「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        菅政権では”は最大不幸社会”を招く

2011-05-26 07:17:37 | Weblog
どうも菅総理がこのままトップの座にいると、日本に”最大不幸社会”が到来するような予感がしてきた。先日、自民党の谷垣総裁は”菅総理は嘘の上に嘘を固めている”と非難していたが、まったくその通りだ。テレビ中継までされている公開の国会の席上で”東電から事前の原子炉への海水注入通告はなかった”と公言していたのに、実際は前もってFAXで知らせがあったというのだ。

菅総理の言っている事が一事が万事嘘のように僕には見えてきた。大震災から75日経った。”人の噂も75日”というように、75日も経つと噂も消えてなくなる喩だが、被災地の避難所には、75日経っても依然10万人が不便な生活を送っており、瓦礫の撤去も仮設住宅の建設も思うように進んでいばい。菅総理のいう”最少不幸”というのは、こういった一次的な災害からの復興事業ではなかったのではないか。

こんな中で政府は東電福島原発事故に関する「事故検証委員会」を内閣官房に設置する事を決めた。そして委員長に”失敗学のすすめ”の著者の畑村洋太郎・東大名誉教授を起用した。この事を知って、僕はパロデイもきわまれりと思った。原発事故後の政府の対応について成功だったとは誰も思っていない。それよりも”嘘のかたまり”の内閣内で検証しあっても意味がない。

ちょうど1年前の今ごろは、鳩山内閣が普天間問題で迷走を続けたあげく崩壊した。菅内閣は、あの時以上に国民の信頼を失っている。野党も内閣不信任案を提出するといいながら、時はいたずらに経過していっている。下卑た表現をすれば、ケチつき内閣はなにをしてもうまく行くわけはない。