うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

Excel の復習【関数のこと:16】~ ルーチンのおさらい:60

2015年08月06日 | 忘れかけていたこと

NOW 関数の返り値はただ一つであると書いてきました。
しかし、よく考えてみると、返り値がただ一つというのは、NOW 関数に限らなかったのです。
ものは言いよう、聞きようで、ただ一つのことも、いろいろな意味に読みとれます。
ここで、ただ一つというのはどうこうなどと考え始めると、劇場から酒場風になってしまったN町のむだなざわつきに似てくるので、やめておきましょう。

NOW 関数の返り値は、表示様式の設定次第で、お好みの形で見られることがわかりましたが、この正体はまだつかんでいません。
正体をつかむと言っても、その値を「数値」で見るだけのことです。
年月日時分秒を、シリアル値と呼んでいる連続の値にしてみると下表のようになります。

ここでは小数を10桁まで出してみました。

このシリアル値の整数部分は、1900年1月1日 を 1 として、それから何日めにあたるかという値になっています。
小数部分が時刻で、0 時 0 分からの経過時間を 24 で割った値です。

この数字をパッと見て、何年何月何日何時何分何秒と読みとれる人は、常人ではありません。
普通の人は、自分の読み取りたい部分だけを、読みたい形で表示されるように設定して読みとります。
この便利な機能こそ、まさに Excel という名にふさわしいものなのでしょう。

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