッチ(14)秋の終りに

2020-11-26 18:01:01 | 海外生活

 サクランボの木から枯葉がすっかり散ってしまうと、いつもと変わらぬ自然の摂理、

冬の始まりである。

■ 枯葉焚き

  紅葉観賞とキノコ採りも終わると、散って積もった枯葉の焼却はバラトン湖界隈の

 冬を迎える風物詩。 1回では済まないので、10月末から2,3回に分けて行うが、

 初雪の降る前の11月末までに終えるのが我が家の冬支度スケジュール。

 今回は最後となった11月22日の枯葉焚きのスケッチを冒頭に使いました。

  

 

  枯葉に因んだ曲は数え切れないほどあるが、そのものズバリの「autumn leaves」を

 私の最も気に入っている歌手の Eva Cassidy (1963-1996) のヴァージョンで以下のブログ

 を観る間、お聴き下さい。

 彼女は33歳の若さで癌に侵され亡くなり、皮肉にも旅だった後に爆発的に人気が沸騰

 しました。 枯葉の如く、音もなくハラリと散る情景と癌との闘い、悲しい物語ですね。

 youtube には彼女の曲はいっぱい入っていますが、この映像がバラトン湖の景色と

 ダブルものがあります。 演奏が London Symphony Orchestra なので使った映像は

 イギリスかヨーロッパ大陸ではないかと、勝手に思っています。

 

 

                                                                                                                Nov. 22 2020 撮影

 

 これは1回目の枯葉焚きのもので、枝にはまだ一杯緑の葉が残っている。

                                Oct. 23 2020 撮影

 

  焚火の中に、さつま芋を銀紙に包んで投げ込んでおくのも楽しみの一つである。

 日本の物(こちらの物はスイートポテトとしてスーパーに常時売られている)に比べ

 るとホクホク感に欠けるが悪くはない。

 

  焚火を終え、配管から水を抜き、電源をすべて落とすと、コーテージの戸締りは

 お終いで、来年の春までの冬ごもりである。 

 同時にここから (Balaton-kenese)の夕焼けも「じゃ、又」と言っているようだ。

                              Nov. 22 2020  p.m.3:45

   ティハニー半島の左に陽が沈むのが、この時期の定位置となる。

 

  スキャナーのせいにしたいほどの不出来。

 

 ひと月前、ふた月前にはティハニー半島の丘の中に陽は沈んでいたのに、

                              Sep. 12 2020 撮影

 

                              Oct. 31 2020 撮影

 

■ この時期にバラトン湖畔で見る樹々と草花

 ● 野イバラの樹の実

  

 

  野原には一番多く目につく赤い実                   Nov. 21 2020 撮影

 

 ● ナナカマドの並木道と赤い実           @ Balaton-világos  Nov. 22 2020

 

 ● 白玉の木の実

  

 

 こんな樹が身近にあったなんて知らなかった。             Nov. 19 2020 撮影

 

 ● 野原アザミとヒメジオン

  

 

  まだ枯葉の中で健気に咲き続けている夏の花        Nov. 21 2020 撮影 

 

 ● 洋菊

  

 

  この時期の庭の華は菊、通り過ぎる人に見て貰うのが楽しみという温かい老夫婦の

 小さいガーデン、来年の春にはチューリップが楽しみだと言う。

                              Nov. 19 2020 撮影

   

 

  これにて「バラトン湖をスケッチ(14)秋の終わりに」は、お終いです。

  本ブログへのご訪問、ありがとうございました。 

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (15)

バラトン湖をスケッチ(13)駅

2020-11-20 11:06:50 | 海外生活

 もうすぐスケッチを始めて一年になろうとしています。 三日坊主になるかと思って

いたけどよく続いたもの、腕の方は如何ほどにと、ずうっと描いてみたかった我が村の

無人駅を。 それもこの時期特有の濃霧の中という幻想的な姿を描いてみました。

 

 絵の元画像                          Dec. 20 2019 撮影

 

 スケッチしたら、

  

   .... なんと、霧が上手く描けない、これが実力の進歩かとトホホでした。

 

 早速、霧の出ない今なら上の絵に合致するのではと、以前と同じ早朝に撮って来たのが

 これ ☟

  始発列車では暗過ぎ              Nov. 19 2020 5:50a.m.

 

 2番列車では、樹が色づいている            Nov. 19 2020 7:15a.m.

