ビター☆チョコ

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校則

2006-11-06 | 日々のこと

私はショートカットにしてるので、1ヶ月以内に必ず美容院に行く。
ここに引っ越してきてから浮気もせずにずっと同じお店に通い続けている。
毎年3月になると新人の美容師さんが入ってくる。
お店の方針で女の子ばかり。
もう10年近く通い続けているうちに、その新人さんたちの年齢が娘の年齢とだんだん近くなってきた。

昨日は、その今年の新人さんが娘と同じ高校の1年先輩に当たることが分かって話が弾んだ。
担任の先生の話や、部活の話。
そして一番盛り上がったのが、校則の話だ。

娘が通った高校はかなり校則が厳しい。
高校生になったら自由になれる。と思って入学した新入生は自分の考えが甘かったことを思い知る。
美容師さんになったTちゃんも、校則の厳しさにキレそうになったそうだ。
そして反抗した。
ピアスをしてお化粧してみたり、スカートを短くしたり、今では見かけなくなったルーズソックスをはいてみたり。
そのたびに親が呼ばれ、先生に怒られ、でも部活が好きだから学校には通い続けたのだそうだ。
戦った3年間。だったそうだ。

なんとか卒業して、これもまた厳しいという噂の美容学校に入学した。
「全然厳しくなんかないですよ~高校に比べたら楽勝です。就職してからも友達は勤め先のことで文句タラタラですけど、話聞いてみると別にどうってことないんですよ。」

そんな話を聞くと余程ひどい高校みたいじゃないの。
親としてはその校則の厳しさが好ましいんだけどなぁ。
厳しいっていう評判の校則だって、
若くてぴちぴちした肌にお化粧は必要ないし、
見ているほうが目のやり場に困るような短いスカートやずるずるのズボン。
どう見ても素敵とは言えないじゃないの。
親にしてみればごくあたり前のことだ。と思ったり。。。

あんなに意地になってピアスをしたりしてたのに、高校を卒業してからは別にどうでもよくなったそうだ。
先生ともめてまでする必要もなかったんじゃないか。
いったい自分が何に向かって意地になってたのか。反抗してたのか。
「今となっては、子供だったんだなぁ~って思います。」とはTちゃんの感想だ。

後になって気がつくことって多い。
スカートの丈ぐらいどうでも良さそうなものだけど、大切なのはスカートの丈じゃなくて、決められたルールを守る。ということだったんじゃないのか。
学生じゃなくなって働き始めた時に、やっとその「ルールを守る」大切さが身に沁みたそうだ。

娘と年の変わらないお嬢さんが社会に出て、短い期間でどんどん大人になっていく。
そんな姿を見るのが最近楽しみな私です。