この3月にオープンしたむさしの森珈琲長野若里店は、新型コロナウィルス対策で営業自粛はあったものの順調な営業を続けているようです。先日、モーニングタイムに入ったところ、結構お客様が入っていました。パンケーキとアメリカン珈琲をいただきましたが、パンケーキは口溶けも良く甘党には嬉しい品物でした。モーニンで想い出した作品。
GRANT GREEN (グラント・グリーン)
SUNDAY MORNIN' (BLUE NOTE 1961年録音)
グラント・グリーン(g, 1935~79年)のブルーノートレーベルの諸作品は、全体にブルージーで曲も親しみやすいものが多いので、今も時々取り出します。このアルバムもよく知られたものですが、グリーンが初めてオルガンに代わってピアノをいれて録音したリーダー作。
メンバーは、グラント・グリーン(g)、ケニー・ドリュー(p)、ベン・タッカー(b)、ベン・ディクソン(ds)。ピアノのケニー・ドリューは、弾きすぎず洗練した伴奏ぶりなので、この起用は成功しています。ベン・タッカーのベースは、大きなスピーカーで音量大きめで聴きたいところ。
曲は次のとおり。
1 Freedom March (Grant Green)
2 Sunday Mornin' (Grant Green)
3 Exdous (Emest Gold)
4 God Bless The Child (A. L. Herzog, Billie Holiday)
5 Come Sunrise (Grant Green)
6 So What (Miles Davis)
グラント・グリーンの自作が3曲と有名曲が3曲です。3は映画「栄光への脱出」の主題歌、マイルス・デイビス作の6はモード曲の代表です。
ゴスペル、ソウルフル調の演奏が多いグラント・グリーン(g)ですが、ここではハードバップ寄りの内容です。表題曲の「Sunday Mornin'」は、調子のよい明るい曲想で日曜日のお祈りの雰囲気がでていて、グリーンに続くドリュー(p)のソロも力強くスイングしています。アップテンポの「Come Sunrise」ではベン・タッカー(b)の力強いランニングベースに乗ったグリーン、ドリューのソロが圧巻で興奮させられます。マイルスの「So What」では、グリーンはシングルノートを中心としたコード系のソロをとっています。
安曇野市の自宅でアルバムを聴いているところ。
ディスコグラフィーを飾ってみました。左から、ダスコ・ゴイコヴィッチ、リヴァーサイドレーベル、デクスター・ゴードンのもの。
壁に掛けてあるジャケット。Rosemary Squires「Everything Coming Up Rosy」。日本盤です。
【むさしの森珈琲 長野若里店】
住所:長野県長野市若里6丁目1-1
電話:026-229-7151
ホームページ:store-info.skylark.co.jp/mmcoffee
外観
座った席です。
モーニングのメニューのパンケーキのページ。普通のトーストのモーニングもあります。
パンケーキとアメリカン珈琲を注文。パンケーキには蜂蜜がついてきます。
『一口食べたら淡雪の様にすっと消えてしまうむさしの森珈琲でしか食べられない「ふわっとろパンケーキ」』だそうです。メレンゲを立てて生地を合わせ、焼き上げるそうです。
蜂蜜をかけたところ。なかなか凝ったパンケーキで、フワフワとろとろといった感じでしょうか。カロリー高そうですが、すっと食べられます。