 

 何故、この駅が気に入っているかと言うと、次の景色がyoutube の竹内まりやさんの

「駅」の映像とぴったりフィットしており、年に何度も利用する訳でもないけど、散歩

 コースのこの駅を通る度に、つい口ずさんでいる。

                                Jul. 21 2020

 

 では、youtube をお楽しみ下さい。 但し、ブログに貼り付けるのは初試みですので

不幸にも観ることが出来なかった場合はご容赦下さい。

その際は、数ある同曲のうち次の映像のものです。

 

 

 

  

 

<追>

  前回のブログで言ったように、紅葉が少ないバラトン湖周辺では、今どきは紅葉に

 替わって道端の赤い実の成る樹(多分、ベニシタンだと思う)が目を楽しませてくれる。

  

                                    Nov. 19 2020

 

  これにて「バラトン湖をスケッチ(13)駅」は、お終いです。

  本ブログへのご訪問、ありがとうございました。

 

             

 

 

コメント (10)

バラトン湖をスケッチ (12) 晩秋

2020-11-14 00:03:26 | 海外生活

 ハンガリーの晩秋は紅葉になる樹は疎らで、むしろ黄葉と言うに近い風景になる所が

多いようだ。 あと一ト月もすると残っている枯葉もすっかり落とし冬景色、

冬が来る前に....

■ ティハニー (Tihany) 湖畔の並木道をスケッチ

  

    Oct. 29 2020 撮影

 

■ 私の散歩道 (Balaton-világos) でのスケッチ

  

   ☝ 毎度の “夕陽ケ丘”より対岸を眺める。

 

         ☟ 逆に対岸 (Balaton-akarattya) より “夕陽ケ丘” を眺める。

  

 

 ● “夕陽ケ丘” では                            Nov. 07 2020

 

 

 ● 対岸では                             Nov. 06 2020

 

<ロケーション>                ... 朱丸印スケッチ場所、 印はView

 

 

 

  これにて「バラトン湖をスケッチ(12)晩秋」は、お終いです。

  本ブログをご覧頂きまして、ありがとうございました。

 

 

 

  

コメント (10)

東部国境沿いの教会スケッチ(4)

2020-11-09 01:19:58 | 海外生活

 最東端の国境から南に回り込む(地図上では下がる)とルーマニアと単独で接する様に

なるが、そこは第一次世界大戦まではハンガリーの領土であったトランシルヴァニア地方の

入口でもある。 状況は日本の北方領土問題とかなり類似しているかも知れないが、恐らく

当時としては500年以上もの間、ハンガリーの国土であり続けたので、凄い数のハンガリー

人が取り残され、もっと深刻な問題であったような気もする。

この地域を以って、東部の国境沿いの教会スケッチの結びとしたい。

 

ここでの最も重要な街として、ハンガリー第二の都市デブレツェン (Debrecen) があるが

市民公園よりダウンタウンを眺めて見ると、

                   (1998年5月初訪問時のアナログ写真より)

       右側向こうに聳える2本のバジリカ塔がカルヴィン派の大教会である。

街のメイン通り (Piac útja) が駅へと誘う ..... カルヴィン派大教会の塔より眺める

                                                                                                                       Aug. 21 2008

             毎年8月20日の聖イシュトヴァーンの日(祝日)には花祭りが開催される。

 

 デブレツェン (Debrecen) は人口20万人(2019年調べ)の学園都市でもあり、建国の

歴史において、東の政所として、かつて短い期間ではあったが2度、首都になったこと

がある。 

  ● 一度目;1848~1849年のハプスブルク帝国からの独立革命の時

  ● 二度目;1944~1945年のロシア傀儡反ナチ政権が臨時政府をこの地に樹立。

 

<ロケーション>    .... 朱記箇所が今回の訪問教会

 

■ デブレツェン (Debrencen) 改革派教会 ... カルヴィン派

  教会のオリジナルは、13~14世紀初頭に建てられたらしいが、16世紀に起こった

 宗教革命でカルヴィン派の総本山となり、この教会自体は1805~1820年に新しく建て

 られた(ネオクラシック様式で)。

 街からはローマカトリック教は一時期、締め出された経緯もあり、教会は街のランド

 マーク的存在となっているので紹介を避ける訳にはいかないであろう。

  

                              1998年5月撮影

     黒い銅像はコシュート・ラヨシュの独立宣言像、全国で何体あるのだろうか、

    多くの市庁舎前でよく見掛ける。

 

 ● 内陣

    標準的なホールタイプ(改革派に多い祭壇が真ん中にあり、左右が信者席となる)

 

