ジャズ界の巨匠ピアニストといってよいケニー・バロン(1943年6月9日生まれ)のライブが高崎芸術劇場で開催されたので、聴きに行きました。2023年9月8日の公演を聴いた(その記事)ので、今回2回目です。
チラシ表
(ケニー・バロンの略歴)
ジャズ・ピア二ストのケニー・バロンは、1943年、⽶フィラデルフィアに⽣まれ、19歳でNYに進出。ロン・カーター、スタン・ゲッツ、ディジー・ガレスピーらと共演し、発表した⾃⼰名義のアルバム多数。グラミー賞には14度ノミネート。詳しくは、最下段掲載のチラシ裏をご覧ください。
(出 演)
ケニー・バロン(p) (Kenny Barron)
北川 潔(b) (Kiyoshi Kitagawa)
ジョナサン・ブレイク(ds) (Johnathan Blake)
(演奏曲目)
1 Shuffle Boil (Thelonious Monk)
2 Lullabye (Kenny Barron)
3 Up jumped Spring (Freddie Hubbard)
4 Time Was (Miguel Prado)
5 Tragic Magic (Kenny Barron)
6 D・エリントン、B・ストレイホーンの曲のメドレー(Barronのソロピアノ)
「Melancholia」、「A Flower Is A Lovesome Thing」などのメドレー。
7 New York Attitude (Kenny Barron)
8 Calypso (kenny Barron)
9 Cook's Bay (Kenny Barron) (アンコール曲)
ケニー・バロンの自作が5曲に、有名ジャズ・オリジナルなど全9曲(1曲はソロピアノメドレー)でした。
(感想など)
ケニー・バロン・トリオのライブは、今回2回目でしたが、また観れると思っていなかったので、バロンの元気な姿に感激。休憩なしの2時間のステージで、曲名を告げるだけで、次々とプレイしていました。曲目は、バロンのオリジナルが中心でしたが、「New York Attitude」や「Calypso」あたりは有名曲の仲間入りをしています。
モンク作「 Shuffle Boil」からスタート。最初からよくスイングし、ジョナサン・ブレイクのドラムスとの交換もスリリング。「Lullabye」は、愛らしい曲で、ブレイク(ds)のブラシプレイも光り、アップテンポの「Time Was」では、北川潔のベース・ランニングが、まさに剛腕ですごくて興奮。
エリントン・メドレーは、バラードで、しっとりとしたバロン(p)のソロピアノが楽しめ、「New York Attitude 」や「 Calypso」では、バロン(p)の小気味よいソロとともに、ブレイク(ds)の多彩なドラミングが華やかでした。満ち足りた気分で帰りの新幹線に乗り込みました。
チラシ裏
(ケニー・バロンのプロフィール)
【ケニー・バロン・ホームページ】
(参考)CDからですが、「New York Attitude」が聴けます。