幕末掃苔屋を自称する私は、気になる幕末人物の墓所が判明するとそこが近場であろうが遠距離
であろうが、掃苔するまではいてもたってもいられなくなります。
掃苔に対しては、こらえ性がありません。
そのため墓所が判明するたびに旅に出る生活を十数年続け、これまで46都道府県を廻り約800
の幕末人物を掃苔してきました。
秋田・富山・徳島・宮崎県は1回しか訪問していませんが、それ以外のすべての県は墓参り目的
で複数回訪問しています。
残りの1県、沖縄県のみは楽しみにとってあります。
しかし海外には一切出ていません。
意識的に避けてきました。
正直、自分の掃苔に対するこらえ性のなさを考えると、海外まで掃苔の枠を拡げてしまうことに
恐ろしさとためらいを感じてしまいます。
海外で一人掃苔したら、世界各国に次々と掃苔したい人物が現れ、いくら時間と金があっても
足りなくなるのではないかと。
だから海外には行かないつもりでした。
しかし・・・。
先日、横山主税が大好きな方が「横山が徳川昭武に随行して訪問した土地だから」という理由で
パリを訪問したという噂話を耳にしました。
パリには川路利良も訪問しています。
パリは川路を知る上で、外すことのできない特別な土地だといえるでしょう。
川路が泊まったホテルや、見学した施設を訪れたい気持ちはもちろんあります。
しかしまずは日本の47都道府県をすべて廻り、海外についてはそのあと考えたいと思ってい
ます。
なお、「幕末酒場・新選組屯所/春廼舎」の常連の女剣士さんが2ヵ月のパリ滞在を終え帰国
されました。
土産話が楽しみです。
※写真はかつて友人に頼んで写してきてもらったパリ警視庁