浅草名画座で『幕末残酷物語』を見てきました。
浅草名画座は、旧作の邦画を三本立てで上映する映画館です。
この日の上映作品は、『幕末残酷物語』と『二・二六事件 脱出』と『男はつらいよ 幸福の青い鳥』でした。
ちなみに浅草名画座では『男はつらいよ』の上映率がかなり高いです。
主演の渥美清は浅草に縁がある方なので、人気が高いのだと思います。
券売機でチケットを買い、劇場に入ります。
朝割引のため、料金は900円でした。
入口の階段を下ったところにある売店の品揃えも、ロードショー上映の劇場とは一風かわっていました。
私は鈴カステラを購入し、場内に入りました。
後方の席に着きましたが、上映作品によるものか場所柄によるものか、白髪の頭が目立ちました。
年配の方が多いようです。
それでもいくつかは若そうな頭も見えました。
『幕末残酷物語』ですが、以前よりストーリーを知っていたので特別驚くことはありませんでしたが、ストーリーを知らずに鑑賞していれば、きっと驚いただろうと思います。
上映中、菓子の袋を破くであろうバリバリという音や、缶ビールやジュースを開けるであろうプシュッという音や、弁当のケースを開けているであろうパカッという音がひっきりなしに聞こえていました。
そういう点さえ気にならなければ、ノスタルジックな劇場の雰囲気の中、DVD化されていない往年の映画を劇場で安く見ることができる素晴らしい劇場だと思います。
関心のある映画が上映されていたら、ぜひまた足を運びたいと思いました。