探墓巡礼顕彰会-歴史研究会連携団体による墓碑調査プロジェクト-

全国歴史研究会の連携団体「探墓巡礼顕彰会」のブログです。

神奈川県立図書館で調べもの

2017-06-22 00:21:30 | 会員の調査報告
会員のカトケンです。

この日は横浜へ行くと決めて、毎週のように通っていた図書館へ。

会員のカネコさんから鹿児島県史料集に伊皿子大円寺の過去帳があると聞き、調べたのです。

「薩陽過去帳」のタイトルですが、幕臣もかなり記述ーー土方八十郎やら坂井八郎右衛門やらがありました。

その中で興味深かったのは
調所笑左衛門の記述。こんな大物が葬られていたとは。今度の土曜、ぜひ足を運んでみたいと思います。

三百藩家臣人名事典によると、調所のほか岩下方平も葬られている由。これはぜひ確かめねばなりません。

図書館へ行った日、あいにくの雨で戸部で降りて、FUJIスーパーでサンドイッチを買い、掃部山公園にて井伊直弼像を眺めながら昼飯。かろうじて濡れてない空間に座り、食べた昼飯はうまかったです。

ジャージを着た地元の中学生だか高校だか、女の子たちが木の下で雨宿りをしてました。

小弟は井伊直安(直弼孫か)が寄進した噴水を見るなどして、あとで調べたら掃部頭像の台座は神奈川県立博物館を建てた人が創ったものとわかり、なおさら驚いたのでした。

こんな休日もたまには良いものです。
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百聞は一見に如かずーー故郷で感じたこと

2017-06-19 23:55:40 | 会員の調査報告
会員のカトケンです。

前回ブログで、この間の深川巡墓会に参加いただいた皆さんにお礼を忘れておりました。常連の方をはじめ、新しい方、久しぶりに来てくださった方、そして釣先生を世に送り出した編集者の方ーー
楽しい中にも緊張感のある墓案内となりました。ありがとうございました!

さて、ここのとこ立て続けにふるさと静岡に帰省して、先祖の資料を収集したほか、久しぶりに大龍山臨済寺を訪れた。(=写真)
墓域では、雲水たちが木を伐ったり刈ったりしながら、気さくに挨拶をしてくれる。





まず宮崎県知事永峰弥吉の墓を見た。(=写真)





以前紹介したことのあるこの墓碑だが、まだ発見があった。建立者の笹間洗耳は、興津の咸臨丸殉難碑の設立にも尽力しているが、肝心の笹間の墓が見つかっていない。
台座裏面には妻の戒名が刻まれていた。(=写真)





続けて駿河領主を務めた中村一氏の墓からも、そこから降りたところにある静岡県知事関口隆吉の墓からも、静岡市街が一望できる。

今川氏はもちろんのこと、静岡を治めた人たちは今でもこうしてこの街を守り続けてくれているんだなと、その眺めから感じとることができた。

このような見方ができたのも発見だった。夏を前に良い刺激になったと思う。

静岡市葵区大岩7-1
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港区天徳寺と新宿区浄運寺

2017-05-25 23:44:44 | 会員の調査報告
会員のカトケンです。

金曜に休みをもらい、3連休3日目となった5/21(日)、ようやく念願の桑名帰りの収穫確認と将軍生母の実家追跡の再調査に出た。

まずは都内港区芝にある天徳寺。この愛宕近辺は小弟が13年前に上京した折、働いていた場所である。

愛着のある場所で、昼に散歩しても入ったことのない寺院であったが、まず入って六角堂にお参りし、葵の御紋の灯籠が目に入る。

小さな墓域には所狭しと墓碑が並ぶ。目的の江間啓之助政發(桑名藩士)の墓は無かったが、どうやら関東大震災で灰燼に帰したらしく、明治に没した者の墓が無くても致し方ない。

だが、1つ1つ見ていくと、大給と刻まれた墓(=写真)があった。側面に「松平求馬介」と刻む。ひょっとしてと思ってあとで調べてみると、14日の巡墓会で取り上げた矢部駿河守定謙(江戸南町奉行)の養子鶴松の実家の墓碑だった。



矢部は言わずと知れた天保改革の疑獄にあって桑名に流罪となり、その生涯を閉じた人物。

目的は違えど、桑名へ調査に行ったおかげで巡り合えた縁であろうと思う。

墓が見つからなかった江間政發なる人物は、徳川慶喜の回想録『昔夢会筆記』を作るにあたり、前将軍に鋭い質問を投げ掛けた人物である。松平定信の研究や長州問責使として現地で殺された中根一之丞について講演した実績でも知られる。

