幕末掃苔屋 公式ブログ

幕末掃苔屋のブログです。掃苔録不定期更新中。ご意見、ご感想はご自由にどうぞ。

谷中霊園巡墓会(後篇)を開催しました

2011年11月28日 | イベント

谷中霊園巡墓会(後篇)開催前日、天気もよかったので増上寺三解脱門に上ってきました。
名前の意味は、三毒煩悩(むさぼり、いかり、おろかさ)から離れ、極楽浄土に入る心をつくるための門とのことです。
元和8年(1622)に再建されたもので、都内で最も古い木造建築物のひとつだそうです。
一般公開は戦後初ということで、大変混雑していました。
実は1ヵ月前にも訪れていたのですが、長い行列を見てそのときは上るのを止めていました。
しかし曾祖父・祖母・父も上ったと聞いている門ですし、次の公開がいつになるかもわからないので、今回の公開中にぜひ上りたいという思いにかられ、再度訪れました。
今回も300人ほど並んでいましたが、約30分の待ち時間で入ることができました。
拝観料は500円で、記念品のしおりがついてきます。
まるで梯子のように急な階段をのぼると、そこには釈迦三尊像、十六羅漢像、増上寺歴代上人の尊像が奉安されていました。
窓から入る自然光が良い感じでした。
増上寺三解脱門の一般公開は11月30日までです。

11月27日(日)、谷中霊園巡墓会(後篇)が開催されました。
嵐の中で行われた前回とは違い、今回は好天にも恵まれ、30名以上の方にご参加いただきました。
巡墓会の開催報告記事は、探墓巡礼顕彰会のブログにて近日公開予定です。

探墓巡礼顕彰会ブログ
http://blog.goo.ne.jp/tanbo_jyunrei

私は三間正弘、高橋お伝、赤塚武盛、安村治孝の解説を担当しました。
前日大急ぎでつくった『侍たちの警視庁 大警視川路利良の時代』のチラシを配らせていただきました。
昨年作った同人誌『幕末墓参り紀行(なでしこ編)』の宣伝もさせていただき、10名様よりお求めいただけました。ありがとうございました。
巡墓会にご参加くださった皆様、拙著をお求めくださった皆様、ありがとうございました。

それにしても谷中は肥えた人懐こい猫がたくさんいます。
霊園内には、猫目当てと思われる方もたくさんいらっしゃいました。


※写真は谷中霊園にいる顔なじみの猫


谷中霊園巡墓会(後篇)

2011年11月25日 | イベント

あさって日曜日は「谷中霊園巡墓会(後篇)」です。

(以下、探墓巡礼顕彰会公式ブログからの転載です)
前篇は大雨の中での開催となりましたが、今回は爽やかな秋晴れになることを祈っております。
参加ご希望の方はあらかじめ申し込んで頂きたいのですが、都合が当日まで分からないという方は、当日直接お越し頂いても結構です。
下記参加要項をお読み下さい。

全国歴史研究会墓碑研究部会・探墓巡礼顕彰会共催
谷中霊園巡墓会(後篇)

■参加要項

★日時 平成23年11月27日(日)雨天決行
 12:30より受付
 13:00(現地出発)~16:00(現地解散)
★集合場所:五重塔跡広場(天王寺駐在所隣)
 (交通:JR日暮里駅下車、徒歩5分)
★講師:釣洋一先生(探墓巡礼顕彰会会長)・探墓巡礼顕彰会幹事
★参加費用:1,500円(資料代含む)
 (定員30名・参加費は当日受付にて)
★解散後、希望者で懇親会を行います。
 (2,500円程度で/場所:JR日暮里駅前の居酒屋)

池田徳太郎-浪士組隊
松浦信寔-江戸南町奉行
三間正弘-長岡藩公用人・初代憲兵司令官
高橋お伝-毒婦といわれた女
石黒忠悳-陸軍軍医総監・男爵
佐藤尚中-佐藤泰然養子・蘭医・順天堂大学創始者
ニコライ-ロシア正教布教者
佐々木顕発-外国奉行・江戸北町、南町奉行
高松凌雲-日本赤十字精神の祖
新井一業-新選組隊士
長谷信篤-公家・男爵・廷臣八十八卿の一人
赤塚武盛-西南の役で殉職した旧会津藩士
安村治孝-長州藩士・囚獄署長
箕作秋坪-蘭学者・日本最大の学者一族
大原重徳-尊攘派公卿・伯爵
白根多助-長州藩士・埼玉県令
来島恒喜-玄洋社員、大隈重信暗殺者
中村正直-幕臣、明六社
松平斉民-徳川亀之助の後見人・子爵
徳川慶喜と周辺-第15代将軍・公爵

※尚、この中には墓域内への立ち入りができない墓所もありますので、 その場合は塀外、柵外からの拝観となりますのでご了承下さい。
※当日は墓参者の妨げとならいよう運営いたしますので、参加して頂く際はご協力の程、お願い申しげます。
※雨天の場合は足下が悪くなるため、歩きやすい靴でお越し下さい。
※詳細等は決まり次第、『歴史研究』誌上、歴史研究会HP、探墓巡礼顕彰会ブログ上にて発表致します。

★参加ご希望の方は、下記まで、電話、FAXにてお申込み下さい。
全国歴史研究会墓碑研究部会
〒141-0031 東京都品川区西五反田2-14-10-504
TEL 03-3779-3127
FAX 03-3779-5063


