Office のウイザードは、リボンと持ちつもたれつの関係にあるようです。
たとえば、Excel でセルの色を変えたいときは、そのセルで
右クリック⇒「セルの書式設定」⇒「塗りつぶし」
で選べばよいのですが、リボンをお使いなさいとなれば、
そのセルを選択しておいてから
「ホーム」タブで「セル」のグループを探し「書式」⇒「セルの書式設定」⇒「塗りつぶし」
と3段階の回り道をすることになります。
リボンさんとのお付き合いでさえ回り道なのに、これに関数がからんでくると、ウイザードが現れて、ああしなさいこうしなさいの手間がまた増えます。
例を引いて書き連ねるのもめんどうなのでやめておきますが、関数の内容を自分で読んで確かめることには意識を持たせないようになっています。
こうなると、手間をかけた割には、何をしたのかを理解する機会は素通りということになります。
なるべく手がかかるようにすることは、労働力過多の社会の救済には役立つにしても、考えることをさせずに手をかけさせるというのは、言うことだけきかせておけばよいという愚民政策と同類でしょう。
迷路の道しるべのようなこういうシステムは、ドラマに出てくる身代金運びに似た、あちこち走りまわらされるあの醜態の操り方と共通の何かがありそうです。
皆さんはどうお思いでしょうか。
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