桑名では伝馬町十念寺でも萱町顕本寺でも江間という苗字の墓碑はあったが、政發の家かどうか確証は得られなかった。引き続き、調査を続けていこうと思う。政發の法名は「修述院寛誉些亭居士」と伝わる。

さて、虎ノ門で銀座線に乗り、赤坂見附で丸ノ内線に乗り換え、四谷三丁目で降りる。ここも慣れ親しんだ場所だがそれはさておき、愛住町に浄運寺という浄土宗のお寺がある。

ここに京都見廻役 岩田通徳の墓があることは知っていたが、今回の訪問の目的は、12代将軍家慶の生母の実家押田家の墓があるかどうか。

墓域の奥に岩田家の立派な墓群に感心し、奥まで来るのに通らなかったエリアに足を踏み入れると、「従五位下朝散大夫」の文字が目に飛び込んでくる。

おう、これはと確かめるとありましたありましたーー将軍家慶生母お楽の方の実兄、押田丹波守勝長墓(=写真左)。将軍の伯父の墓がこのように残っているのは実に感慨深いものがある。



しかも、この押田勝長の娘はおひさの方といって従兄弟家慶の側室となり、一橋初之丞慶昌を生んだ。この初之丞君は勝海舟が幼いころご学友となっているが、夭逝する。

ここには勝長の息近江守勝延など確認できたものは全6基で状態も良好だった。ただ、押田家の現代墓がないことから、子孫がいるかどうか分からなかった。この寺院の古い墓は倒れていたり、かなり磨耗が激しかったりして、押田家がかろうじて残っていたと言えるのかもしれない。

ともかく、一度中断していたこの調査でようやく成果が出たのは嬉しい。
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第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」を開催しました

2017-05-15 00:47:24 | イベント
会員のカネコです。
昨日、5月14日(日)に第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」を開催いたしました。

毎年この時期の巡墓会は初夏の暑さとなりますが、今回は曇り空で歩くにはちょうど良い気温となりました。
参加者27名(講師含む)の方にお集まり頂き、無事終了することが出来ました。
参加者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

深川巡墓会にて解説した人物は以下の通りです。

霊巌寺 松平定信 白河藩主、老中、寛政の改革(カネコ)
    越後高田榊原家(クロサカ)
    近江膳所本多家(クロサカ)
    伊勢神戸本多家(クロサカ)
    丹後峰山京極家(クロサカ)
    摂津尼崎松平家(クロサカ)
    伊勢桑名松平家(クロサカ)
    森陳明 桑名藩士、箱館新選組(カトケン)
    日下数馬 幕臣、小栗忠順叔父(カトケン)
成等院 紀伊国屋文左衛門 商人、みかん船(クロサカ)
浄心寺 三澤局・小堀家 遠州愛妾、家綱乳母、伏見義民に直訴された奉行家(カトケン)
    矢部定謙・父定令 定謙:勘定奉行、火盗改(釣先生・カトケン)
    安井算哲 囲碁、天文方渋川家初代渋川春海の父(クロサカ)
    永見貞之丞 幕臣、遠山景元伯父(カトケン)
    洲崎遊郭 (クロサカ)
本立院墓地 間宮林蔵 北方探検家(カネコ)
雲光院 後藤庄三郎光次 金座・江戸時代の貨幣制度について(カトケン)
    後藤三右衛門 金座御金改役、「水野の三羽烏」(カネコ)
    庄司甚内 吉原遊郭の祖(クロサカ)
    阿茶局・神尾家 徳川家康側室、大坂冬の陣、旗本(カネコ)
    中坊家 幕臣、大和の旧族、鳥居耀蔵妹婿・娘婿(カトケン・カネコ)







今回も大阪より墓マイラーの巨匠カジポン・マルコ残月さんにお越しいただき、他には新人物往来社の元社長大出俊幸さん、古写真研究家の森重和雄さん、『乙女の日本史』著者滝乃みわこさんなどもお越し頂きました。

釣洋一先生にはオリジナルのレジュメをご用意頂き、矢部定謙の墓に関する詳細な情報、今回廻れなかった坂部山城守廣高の墓碑情報、松平定信、矢部定謙・定令、間宮林蔵、松田伝十郎の坂部山城守廣高の没日の暦表など貴重な資料を頂きました。

