撮影無事終了
ラストカットは血だらけ(笑)
井上昭監督と抱き合う。
『鬼平外伝 夜兎の角右衛門」の撮影がオールアップした。
毎日早朝から夜までの撮影で出ずっぱり。
どのシーンも角右衛門にとっては深く重い内容。
こんなにハードだったのは久しぶりである。
日本の時代劇らしい味わいとリアルさを追求し、人間の情念を深く描いていく井上監督。
もうじき82歳になろうという監督が、現場では一番元気である。
深くて柔軟で、温かくて厳しい。
芯の通った素敵なこだわりを持っている。
ジャズが大好きで、MINIが大好き。
こんなに感覚が合う監督はなかなかいない。
私は井上昭監督が大好きである。
今回もワンシーンワンカットの長回しを多用し、自然な感情の流れを大切にした。
そして京都の温かいスタッフの素晴らしい集中力。
力量と存在感にあふれた素敵なキャスト。
主役を演じる役者としての幸せをひしひしと感じる充実の毎日であった。
仕上がりがもの凄く待ち遠しい。
井上監督
可能な限り、私と何本も一緒に撮ってください。