幕末掃苔屋 公式ブログ

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幕末史セミナーは(私以外)大成功!

2014年10月29日 | イベント

10月26日に開催された幕末史セミナー「没後100年、藤田五郎として生きた新選組 斎藤一」は、満員御礼の大盛況でした!

あさくらゆう先生のご講演「藤田五郎の足跡」はいつもながら最高で、公文書に基づく驚きの新事実をたくさん発表していらっしゃいました。
真実を発掘し虚構を正していく先生の姿勢に、ほれぼれしながら拝聴しました。
さらに権東品先生が伝近藤勇所用の刀を持参してくださるというサプライズもありました。
当日、会場で三十一人会への入会手続きをした方も三名いらっしゃったとのこと。
まさに大成功と言える内容です。

ただ私の講演だけは、我ながらガッカリでした…。
二年半のブランクは予想外に大きく、思っていたように進行できないことから焦りだし、ついには汗がダラダラ流れてきました。
しどろもどろの講演となり、楽しみにしてくださっていた皆さまを失望させてしまったことと思います。
申し訳ありませんでした。

しかし今回の講演の内容については、三十一人会発行の『幕末史研究』に掲載していただける予定です。
講演がヘタレだった分、記事で挽回したいと思っていますので、興味のある方はぜひご覧ください!

講演後の懇親会で、私のブログを見て参加申込みをしてくださった方が多数いたことを教えていただきました。
ぜひお話をしたかったです。
ひどい体たらくの講演だったにも関わらず、持参した同人誌『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』五冊はすべてご購入いただけました。
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

二年半ぶりの講演は、内容的にはとても満足できる物ではありませんでしたが、嬉しい出会いもあり、最高に良い経験となりました。
機会をくださった三十一人会の小島政孝会長とあさくらゆう先生、会場に足を運んでくださった皆様に、心から感謝です。



幕末史セミナーと映画「るろうに剣心」

2014年10月11日 | イベント

10月26日(日)に開催される幕末史セミナー“没後100年、藤田五郎として生きた新選組 斎藤一”ですが、おかげさまで9月末の段階ですでに定員の七割近いお申し込みをいただけているそうです。
セミナーの詳細についてはこちらをご覧ください。

告知には以下のように書いてあります。

“今年は斎藤一が没して100年に当たりますが、映画「るろうに剣心」第2作「京都大火編」が封切られました。
また、9月13日から、第3作「伝説の最後編」が公開されます。
斎藤一役は、江口洋介さんです。
三十一人会では、下記の講演会を企画しました。
斎藤一は明治になって、藤田五郎と名乗りました。
新史料を使用しての講演です。
ぜひ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。”

当然、これを読んで参加する気になった方もいらっしゃるはずです。
しかし講師を務める私は、映画「るろうに剣心」を見ていません。
私の講演のテーマは「藤田五郎警部補の西南戦争」ですが、史実をお伝えすることが目的なので、映画「るろうに剣心」は関係ありません。
しかし告知文にこのように書かれているし、映画も大ヒットしているようなので、先日見てきました。

江口洋介さん演じる藤田五郎は格好良いのですが、見せ場は序盤だけで派手なバトルも少なく、藤田目的の私としては少々ガッカリでした。
後編である「伝説の最後編」での活躍に期待です。

私がこの映画を見て一番嬉しかったのは、川路利良大警視の登場シーンです。
原作では身長の低い人物に描かれていた川路大警視ですが、映画版では小市慢太郎さんが演じていらっしゃいました。
後編にも登場していれば嬉しいのですが。


※写真は豊後口警視徴募隊二番小隊が戦った鶴羽峠