我々幹事メンバーのレジュメも過去最大の60ページのものになりました。解説できなかった内容もたくさんありますので、ご参加頂きました皆様には是非ゆっくりとご覧頂ければと思います。

今回は初の試みとして、カトケンさん作による、巡墓人物全員を日本通史に位置づける概説文を付けました。また、毎回時間が押し気味だったので、コース順路図にタイムテーブルを載せ、時間を意識した流れを作りました。

目玉だったのは最後の雲光院様で特別に本堂にご案内頂き、阿茶局の肖像画を見させて頂きました。ご参加頂いた皆様にも大変好評でした。
この場を借りて、改めて雲光院様へ御礼申し上げます。

懇親会には17名のご参加を頂きました。

参加者の皆さまには改めて御礼申し上げます。
ご協力頂きました各寺院の皆様にもこの場を借りて御礼申し上げます。

今後の活動に関しては決まり次第、当ブログ上にて告知いたします。
引き続き当会へのご支援・ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
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第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」迫る(開催要項一部変更あり)

2017-05-07 18:25:20 | 会合報告
会員のカネコです。
第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」が来週5月14日(日)に迫りました。

今回は深川近辺の寺院に眠る主に江戸初期と三大改革期の人物の墓参を行い、その事蹟を解説いたします。
鋭意準備中ですので、皆様のご参加お待ちしております。

開催要項は以下のとおりです。

■開催要項
★日時 平成29年5月14日(日)雨天決行
12:30 地下鉄清澄白河駅A3出口にて受付開始
13:00 寺院へ移動後、開会式
      探墓巡礼顕彰会幹事より挨拶
      巡墓会開始
      (途中・集合写真撮影・トイレ休憩有り)
16:30~17:00 現地にて解散式
      探墓巡礼顕彰会幹事より挨拶
17:00過ぎ 門前仲町駅近辺の居酒屋にて懇親会

★集合場所:地下鉄清澄白河駅A3出口を出た所
【交通】東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄大江戸線 清澄白河駅




★講師:探墓巡礼顕彰会幹事

★巡墓寺院
霊巌寺・成等院・浄心寺・本立院墓地・雲光院
※寺院への問い合わせはご遠慮下さい。

★主な巡墓人物
松平定信(白河藩主、老中、寛政の改革)
森陳明(桑名藩士、箱館新選組)
紀伊国屋文左衛門(商人、みかん船)
矢部定謙(江戸町奉行、火盗改)
三沢局(徳川家綱乳母)
間宮林蔵(幕臣、北方探検家、間宮海峡)
阿茶局(徳川家康側室、大坂冬の陣)
後藤三右衛門(商人、水野忠邦の三羽烏)

★参加費用:1,500円(資料代含む)
(定員20名~30名程度・参加費は当日受付にて)

★解散後、希望者で懇親会を行います。
(3,000円程度/場所:地下鉄門前仲町駅近辺にて)
※当初清澄須白河駅を予定していましたが、門前仲町駅近辺に変更となりました。
※懇親会場へは解散後、幹事メンバーと一緒に移動します。
 大江戸線で清澄白河駅より1駅となります。


参加申込みは下記フォームよりお願いします。
第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」-申込みフォーム-


【深川巡墓会開催における注意事項】
※寺院での開催となりますので、本堂へ参拝の後、墓地巡拝となります。墓碑解説の前に合掌をお願いいたします。
※墓域内への立ち入りができない墓所もありますので、その場合は塀外・柵外からの拝観となりますのでご了承下さい。
※墓地内は一部、足下が悪い場所がありますのでお気を付け下さい。
※ゴミ等はお持ち帰り下さい。
※体調が悪くなった場合は幹事にお申し出下さい。
※震災によって傾いたり、倒壊した墓碑や石灯籠がありますので、近寄らないで下さい。
※大きな地震が起きた際は、墓碑や石灯籠が倒壊する恐れがありますので、速やかに離れて下さい。
※急な天候の変化によって中止する場合がありますのでご了承下さい。
※雨天の場合は足下が悪くなるため、歩きやすい靴でお越し下さい。
※一般の歩行者の方や、墓地内の墓参の方の妨げにならないよう、幹事メンバーの引率に従っての移動をお願いします。
※少人数の幹事での運営となります。参加者の中にはご年配の方・お子さまもおり、車の往来が多い道もありますので、なるべく引率のお手伝いもお願いします。
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