幕末掃苔屋 公式ブログ

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未知の川路大警視写真

2011年04月13日 | 川路利良

古写真研究第一人者で「幕末酒場・新選組屯所」常連である森重和雄さんより、「ネットオークションに川路利良の名刺版写真が出品されていた」との連絡をいただきました。
川路の写真というと、
1・制服で上半身
2・背広で上半身
3・背広で全身(椅子に座っている)
4・背広で全身(椅子に座って足を組んでいる)
5・背広で集合写真
の5点が知られています。
しかしこの度森重さんが教えてくれた写真は、その5点とはまったく異なるものでした。

写真には、椅子に腰かけている3人の男性が写っています。
左側に写っているのは吉田好三という人だそうです。
真ん中に写っているのは誰だかわかりませんが、外人のように見えます。
右側に写っているのが川路大警視とのことですが、画像が荒れていてよく見えません。
川路大警視は身長が180センチあったと言われていますが、他の二人と比べて大柄には見えません。しかしうっすらと見える顔の輪郭は、確かに川路に似ている気がします。

残念ながらオークションはすでに終了しているということで、この写真を手にいれることはできませんでした。
しかし川路大警視と言われる未知の写真が出てきたことに、私はとても興奮しました。
これからも未知の川路大警視写真が出てくるかもしれません。
ちょくちょくオークションをチェックしたいと思います 。
森重さま、どうもありがとうございました。

※画像は桝田道也先生作の川路大警視