「生活不活発病」という聞きなれない病気が東日本大震災の被災地の避難所の間で問題となっている。国の中央防災会議の専門委員が被災地の避難所4か所で調べたところ、65歳の高齢者約100人のうち6割に、この症状が出ていたとのことだ。高齢者は、被災前、介護保護の要介護認定を受けていた人たちではない。健康な方々である。
「生活不活発病」とは「廃用症候群」とも言うそうで、被災地の狭い避難所などで高齢者が身体を動かす機会が少なくなり、ごろごろしていると起こる症状だそうだ。重くなると、心肺機能が低下し、鬱病を併発することもあるという。これを防止するため、避難所では出来るだけ高齢者に対して散歩したり、運動を勧めているが、避難所ではその設備もかぎられている。
馬齢をかさねると、被災者ではなくても後期高齢者は「生活不活発病」に陥りやすくなる。僕も昨年、2回にわたる膀胱ガンの入院手術いらい、めっきり体力に自信がなくなった。それに膝の痛みも加わって、毎朝続けてきたラジオ体操も中止した。このためか外出の回数も減ってしまった。
被災地の「生活不活発病」の話を聞いて僕も気がついていなかったがいつかこの症状になっていた。そういえば、僕の周囲の長寿の先輩たちは、昼間電話しても家にいたことがない。何か用を見つけて外出している。たしかに膝が痛むと、歩くのが億劫になる。しかし、これを堪えても歩くほうがよいようである。被災地の避難所に比べれば、はるかに良い環境にいるのだから、頑張ることにしよう。
「生活不活発病」とは「廃用症候群」とも言うそうで、被災地の狭い避難所などで高齢者が身体を動かす機会が少なくなり、ごろごろしていると起こる症状だそうだ。重くなると、心肺機能が低下し、鬱病を併発することもあるという。これを防止するため、避難所では出来るだけ高齢者に対して散歩したり、運動を勧めているが、避難所ではその設備もかぎられている。
馬齢をかさねると、被災者ではなくても後期高齢者は「生活不活発病」に陥りやすくなる。僕も昨年、2回にわたる膀胱ガンの入院手術いらい、めっきり体力に自信がなくなった。それに膝の痛みも加わって、毎朝続けてきたラジオ体操も中止した。このためか外出の回数も減ってしまった。
被災地の「生活不活発病」の話を聞いて僕も気がついていなかったがいつかこの症状になっていた。そういえば、僕の周囲の長寿の先輩たちは、昼間電話しても家にいたことがない。何か用を見つけて外出している。たしかに膝が痛むと、歩くのが億劫になる。しかし、これを堪えても歩くほうがよいようである。被災地の避難所に比べれば、はるかに良い環境にいるのだから、頑張ることにしよう。