幕末掃苔屋 公式ブログ

幕末掃苔屋のブログです。掃苔録不定期更新中。ご意見、ご感想はご自由にどうぞ。

ウェブサイト「幕末掃苔屋」を更新しました

2014年01月29日 | 掃苔録

ウェブサイト「幕末掃苔屋」に、下記を追加しました。
昨秋から今春にかけて掃苔してきた墓です。

前島密 
浄楽寺 神奈川県横須賀市芦名2-30-5

尾高惇忠 
尾高長七郎 
妙光寺 埼玉県深谷市下手計988-1

世良修蔵 
陣馬山 宮城県白石市福岡蔵本字陣場 

佐野七五三之助 
愛知県海部郡蟹江町須成天王橋西


興味のある方は、ご覧ください。


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日帰り東北旅行

2014年01月24日 | 掃苔録

警視隊関連の調査のため、久しぶりに仙台に行ってきました。
2日ほどかけてじっくり調査と掃苔をしたいところですが、なかなかそうはできません。
今回も日帰りです。
数時間の滞在で仙台をあとにしましたが、私にとって良い発見がありました。
後日まとめて、発表したいと思います。

帰路、白石駅で下車し、前々から気になっていた世良修蔵の掃苔をしました。
世良の墓は陣場山という場所にあるそうです。
白石駅からは2キロくらいでしょうか。
駅からタクシーで向かいましたが、800円ほどでした。
なお駅前のタクシー乗り場で、“痛タクシー”を見かけました。

雪が積もっていたら山登りはつらいかなと思っていましたが、陣場山は山というより小さな丘といった感じでした。
陣場山の入り口から頂上にある世良の墓までは石段が続いていますが、わずか1分程で上りきることができました。
世良の墓は明治八年に宮城県が建立したということですが、石柵で囲まれたとても立派なもので、墓の横には木戸孝允が献じた石燈籠もありました。
木戸は死んでいった同志を弔うだけでなく、残された遺族への援助などを数多く行っています。
そういう人間性を知ると、情に厚くいい人だなぁと思います。
なお福島駅から1キロほどの福島稲荷神社にも世良の霊神碑があるそうです。
福島にも警視隊調査のために行きたいと思っているので、世良の霊神碑はそのときに訪れたいと思います。

今回の旅の目的は達成したので、あとはのんびり過ごすことにしました。
白石蔵王駅で名物の温麺をいただいてから、新幹線で郡山駅に向かいました。
郡山では、昨年9月の斎藤一忌の帰りに訪れた時から気になっていた喫茶とパン屋を数件巡りました。


※写真は木戸孝允が献じた石燈籠


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横須賀に行ってきました

2014年01月17日 | 掃苔録

横須賀に行ってきました。
横須賀は雰囲気が好きなので、特に用がなくてもちょくちょく訪れます。
自宅から一時間半程度で行け、交通費も片道千円たらずで済むにもかかわらず、ちょっとした旅情を味わえるのが魅力です。

今回は横須賀に行く前に、逗子に向かいました。
目的は前島密の掃苔です。
横須賀には何十回も訪れてきましたが、微妙に離れた場所にある前島密の墓はまだ未掃苔でした。
京急新逗子駅より京急バス長井行きに乗り、二十分ほどの「浄楽寺」で下車します。
前島密の墓は、前島が晩年を過ごした浄楽寺にあります。

本堂裏にある丘状の墓地の最上段に、前島密の墓はありました。
墓というよりモニュメントという感じの独特な形をしていました。
合掌している間、はるか頭上から鳶の鳴き声が聞こえてきました。
広い空と海が見えるためか、気分が広がっていく気がします。
前島密の墓は雲ひとつない青空によく映え、とても美しく見えました。

その後、金沢八景で喫茶を楽しんだあと、横須賀で2軒のパン屋を巡りました。
帰り道、数年前から気になっている「やきとり竜馬におまかせ」の前を通りました。
幼児連れなので今回も入店は諦めましたが、店頭に置いてあるご当地限定のJR東日本新幹線ピンズのガチャガチャ(1回200円)をやってみたところ、一番ほしかった200系が出てきました。
200系は昨年3月に運用終了となりましたが、私にとって非常に思い出深い車両です。
ありがとう「やきとり竜馬におまかせ」!
いつか身軽な状態で、ぜひ入店したいと思います。

※写真は横須賀で訪れたパン屋


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『新選組を探る 幹部たちの隠された真実を追う』読了

2014年01月09日 | その他

日頃からお世話になっているあさくらゆう先生が潮書房光人社から新刊を発行されました。
タイトルは『新選組を探る 幹部たちの隠された真実を追う』で、三百四十頁を超える堂々たるハードカバーです。
目次は以下のようになっています。

芹澤鴨 
芹澤鴨の冤罪
大和屋事件と芹澤鴨
芹澤鴨の暗殺

斎藤一
斎藤一生家考
藤田五郎の足跡

幻の新選組幹部
幻の幹部 新見錦と谷右京

近藤勇
近藤勇VS徳川家
近藤勇VS流山鴻池
近藤勇VS横倉喜三次

新選組の同志 新選組名簿

『新選組を探る 幹部たちの隠された真実を追う』には驚きの新事実がたくさんつまっているので、新選組を勉強している方はもちろんですが、ドキュメンタリー好きな方にもおすすめできます。
個人的に最も印象深かったのが、芹澤鴨の章です。
芹沢鴨といえば、本庄かがり火事件・相撲一件・角屋狼藉事件・大和屋事件といった事件を起こした危ない人という印象を持つ人が多いと思います。
しかしその大部分が事実無根のフィクションであり、事実ではあるものの、そこに至る経緯に同情の余地があることが、あさくら先生の調査で証明されました。
そして、酒乱ではあるものの強いカリスマ性を持ち、信念を貫いた人物であったこともうかがえる史料を発見されています。
長年にわたって誤解され続けてきた芹澤鴨も、草葉の陰で喜んでいるのではないでしょうか。

私は新選組にそれほど多くの興味はないのですが、これまで定説とされてきたことが実はフィクションであり、あさくら先生が新たな史料を発掘したことによって真実が明らかになっていくさまは、読んでいて興奮しました。
どの章にも共通して言えるのが、半端ではない労力の結晶であるということです。
膨大な時間をかけ根気よく史料を探し出し、現地を訪れて詳しく調査を行い、様々な角度から検証することで真実を見極め、その上で執筆なさっています。
あさくら先生のブログ“無二無三”には日々の調査の様子も記されていますが、その頻度と濃度はなかなか真似できるものではなく、凄まじくて鬼気迫るものを感じます。
あさくら先生の調査方法は私には正直想像もつきませんし、やり方を知ったとしてもきっと実行できないでしょう。
あさくら先生は自らを“史料発掘の鬼”とおっしゃっていますが、『新選組を探る 幹部たちの隠された真実を追う』は、まさにプロフェッショナルを感じさせる本でした。

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