cdコマンドとそのオプションの記事に、何度かコメントをいただきました。
そこでふと気づいたことがあります。
プログラムの書き方も、文章の書き方とどこか共通点があって、書く人の性格、書かれるものの種類、はやりすたり、そんなことで形も変わり、流儀が現れるということです。
>cd /d c:\Program Files
と1行に書くのと、
>c:
>cd \Program Files
と2行に分けるのは、同じ働きをしても、1行書きは d/ の分だけ冗長になっているという説がありました。
この書き加えを冗長とみるかどうか、そこに流儀の芯がありそうです。
□ /d を使うためには、そういうオプションがあることを記憶しておくことが必要です。
必要なときにその記憶を繰り出せば、上の例のプログラムは1行で済みます。
□ /d を使わなくても、ドライブとディレクトリの変更を1行ずつに受け持たせて、 [Enter] を一度余分に叩けば同じ結果になります。
記憶の繰り出しと、ことを分けるのと、どちらが好きかということになります。
正邪善悪の判定も、軍配も必要はなさそうですが、一つのプログラムで、あるいは関連の深そうなプログラム群では、方法を混ぜないほうがよいでしょう。