幕末掃苔屋 公式ブログ

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あさくら先生、泉沢さん、千葉さんと新門飯店へ

2012年10月29日 | その他

あさくらゆう先生にお誘いいただき、新門飯店に行ってきました。
新門飯店は、幕末の侠客・新門辰五郎に縁のある方が経営する中華料理屋さんです。
私にとって三度目の訪問になります。

一度目の様子はこちら

ニ度目の様子はこちら

今回はあさくら先生だけでなく、旧知の泉沢さんと千葉さんとご一緒でした。
このメンバーが集まるのは、試衛館まつり2012以来です。

前回同様、まずは盛雲寺にある新門辰五郎のお墓をお参りし、そのあと新門飯店に向かいました。
新門飯店では、昔ながらの素朴でおいしい中華料理をいただきながら、三時間ほど楽しい時間を過ごしました。
話題は非常に多岐にわたり、特に新選組関係については私の知らないことばかりで、お聞きした内容はとても面白かったです。
また、あさくら先生による、特撮主題歌や龍馬伝OPを新選組業界に置き換えた替え歌は、抱腹絶倒でした。
あさくら先生はいうまでもありませんが、泉沢さんも千葉さんも非常に行動力のある方なので、話を伺っていて感心させられることが多々ありました。
また会計の際に、泉沢さんと千葉さんがお店の方にいろいろ尋ねていただいたおかげで、これまで以上にお店と新門辰五郎の関係について知ることができました。

とても楽しい時間を過ごさせていただきましたが、さらに大きなサプライズがありました。
私に子どもが生まれたため、そのお祝いとしてケーキをくださったのです。
千葉さなをイメージしたカステラ「佐那カステラ」を製造するひので家特製のケーキということです。
帰宅後、さっそく妻と二人でおいしくいただきました。
新門飯店での食事もご馳走になってしまいましたし、あさくら先生がご執筆されている本『新島八重を歩く 激動の幕末~昭和を生きた会津女性の足跡』もいただきました。
あさくら先生、泉沢さん、千葉さん、本当にありがとうございました。
またご一緒できるのを楽しみにしています。


※写真はいただいたケーキ


カトケンさんの講演会

2012年10月25日 | イベント

急な話ですが、今月27日の土曜日に、探墓巡礼顕彰会の仲間である加藤健太郎(カトケン)さんが江戸史談会にて講演をされます。
来年静岡で開催される東軍慰霊祭のプレ講演ということで、幕末に西軍と戦って散っていった幕府軍の事や、将軍家とともに静岡に向かった幕臣の事について語られるという事です。

講演概要は以下の通りです。
テーマ : 長州にある幕臣墓 最近気になる2・3のこと
講師 : 加藤健太郎氏
日時 : 2012年10月27日(土) 18:00より
場所 : 春廼舎(新宿区荒木町8 根本ビル1F)
会費 : 4000円(講演後の懇親会費込み)
※当日参加も歓迎いたしますが、 場所等不安な方は下記へご連絡ください。
申込み・連絡先
〒160-0007
東京都新宿区荒木町8-1根本ビル 春廼舎内
江戸史談会事務局
Tel.03-3350-3732(18:00~24:00 日曜休)

残念ながら先約があるため私は参加できませんが、幕臣の子孫でもあるカトケンさんからは有意義なお話が聞けると思います。
興味のある方は、ぜひご参加ください。

※下記は私のウェブサイトで公開中のカトケンさんのページです。
月刊『歴史研究』に連載中の記事も掲載されています。
http://kawachisoutai.chu.jp/tanboko2.html



『日本全国 波瀾万城』発売

2012年10月15日 | お知らせ

桝田道也先生の単行本『日本全国 波瀾万城』が発売されたので、さっそく買ってきました。

『日本全国 波瀾万城』は、『コミック大河』に連載されていた「どっからみても波瀾万城」に書き下ろしを加え、単行本化したものです。
なんと城を擬人化(美少女から熟女まで 一人だけ男の娘)するという驚くべき発想の城うんちくギャグ漫画です。
例えば、西洋式の星形要塞でありながら郭内の奉行所は入母屋造であり、西洋式稜堡も実は和式石垣で補強されているなど和風の部分が多かった五稜郭であれば、外見はドレスをまとった金髪女性でありながら実はズラで、話し言葉は北海道弁や東北弁、といった風な絶妙な擬人化がなされています(そして妹・四稜郭も登場します)。
『日本全国 波瀾万城』では、姫路城・江戸城・五稜郭・熊本城・安土城・小田原城・彦根城・松本城・八王子城・飫肥城・大坂城が取り上げられています(『大河』連載時に爆笑した犬山城が掲載されていないのは残念でした)が、いずれも城にまつわる確かなうんちくと桝田先生独特のギャグが融合し、他では味わえないコクのある作品となっています。
上記の城はすべて桝田先生自らが取材に訪問しているので、縄張や石垣、虎口などがリアルに描かれています(擬人化していますが、城の構造についてはとても詳しく紹介されており、桝田先生のこだわりを感じます)。
上記のほかにも城についてのコラムや、全国三十八城の四コマ漫画も掲載されており、大変内容の濃い本です。
と、いくら私が文字で説明してもこの面白さはなかなか通じないと思いますので、ぜひ一度作品をご覧になっていただければと思います。
ちなみに私が購入した秋葉原の書泉ブックタワーでは、『日本全国 波瀾万城』は平積みになっており、試し読みできる本が一冊置かれていました。

なお、桝田道也先生は私の同人誌『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』の表紙および本文イラストを描いてくださっています。
『コミック大河』に連載されていた桝田先生の「どっからみても波瀾万城」を読み、すっかり惚れ込んだ私がダメもとで『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』掲載用のイラストを描いていただけないかと依頼したところ、快く受けていただけた次第です。