近況報告

2011年11月24日 | その他

近況報告その1

写真は家の近くの酒屋に買い物に行った際に写したものです。
『辛口 慎太郎』という中岡慎太郎をイメージしたと思われる酒が入荷されていました。
外装の箱には「オレはオレ 慎太郎」「時代が呼ぶからやって来た 俺は中岡慎太郎」などと、コピーも入っています。
辛口と書いてあるわりには、口あたりがきつくなく飲みやすい日本酒でした。
ちなみに私はこの酒屋に「竜泉」という日本酒を買いに来ました。
川路大警視の号が「龍泉」なので愛飲していますが、別に川路大警視をイメージしているわけではなさそうです。
東京でも「川路大警視(鹿児島県警察本部売店でしか購入できない焼酎)」が入手できれば良いのですが。

近況報告その2

釣洋一先生のお店「幕末酒場・新選組屯所/春廼舎」から、「いま、あさくらゆうさんが来てます」とのメールをいただいたので、ご一緒させていただきました。
釣先生・あさくら先生と楽しい会話が弾み、気がつけば終電ギリギリという時間になっていました。
慌てて四ツ谷駅に向かい、なんとか終電に乗ることができました。

近況報告その3

会津藩士の墓碑研究家である大佗坊さまとそのお仲間の集いに、探墓巡礼顕彰会のカトケンさんとクロサカさんと一緒に参加してきました。
大佗坊さまをはじめ、いつもお世話になっている光夢さんと竹さん、初対面の生島さんとどどんぱさんがいらっしゃいました。
全員墓マニアですが、明るくてユニークな方ばかりで楽しい時間を過ごさせていただきました。



掃苔屋の鉄則と近況報告

2011年11月17日 | 掃苔録

先日、青山霊園立山墓地と長谷寺と瑞泉山墓地をはしごした際のことです。
瑞泉山墓地を歩いていて、石澤謹吾の墓と出会いました。
石澤謹吾は飯田藩家老で維新後は警視庁に出仕した人物で、宮城集治監初代典獄・樺戸集治監四代典獄として知られています。
石澤謹吾の墓は『幕末維新人名事典』や『三百藩家臣人名事典』によると、飯田市江戸町正永寺にあると書かれていますが、今年五月に実際に訪れてみたところ、石澤家遠祖の墓しかありませんでした。
お寺の方にもお聞きしましたが、明治以降の墓については正永寺には存在しないとのことでした。
瑞泉山墓地に石澤謹吾の墓があるということは、もちろん知りませんでした。
ただなんとなく、「前にも来たことのある墓地だけれども、なにか出会いがあるかもしれない」と思って訪れたまでのことです。
足で歩いて探すことは大切だと、改めて思いました。
実は長谷寺の墓地では、私にとって石澤謹吾の墓以上の出会いがあったのですが、こちらはまだ確証がとれていないので発表は後日としたいと思います。

以下、近況報告です。
柴又に行き、はじめて寅さん記念館に入ってみました。
実際に撮影に使われていた「くるまや」セットの展示や、寅さんの啖呵売を展示するコーナーや、舞台となった全国各地を紹介するコーナーなどがあり、予想していた以上に面白かったです。
丹南藩主高木正坦の実兄である五島盛貫の掃苔のために訪れた長崎県の福江島が、二度も舞台になっていたことを知り、驚きました。
浅草名画座では、今でも「男はつらいよ」を頻繁に上映しています。
一度は劇場で見てみたいと思いました。

二の酉に行きました。
おし田の田舎まんじゅうをかじりながら散策し、今回はさつまスティック、鶏皮焼、大阪焼きをいただきました。
毎年楽しみにしている干し海老屋とソーセージ屋は、やはり二の酉にも出店しておらず、それだけはがっかりでした。
一の酉より少し混んでいたように感じましたが、夜店の数が例年より若干少ないように感じました。
今年は三の酉まであります。
三の酉は土曜日なので賑わうことでしょう。


※写真は長谷寺から瑞泉山墓地への移動途中で見かけた猫




第27回史遊会に参加しました

2011年11月13日 | イベント
11月12日(土)、第27回史遊会に参加しました。

前回の第26回史遊会では、釣洋一先生と釣春音さんと金子さんと私で、青山霊園巡墓会の講師をつとめさせていただきました。
今回のテーマは「江戸歴史散歩 忠臣蔵・討入り編」で、講師は伊東成郎先生です。
伊東先生には四年ほど前に丹南藩について大変親切にご教授いただいたことがあります。私のことを掃苔屋だと覚えていてくださり、嬉しく思いました。
歩くコースは、三越前→オランダ人宿・長崎屋跡→大石内蔵助潜屋居・小山屋跡→伝馬町牢屋敷跡→堀部安兵衛邸(矢の倉跡)→両国橋→大高源五句碑→本所松坂町碑→吉良上野介邸跡(外周をたどる)→回向院→両国駅です。
天気にもめぐまれ、絶好の史跡巡り日和でした。
3時間に渡って歩き続けましたが、伊東先生のエピソードと笑いを交えつつの解説は参考になり、退屈する間もありませんでした。配布されたレジメも充実の内容でした。
歩き続けている間、前回の青山霊園巡墓会に参加した方々が何人も声をかけてくださいました。前回の巡墓会を「楽しかった」とおっしゃっていただけ、嬉しかったです。

日本橋から両国まで飲まず食わずで歩き続けたため、ツアーの後に開催された懇親会でのビールがとてもうまかったです。
著作を拝見したことのある方が何人もいらっしゃったので、ご挨拶をさせていただきました。

11月27日(日)開催の谷中霊園巡墓会のチラシを配り宣伝をさせていただきましたが、数人の方から参加のお約束をいただけました。
ご期待を裏切ることのないよう、がんばります。