■ ニールバートル (Nyirbátor) 改革派教会 .... カルヴィン派

  

 教会は 1488~1511年にゴシック様式で建てられた。

 特徴は本体脇の鐘塔で高さは30m、木製の板貼り重ねのジンダイ方式で国内最大。

           高さ20mの交差リブ・ヴォールトの天井はゴシックの典型構造

   

 

■ ニールベールテク (Nyirbéltek) 聖母マリア教会 ...ローマカトリック

  

  オリジナルの教会は1222年にロマネスク様式で建てられたが、タタール人の襲撃で

 破壊された。 15世紀に再建されたがオスマン帝国の支配時代は廃墟になっていた。

 オスマン帝国が撤退した後、18世紀に復興されたが火災によって焼失した為、

 19世紀に再建されたのが今の姿である。

 建物の外観には特徴はないが、内部の壁画が必見。

 祭壇部やアーチ壁部に15世紀のフレスコ画が残されている。 

  壁画はオスマン帝国の支配時代に漆で塗って隠しておいたものを、カトリックに

 戻った時に復元したようだ。

 

■ オー・フェーヒール・トウ (Ófehértó) ローマカトリック教会

  

  教会は14世紀半ばに、ゴシック様式で建てられ、1750年に塔が増築された。

 内陣の壁にはフレスコ画が描かれていたが、宗教革命でカルヴィン派に使われていた時

 には漆を塗って隠しておいた。

 18世紀にカトリックに戻ってきた時に、漆を剥いで復元したのが現在の物。

 

 ● 内陣の壁画

   

 

  改革派教会の壁画は、ビザンチン風の壁画でローマカトリック教会のは聖人や聖書から

 の引用が多い。 理由はオスマン帝国は改革派は容認していたようである。

 

 

 これにて「東部国境沿いの教会スケッチ(4)」で、すべてお終いです。

 本ブログへのご訪問、有難うございました。

 

 

 

コメント (2)

東部国境沿いの教会スケッチ(3)

2020-11-04 00:55:41 | 海外生活

 いよいよ国境の最東端まで来てしまった。 

北に向かうとウクライナ、南はルーマニアとなる。 ここでの冒頭を飾る風景としては、

まだ現役で働いている水車のある村風景。 観光用ばかりだけでなく、実際に稼働して

いる水車はハンガリーの全域でまだたくさん残っている。

 <風景スケッチ>

  

                                Aug. 20 2008 撮影

 

<ロケーション>

 ● ハンガリー全土としての位置づけ

 

 ● 詳細 ... 青丸印は冒頭の風景場所、赤丸印は今回の訪問教会

  

 

■ ションカード (Sonkád) 改革派教会 ... カルヴィン派

  

  15世紀にゴシック様式で建てられ、塔は1807年に追加された。

  南門が他に類のないユニークな形状で注目を集めているらしい。

      Aug. 20 2008 撮影

                      南門

 ● 内陣の特徴

 天井の絵板(パネル)とアーチ壁の壁画で共に、1795年に作られた物。

  

 

■ チェンゲル・シマ (Csenger-sima) 改革派教会 ... カルヴィン派

  ハンガリーで最も美しいと評判の教会で、しばしばハンガリーのカレンダーに

 登場する。 小さな湖の真ん中の島の上に建てられた教会で、それでシマという

 わけではないが、差し詰めゴルフ場ならば池越えショットコースの感じ。

  

  

   木の橋で島に渡るのも風情がある。

 

  教会は13世紀にロマネスク様式で建てられたが、15世紀には廃墟になっており

 (理由は不明)、1729年に再建された。 外観は当初の物とほとんど変わっていない。

                                Aug. 21 2008 撮影

 

 ● 内陣の特徴

  説教台の天蓋(hangvetőと呼ばれている)は1799年に、天井の絵板(パネル)は

 1761年製である。

 

■ チェンゲル (Csenger) 改革派教会 ... カルヴィン派

  14世紀にゴシック様式で建てられ、八角形のルネッサンス様式の塔を1713年 に

 追加した。 壁には赤と黒のブロックを積み上げた工法が特徴。

  

    Aug. 21 2008 撮影

 

 ● 内陣の特徴

  天井の絵板(パネル)は1745年の製作。

  すべての教会では絵板(パネル)を貼った天井が特徴になっており、各々の

 教会ではデザインが異なることにも興味が湧いてしまう。

 

  これにて「東部国境沿いの教会スケッチ(3)」は、お終いです。

  本ブログへのご訪問、有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (6)