幕末掃苔屋 公式ブログ

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講演会場変更のお知らせ

2011年07月28日 | イベント

8月20日(土)に日野新選組同好会様の8月公開例会イベントで講師を務めさせていただくことは当ブログでもお知らせしましたが、会場が変更となりましたのでご報告いたします。
これまで会場を東京都日野市高幡15-11の池田屋とお伝えしてきましたが、「東京都日野市高幡1-8のパブラウンジ ラピス」に変更となりました。
なお、以前に掲載した告知記事についても修正しました。

過去に2回、他団体のイベントで同じ演題の講演をやらせていただいたことがありますが、今回は新選組や佐幕諸藩出身の警察官の紹介と、川路利良追っかけ旅行記(日本各地に点在する川路大警視関連史跡訪問記)についてお話ししたいと思います。

冒頭のイラストは、現在制作中の『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』掲載用に桝田道也先生に描いていただいたものです。

以下、講演会の概要となります。

講演会:「侍たちの警視庁」
開催日時:8月20日(土)17:00~18:30 会場:パブラウンジ ラピス 日野市高幡1-8 峯岸ビル5階(京王線高幡不動駅徒歩1分)
TEL 042-591-5333 講師:河内貞芳(警視庁史研究家、幕末掃苔屋) 参加費:1,000円
※当日の参加費は東日本大震災チャリティーとして、11月に開催予定の全国新選組サミットIN宮古実行委員会に寄付します。 定員:30名 申込先・問合せ先:日野新選組同好会
TEL042-591-0317 FAX042-592-3629
mine@syoseido.co.jp
参加ご希望の方は、名前と連絡先を明記の上、FAXかメールで申し込み下さい。

皆様のご来場をお待ちしております。



近況報告

2011年07月25日 | その他

「幕末酒場・新選組屯所/春廼舎」にお邪魔しました。
歴史ナイトということで、歴史好きの常連が多数集まっていました。
話が盛り上がっているうちに終電時間は過ぎ、釣先生・森重さんと3人で始発の時間まで語り合いました。
私が講師を勤めさせていただく8月20日の講演会に、森重さんだけでなく釣先生にも来ていただけることになりました。ありがとうございます。
釣先生・森重さん、朝までお付き合いくださりありがとうございました。


翌日は昼過ぎに起き、取り壊しが決まってしまった本郷館に行ってきました。
本郷館は明治38年に建築された木造3階建ての下宿屋です。
すでに中には入れないので、建物のまわりを一周しました。
かつて本郷館には何人かの有名人が住んでいたようです。
そのうちの一人、島田清次郎には興味があったので、取り壊される前に見ることができて良かったです。
なお、私の愛読している都築響一氏の写真集『TOKYO STYLE』では、在りし日の本郷館の部屋内の様子を見ることができます。
そのあと、伝通院の朝顔市と、源覚寺のほおずき市へ足を伸ばしました。
伝通院では『幕末墓参り紀行 なでしこ編』でも取り上げた、清河八郎と阿連の墓に手をあわせました。


幕末史研究会の第188回例会に参加しました。
講師は阿部家22代目の阿部正靖様で、テーマは「幕末と阿部家」でした。
ご子孫が語る阿部家(本家・分家)の成り立ちや阿部正弘・阿部正外の話は、大変興味深かったです。
ご無沙汰していた同好の皆さんにもお会いすることができ、楽しい時間を過ごせました。


ミニ講演会の告知2

2011年07月21日 | イベント

先日もご報告しましたが、8月20日に日野新選組同好会様が主催するミニ講演会にて、講師を務めさせていただきます。
1ヵ月を切りましたので、再度告知をさせていただきます。
以下、ミニ講演会の概要です。

主催:日野新選組同好会
テーマ:「侍たちの警視庁」
内容:明治初年の警視庁に在籍していた新選組や佐幕諸藩(会津・長岡・庄内・南部・仙台・桑名など)出身の警察官の事績と史跡の紹介
初代大警視川路利良の事績と史跡の紹介
講師:河内貞芳
日時:8月20日(土)午後5時~6時30分
参加費:1000円
会場:パブラウンジ ラピス(日野市高幡1-8 峯岸ビル5階 京王線高幡不動駅徒歩1分) TEL 042-591-5333

「侍たちの警視庁」の講演はこれまでに2回やらせていただきましたが、今回は新選組のふるさとである日野で新選組についても話すわけで、身が引き締まる思いです。

なお当日の一般参加費は東日本大震災チャリティーにしていただけるとのことです。

皆様のご来場を、お待ちしております。



FlashでCMをつくりました

2011年07月20日 | イベント


桝田道也先生に描いていただいたイラストを使い、現在製作中の私家本『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』のCMをつくってみました。

Flashで作った一分程度の簡単なアニメーションですが、誰の目にも触れないまま死蔵するのも悲しいので、8月20日のミニ講演会にてご披露したいと思っています。

ご笑覧くだされば幸いです。


寺島町散策

2011年07月18日 | その他

滝田ゆう先生の自伝的漫画『寺島町奇譚』を読んで以来、舞台である寺島町を一度訪れてみたいと思っていました。
『寺島町奇譚』は太平洋戦争当時の玉の井(寺島町にあった私娼街)を舞台に、スタンドバーを営む一家(この一家の息子・キヨシが滝田先生本人をモデルにしていると思われます)、飼い猫のタマ、銘酒屋の女たち、この街を訪れる客、そして玉の井の風景を描いた作品です。

自宅のある竜泉からは3キロほどなので、歩いて行ってみることにしました。
吉原、山谷を通りぬけ、白髭橋を渡り、汗をだらだらかきながら、かつて寺島町と呼ばれていた東向島まで歩きました。

玉の井いろは通りを歩いていると、偶然「玉ノ井カフェ」という滝田ゆう先生のギャラリー喫茶があるのを目にしました。
喫茶好きで滝田先生も好きな私は、引き寄せられるように入店しました。
店内には滝田先生のイラストや写真が飾られ、絵はがきや手ぬぐいなどの関連グッズが販売されていました。
散策に便利な地域の案内図やイベントのチラシも置いてあり、戦前の玉ノ井復元図のコピーも無料でもらえました。
戦前の地図と現在の地図とを見比べながら玉ノ井ブレンド350円をいただき、散策を続けることとしました。
ぽつぽつと建ち並ぶ商店や、どの方角へ続くのかわからない細い道を気の向くまま歩いていると、すっかり夕暮れどきとなってしまいました。
寺島町は東京大空襲ですっかり焼け野原となったそうなので、永井荷風氏が「迷宮」と呼んだ頃とは全然違っているのでしょうが、それでも私にとっては、懐かしさともの珍しさが同居した古き良き町並みでした。

※写真は玉の井いろは通りで見かけた猫