幕末掃苔屋 公式ブログ

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『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』頒布のお知らせ

2012年09月30日 | 侍たちの警視庁

今年6月に完成した拙著『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』ですが、歴史研究会様にて実費頒布を行っていただくことになりました。

拙著『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』は非売品の私家本として制作しましたが、これまでに購入ご希望の声を多数いただきましたので、前作同様、歴史研究会様にて実費頒布(2000円)を行っていただくことになりました。
実費頒布をご希望の方は、下記までお問い合わせいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

歴史研究会
TEL:03-3779-3127/FAX:03-3779-5063
E-mail:zrkk@rekishikan.com


※写真は月刊誌「歴史研究」に掲載された実費頒布の告知です。


青山霊園と谷中霊園

2012年09月09日 | 侍たちの警視庁

私の同人誌『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』が完成してから三ヶ月が過ぎました。
この本では、明治初期の警視庁に在籍した警視官117人を紹介していますが、そのうちの110人の墓参りをしてきました。

私が調べている明治初期の警視官は、一般的にはあまり有名人とは言えません。
そのため墓を訪ねたくても、なかなか墓所がわかりません。
本やネットをいくら調べても、出てきません。
誰かが発見して発表してくれることもありますが、私と同じようなことを調べている方は少ないので、あまり期待はできません。
そうなると、自分で探すしかありません。
これまで警視官の出身地に行ったときは、土地の図書館や歴史家を訪ねることを頻繁に行いました。
しかしそれでも墓の手がかりが一切得られないことはよくあります。
本を見てもネットを見ても人に聞いても手がかりが得られないときは、青山霊園と谷中霊園をひたすら歩いて探すことにしています。

青山霊園と谷中霊園には幕末明治を生きた人物の墓がたくさんあり、明治初期の警視官の墓もたくさんあります。
有名人の墓についてはすでに本やネットでも紹介されていますが、私が調べている警視官はあまり有名ではないので、墓についてもまだまだ知られていません。
歩いて探すと言っても、青山霊園も谷中霊園も広大なので、隅から隅まで探すには1日や2日ではとても不可能です。
1日3、4時間歩いたとしても、隅々まで見てまわるには6日はかかります。
私は霊園が好きなので、歩いて探していると3、4時間はすぐに経過しています。
特に谷中霊園には猫がたくさんいるので、退屈しません。
しかし夏の間は、3時間も歩くとさすがにばてます。
くたくたになるまで歩き回っても、まったく成果のない日も当然あります。
しかしそんな一見無駄に思える日を何度か繰り返すうちに、必ず感動の出会いが訪れます。

青山霊園と谷中霊園では、これまでにたくさんの警視官の墓と出会うことができました。
『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』出版後も、青山霊園と谷中霊園にはちょくちょく訪れ、歩き回っています。
そしてこの三ヶ月の間にも、明治初期の警視庁で活躍した4人の警視官の墓と新たに出会ってきました。
「もう少し早く出会えていれば」と残念に思います。
いつかまた、彼らの事績をなんらかの形でご紹介できればと思っています。

青山霊園や谷中霊園のローラーをしたいと思っても、地方在住の方だとなかなか難しいと思います。
東京に住んでいる方でも、行う方はあまりいないでしょう。
地方を訪れる際、地元の方の調査発表に助けられることは多々あります。
このような調査を行うのは、地元の方でなければ難しいと思います。
私は青山霊園にも谷中霊園にも思い立ったらすぐに行ける場所に住んでいるので、これからも続けていきたいと思っています。



三菱史料館に行ってきました

2012年09月05日 | その他

私家本『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』を発行してからは、何かひとつのテーマに没頭するということはなく、興味の赴くままに色々なことをちょこちょこと調べてきました。

本腰を入れて調べる対象は何にしようかとずっと考えていましたが、ようやく熱中できるテーマを見つけました。
基本的には『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』の続きとなりますが、これまでに釣洋一先生やあさくらゆう先生から教えていただいた調査方法を実践し、より深く調べていきたいと思います。

その調査の一環として、三菱史料館に行ってきました。
はじめての訪問だったので、展示室をさらっと見て回りました。
予約制の史料閲覧室があるので、テーマを定めてからまた訪れたいと思います。
高知県立坂本龍馬記念館で開催中の「龍馬より先に世界を夢みた男 吉田東洋と開成館」展のチラシをもらってきました。

その後、谷中霊園で墓探しをしました。
最近ではなかなか新しい発見がなくなりましたが、それでも月に何度かは訪れます。
霊園内には顔なじみの猫がたくさんいますが、その中の一匹の頭をなでながらケータイで撮影しようとしたところ、親愛の頭突きをしてきました。
そのためこのようなぶれた写真になってしまいました。