今年で91歳になったおばあちゃん。縁あって2回目から拝見しています。
アッシーさんを盗み撮り
それは、ジャーナルスケッチで、市内の「元気な高齢者紹介」という企画で、たまたま公民館で若い人たちに混ざってボランティアをしていたおばあちゃんを取材・紹介してから、この展覧会の度に拝見している。その時は2回目の展覧会だったと思う。
確か62歳で脳梗塞を患い、半身不随になりながら、重いカメラで取材活動。息子さんや同じ写真ークルの20歳も若いアッシーさんに助けられ、ますます不自由になった足を引きずりながら動物とニラメッコ。鋭い視線の写真を撮っている。じっとしていない動物でもじっくり構え、構図が決まっている。また、写真につけられたタイトルも良い。
息子さんのブログより借用
この書は、あえて不自由な左手で挑戦。毎回自分の心境を書いている。
大学ノート2冊には「うさぎのたわごと」といって、日々、思っていること、思い出など書き溜めたものも展示している。
その中に「好奇心と目標だけは生涯持ち続けようと決めている」と強い気力が書かれている。
また、何気なく歩いている人に聞いてみたいことがある「今まで歩ける足に感謝したことがありますか?」と。
「マヒして、歩るける有難さを思い知らされた」と。
健常だったらどんな人生だったろうかと思わさせる。
来客の芳名帳から、歴代市長、市議、大阪、北海道などからもおばあちゃんの交友関係にも驚きである。
10日間ほど、10時から19時まで、詰めているのに、喫茶店の食事だけでは飽きてしまうというので、リクエストに応じて梅干しのおにぎりに少々のおかずを持参したが、大阪からの若い親子も一緒召し上がってくれた。
:タイトルを入力すると作品を見ることができます。: