上田市の「サントミューゼ」と長野市の「長野市芸術館」が協力して作っているKnotという無料情報誌があります。両ホールの音楽会の紹介が主な内容ですが、アーティストが街を歩き飲食店などを紹介する「Chottそこまで」というページが面白く、出ていたケーキ店「La patisserie VINGT-SEPT」に行ってきました。ほんのり甘さもある歌声を。
CHRIS CONNOR (クリス・コナー)
WITCHCRAFT (ATLANTIC 1959年録音)
クリス・コナー(vo, 1927~2007年)のベツレヘムやアトランティックレーベルに録音したアルバムは、いづれもジャズヴォーカルというに相応しいもので、多くが愛聴盤となっています。伴奏は、小編成のコンボからビックバンドまでありますが、これはビッグバンドが伴奏したもの。
編曲と指揮は、リチャード・ウェスが担当しています。クリス・コナーは、1949年にニューヨークへ出て、クロード・ソーンヒル楽団、ジェリー・ウォルド楽団で歌い、52年から53年まではスタン・ケントン楽団で歌っているので、ビッグバンド伴奏による歌唱も余裕が感じられます。
曲は次のとおり。スタンダード曲集です。
1 Witchcraft (Cy Coleman / Carolyn Leigh)
2 I'll Never Be Free (Bennie Benjamin / George David Weiss)
3 The Lady Sings The Blues (William Engvick / Alec Wilder)
4 Come Rain or Come Shine (Harold Arlen / Johnny Mercer)
5 When Sunny Gets Blue (Marvin Fischer / Jack Segal)
6 How Little We Know (Carolyn Leigh / Philip Springer)
7 I Hear The Music Now (Sammy Fain / Jerry Seelen / Ambroise Thomas)
8 Baltimore Oriole (Hoagy Carmichael / Paul Francis Webster)
9 Just in Time (Betty Comden / Adolph Green / Jule Styne)
10 Like A Woman (Frank Loesser)
11 Skyscraper Blues (Gordon Jenkins / Tom Adair)
12 You Don't Know What Love is (Gene DePaul / Don Raye)
リチャード・ウェスのビックバンド編曲がサックスセクションなどの低音も効かせ、クリス・コナー(vo)のややハスキーでウォームな声質とあいまって、カラフルでブルージーな名曲集となりました。特にちょっとひきずるようなクリスのフレージングが聴きもので、「The Lady Sings the Blues」、「How Littl We Know」、「Skyscraper Blues」といった遅めのテンポのものが素晴らしい。大スタンダード曲の「Come Rain or Come Shine」や「I Hear The Music Now」が収録されているのも嬉しい。
【上田市サントミューゼと長野市芸術館のPR誌 Knot】
表紙。地域のシンボルである、上田城(左側)と松代城(右側)の写真が掲載されています。
サントミューゼと長野市芸術館のホールの紹介ページ。両ホールの催し物案内のページがあります。
出演アーティストに街歩きをしてもらって、作ったページ「Chott そこまで」。こちらは、大萩康司さん(ギター)が上田市内を紹介したもの。
塚越慎子さん(マリンバ)が、長野市内を歩いたもの。
ここで紹介されていたケーキ店「La patisserie VINGT-SEPT」へ行ってみました。
【La patisserie VINGT-SEPT(パティスリー・ヴァンセット)】
住所:長野市鶴賀南千歳876-16 平和ポエム街E号テンポ1F
電話:026-477-2749
ホームページ:facebook.com/patisserie27 (facebookです。)
長野駅に近い「しまんりょ小路」です。
お店外観。太陽を遮るために遮光カーテンを。下ろしています
ケーキのショーケース。
迷いましたが、オランジェリーを購入。珈琲とともに2階のイートインコーナーでいただきます。
2階のイートインコーナー。厨房は本格的で、珈琲はこちらで出しています。
壁に沿ってカウンターが作られています。後から2組の方が入ってきました。
ケーキのオランジェリーとブレンドコーヒー。
オレンジの酸味と生チョコレートがまじり、甘酸っぱい美味しさでした。職場から近いので、ランチの後に寄るのにもよさそうです。