お世話になったDVD学びの友S・Nさんが1月1日に傘寿を迎えるというので、以前からお祝いには「色紙」を
贈りたいと考えていた。
画材は、Nさんにピッタリの花言葉(恵まれた才能・祝福・冨・利益・財産・素質の高さ)を持つ「千両」にした。
ヘタでも、心を込めて。
元日に配達では 郵便屋さんも大変だろうと二人の都合があった昨日持参した。
Nさんは、受け取ると同時に「ありがとう! こんなに長生きするとは思わなかったわ!」とウルウルと始まった。
Nさんとは40年ほど前に顔見知りとなり、その後公民館の音楽祭で杖をついたNさんに偶然出会い、
「こんな体になっちゃったわ」と聞かされ驚いた。
仕事中(58歳)に倒れたあと、懸命のリハビリ(5年ほど)で、ようやく外に出る気になてきたようだった。
その後、通所施設でリハビリ方、自由時間にワープロからパソコンを覚え、昔の友だちとメール交換をしているうちに
DVDスライドショー作成を学ぶことになったという。
ある時ハワイの水着姿のDVDがポストに入っていて目からウロコとなり、仲間に入れていただくことになった。
こうして、1ケ月に1回、Nさん宅にその旧友の講師を迎えて切磋琢磨し、作品作りに励んだ。
左手でマウスを動かし、ブツブツ言いながらも不自由な右手でメモをとる姿は、病気であることを忘れさせられるほど前向きだった。
最近、終活に入っていると言って「パソコン教室10年史」なる1年ぶりのDVDが届いた。
私が仲間に入る前の様子から、皆さんから届いたDVDを並べ、交流の様子がうかがえたが、それなりの気遣いもあったことと思う。
今まで頑張ってきた自分へのご褒美と言って、12月初めからリフォームされたというマンションのご自宅は
トイレ、壁紙、床板、ふすま、カーテンまでもセンス良く変わっていた。
用意されていたクリスマスケーキをおいしくいただいた。
:::Nさんから夜になってメール届いた。:::
今日は傘寿祝いの色紙を有難う御座いました。
何よりも心のこもった「文と絵」嬉しくてウルウルしました。
この年を迎える事が出来るとは自分でも不思議な位です。
その上、晩年になって出会った人々との交流が大病を乗り越えた
神様からのご褒美?と思っています。
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