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"ヘドバン棒"レプリカ製作記《準備編》

2016-10-03 23:57:27 | BABYMETAL
BABYMETAL東京ドーム公演の衝撃が強過ぎて。

『ヘドバンギャー』で使われるデコレーションされたマイクスタンドの棒部分を作りたい衝動に襲われました。
早速、ブルーレイの高画質動画をひたすら凝視し何がどうなっているのかを解析していきます。

《構造・サイズ解析=予想》
Su-さんの身長からして、およそ半分程度の長さ=800mm程度?
デコレーションされても、棒自体の太さはそれほど太くは無さそう=30mm程?
重さもそれほどでは無さそう。
デコレーションは、角錐のスタッズと、ラインストーンの組み合わせである事。

スタッズなりラインストーンを、全くのゼロから作るのは現実的ではないので。
当然ながらこれらは既製のパーツであろうと想定、既存の材料側からサイズ等を推測する事に。
規則的に配列されている事から、スタッズの辺長とはストーンの直径は同じである。
パターンは螺旋を描くようにして循環配置している。

アップのシーンから、大まかにスタッズとストーンの配置を読み取ってみる。

丸がストーン、四角がスタッズ。
色は、ストーンが赤とクリアーの2色、スタッズが黒とシルバーの2色?(=第一予測)

後に、色々とシーンをコマ送りで見て。
スタッズにはゴールドも入ってる事を確認。

※これも左上1ヶ所間違えているが、このような9×9の循環パターンである。

平行して探す材料としてのサイズでは、おおよその見た目感から10mmほどと想定して、スタッズとストーンそれぞれ入手先を発見。
この10mmサイズのデコ材料9列分は、直径どれくらいで綺麗に循環し収まるサイズを計算。
すると、計算上でも心棒の直径は30mmを超えてくる。
これではデコレーションすると40mmに近づき、マイクのサイズ感からしても合わない。

・・・再計算&パーツ再捜索。

デコ材料のスタッズ類の再捜索にて、8mmサイズも発見。
この8mmで再計算すると心棒の直径は22mm程度に収まる。
サイズ感は良さそうなんだが、動画からだけではいまいち決め手に欠ける。

《サイズ特定へ、比較材料入手》
そこで、一緒に映り込んでいるマイクを元にサイズを特定する事とした。
しかしながら、ワイヤレスマイク本体を簡単に買うには至れない。
なんせ、あれは業務用で免許の要るヤツだから・・・。
仮に買えたとしても、送信機側で10万近いはずである。
しかし、個人で買える範囲で言えば、このマイクホルダーだけなら買える。

使ってるマイクはシュアー製、ライブ会場でもシュアーのロゴ入りのアンテナ見てるので間違いない。
映像見ていて、ホルダーにもシュアーのロゴを確認。

マイクホルダーはワイヤレス用で、型番判明して早速購入。
このホルダーを実測して、スタッズ類は8mm、心棒のサイズもおそらく22mmで間違い無さそう。

ここが決まれば、全長の算出。

循環パターンの出現回数から、割り出しておおよそではあるが10回分=800mmほどと算出。
10回キッチリとしてみると、もうあとほんの少しだけ長そうとし、808mm=一列での101個分。
そこから隙間分の少々の加算で、810mmとしてみる事とした。

《材料および構造の特定》
マイクホルダーにはメスのネジが切ってあり、ホルダーの直下にはうっすらと変換ネジが見受けられる。
変換ネジの形状から、シュアーネジよりも細いネジへの変換。
これでおおよそ、隠れているネジのピッチサイズは特定したと言っても良い。

と言うのも。
マイクスタンド関連に使われるネジピッチで、多数派となるAKGと言う呼称のネジピッチがあり、w3/8のインチネジがほぼ同等品。
これ、カメラ用でもカメラネジ(大)などとも呼ばれ、また建築資材でも使われるサイズである。
心棒にこのw3/8のボルトが突き出た形状に出来れば、マイクホルダー+変換ネジの部分とで結合が出来る。

