「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             近習平と岡田克也

2010-10-24 07:00:58 | Weblog
先日の中国の五中全会で胡錦涛主席の事実上の後継者に押された近習平氏が早くも精力的にインドネシアなど東南アジア諸国を歴訪してイいる。昨年暮、来日して天皇陛下との表敬訪問をめぐって話題を投げた近習平氏だが、今年の6月にはバングラデシュ、ラオスからオーストラリア、ニュージランドと”お披露目”行脚に忙しい。

日本の新聞にはほとんど報道されていないが、尖閣諸島の"領土問題”で日本に圧力をかけてきた直後の東南アジア訪問である。インドネシアにも中国との間に南沙列島をめぐって"領土問題”が存在している。両国間でどんんな話会いが持たれたのであろうか。

近習平の活発な動きに比べて同じ1953年(昭和28年)生まれの民主党のかってはプリンスと呼ばれた岡田克也幹事長は、このところ何をやっているのか影はうすい。前幹事長の小沢一郎氏は、昨年、当時の鳩山由起夫総理(代表)を押しのけて100数十名もの郎党を引き連れて北京詣でをしたのとは対照的だ。

今、開催中の国会は、その小沢氏の相変わらずの"政治とカネ”をめぐる小沢氏の国会喚問でニッチもサッチも行かなくなっている。菅総理も決断力がないが、岡田幹事長もそうである。一声小沢氏に対して、党から出て行ってくれ、といえばよいのだ。国家の予算が通らなければ、政治は前に進まない。"政治とカネ”の問題でいたずらに時間が空費されている現状打破のためには、岡田氏の決断が必要なのだ。中国でも世代交代が進んでいる。もう小沢氏は過去の政治家である。