「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

    マスコミのおかしな中国抗議集会デモの扱い

2010-10-17 05:28:10 | Weblog
昨日、ある会合に出席したあと、品川行きの都バスで西麻布に通りがかったところ尖閣問題で中国に抗議するデモ隊に遭遇した。プラカードなどから「頑張れ日本全国行動委員会」(田母神俊雄会長)の一悌団で中国大使館に抗議に向かう途中であることを後になって知った。先日、小ブログのchobimameさんのコメントな中で”日本のマスコミは何故日本国内での尖閣をめぐる中国への抗議の動きを伝えないのか”という指摘があった。実は恥ずかしながら、僕は10月2日に代々木公園で「頑張れ日本全国行動委員会」が3000人近くの支持者を集めて集会を開催したのを知らなかった。マスコミが報じないから、おそらくこれは僕だけではなかったのではないか。

昨夕帰宅してテレビをつけたら、中国の成都、成安などで大規模な反日デモが起こり、一部は暴徒化して日本の進出企業のスーパーなどの窓ガラスなど壊したと報じ、これは東京での中国大使館への抗議デモに呼応したものだという。日本のマスコミは報道しなかったが「頑張れ日本」が主催した反中国集会などは中国では一部始終伝えられ、ネットでも流されていたようである。

今朝(17日)の産経新聞を見たら一面の中ほどに大きく中国での反日デモの写真を掲げ、その従のような形で”日本の領土を守ろう”2800人行進と「頑張れ日本」などの中国大使館への抗議集会の模様を報じていた。あまり事を刺激しては、いけないという編集方針なのであろう。それはよく理解できるが、それでは何故10月2日の代々木集会の模様を完全ネグレクトしたのか。今はネット時代である。マスコミが無視してもニュースが流れてくる。下手に意識して”報道管制”をしけば、かえって事態がおかしくなる。