ここからは、どのようにボルトを突き出す構造を作るか、と言う構造解析へ。
映像も再チェックしていると、棒とマイクホルダーに間にナットが入ってる。

w3/8のボルト形状の反対側をどう考えるのか。
加工工数が多くて良ければ、22mmの丸棒からネジピッチを削り出してしまえば良いであろう。
しかし、アルミであれ無垢の金属棒では実際問題として重量が嵩む。
軽量に仕上がる点で木材では?と目先を変えてみて、ホームセンターを探してみるが、22mm径の棒が無い。
何かを巻き付けて太らせる事を考え、22mmの近似で細い20mmを試しに買ってみた。
また、棒にボルトが突き出た物として、コタツの足を思い出し。
その材料を探すと、スタッドボルトにw3/8があった。
丸棒+スタッドボルトかもしれないと、合わせて試しに購入してみた。
このスタッドボルトを打ち込むには、ダブルナットにして素材に締め込んで挿入していく、よって首下長は最低ナット2個分まで露出する。
マイクホルダー側はそれほど懐が深くないので、ナット1個は残して首下長を調整している名目だとすると、変換ネジの下にナットが残っている部分に合点はいく。



施工に難題か。
スタッドボルトを打つにしても、仮に22mmの直径の棒に下穴で10mmほどを空けると残る外壁は6mmほどしかない。
これでスタッドを打って心棒が割れずにボルトが立ち、ある程度振り回したりできる強度が得られるとは思えないと思う。

やはり木材ではなければ、金属材料か?
22mmのアルミパイプは、ネットでは見つかった。
スタッドボルトの下穴径に合致する物も見つかった。
しかしおおよその全長(800mm)で計算すると、結局は重量が嵩む事が発覚。
当たり前だが肉厚を薄くすれば、重量は減る。
減れば減ったで、下穴径が広がりスタッドは打てず、振り回した際の強度が落ちるだろう。

正直、この辺の材料選定でグルグルと迷宮入りしそうだった。

《材料選定、やり直し》
重量的に22mmで、パイプ構造のもので、総当たり的に検索。
ヒットしてきたのは、水道管の塩ビパイプ類。
水道管ならば、ある程度の強度がなければ困るもの。
設備配管を調べまくると、電気配管にも22mmのものがある。
プラ的な材料であれば加工性も悪くないはず。

合わせて映像を今一度見直し、ストーンの下に透けて見える芯棒の色はシルバー(=アルミ)でもグレー(=塩ビ)でも黒でも無い。
白、もしくはクリーム色っぽいと推測。

クリーム色ならば、電気配管用の「VE管」がある!
22mmの外径に16mmの内径、スタッドボルトには内径が広すぎる。
この内径に、どうやったらw3/8のボルトを立てられるのだろうか。

16mmほどの内径に上手く固定出来る構造のもので、バイク用のバーエンドがある。
ボルトとナットの間にゴム状のものが挟まっていて、締める事でゴムが外側に膨れて内径に引っかかって固定される。
これを思い出して、アンカーナット(≒アンカーボルト)へとたどり着く。
w3/8は住宅の設備でも使われる事から、アンカーに該当品番がある。
そして、このアンカーの下穴径は、16.5mm。
16mmのパイプ内径にちょうど良く収まりそうである。

マイクホルダー側は、アンカーナットに全ネジを組み合わせて立てて、全ネジの固定にはナットが1個必要。
変換ネジ以下の構造は、ほぼこれで再現が出来そう。

そして、反対側のパイプのエンド処理は、そのままバイク用のバーエンドを使用する事にした。

パイプのサイズ特定に始まり、アンカーと推測し、反対側はそのままバイク用バーエンド。

ベースとなる部分の材料は近所のホームセンターで揃った。


バーエンドは当たり前だが、ばっちり。


アンカーは、そのままではつば部分が邪魔をして入りきらない。

つば部分を削り落とし。

仮組みしてみた。

マイクは1000円ほどのコピー品だが入手してみた、ウインドスクリーンのサイズは同等なので感じをみるにはちょうど良い。
全長も予想通り800mm程度で悪くなさそう。

続きは、スタッズ類の貼り付け行程を経て、完成となるのでしょうか。